あかんやつら　春日太一　文藝春秋

2022年1月9日 00:41

今日ご紹介するのは、東映映画ファンなら必読の書です！

京都の観光名所にもなっている京都太秦にある東映京都撮影所の歴史本です。といっても著者の春日太一さんが関係者からくまなく取材して書き上げた本ですから、その臨場感たるやハンパない！

戦後、東横映画から独立した東映。
大看板の山の御大、片岡千恵蔵。北の御大、市川右太衛門。それに月形龍之介。

初代社長は大川博。そしてマキノ光雄に抜擢された中村錦之助。
東大出身の岡田茂社長の黄金期。

時代劇の凋落から任侠路線へ。2大スター、高倉健に鶴田浩二、それに藤純子。

任侠路線の後に続いたのは実録路線。いわずもがなの仁義なき戦いシリーズ。菅原文太兄いに千葉真一、北大路欣也、松方弘樹、渡瀬恒彦、梅宮辰夫。東映以外のスターも勢揃い。巨匠となった深作欣二監督。

80年代に入ると五社英雄監督の鬼龍院花子の生涯が大ヒット。

しかし日本映画界はVシネマとTVにとって変わられ、さしもの東映も。そして京都撮影所も・・・。

そんな楽しい話がてんこ盛りです。

まちライブラリー@梅田茶屋町FUNZにはこのような映画の本もたくさん置いてあります。ぜひ、おいでください。

1月末まではオープン記念でライブラリースペース、レンタルスペース共、無料でご利用できます。

１月14日（金）7:00〜と20:00〜、本ライブラリーで読書会を開催します。

今回は初回なので、フリーテーマ。好きな本について語る会です。

興味のある人は、まちライブラリー@梅田茶屋町FUNZまでお問い合わせくださいね！無料ですから！

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