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人の日記が好きだその3

なので自分も書くのである。 日記とは起こった事実、そこで芽生えた感情、そして考えたこと、起こしたアクション、その結果。を書くものである。 それが短い時間、そう、10分くらい以内が私は好みなのである。 夜半寝ていると 少し息苦しかった 左手を肋骨にのせて 右手をへそにのせる 深く呼吸 気道が炎症を起こしているのか 吸い込みに違和感 細~く長い深呼吸 手の暖かさが胸に伝わり 腹の暖かさが手に伝わる 呼吸を通じ体が一つになる 全身がCMでよく見るオレンジの発光体のよう 細胞

    • 足の指の間を洗う

      銭湯が好きである 花粉が飛ぶ時期 体を洗って風呂に浸かる 心も体もスッキリだ 隣町の伊東には銭湯が多い それも300円〜400円 さらに温泉掛け流し 和田の大湯は最高だ 最近、石鹸を泡立てて 左の足の指と右手 右の足の指と左手 "握手足"して洗うようになった 足の指の根元に 手の指を入れていくと 声が出るほど痛い 痛くてスッキリするのだ 春ですね、元気が出てきます

      • 誰の声で再生されてる?

        神社で神頼みする時 瞑想で祈る時 思いが頭で言葉になる時 誰の声で再生されてる? (ちゃんと人の話を聞けますように) 私は無色透明の誰の声でもない再生が行われる 誰かの声をあてがうことは簡単だ ほら友達の勝部くんの声で再生できた 我思うゆえに、我あり 全てを疑い、なお疑う主体はいるほかないというロジックの証明 けれども今日、"誰の声でもない再生"が 我思うゆえに、我あり だと感じることができた この"誰の声でもない再生"は 私にしかできないし、あなたにしかできない 慈悲

        • ひぃ〜という自分

          懸垂バーを廊下に設置した 2mほどの高さ 通過したら5回懸垂する 品川の居酒屋店長さんに教わったスタイル 本当にやるかなと半信半疑だったが… やっている、意外とやっている 夜中トイレに起きた際も やるんだよね 懸垂すると5回目でひぃ〜という自分がでてくる サウナでも水風呂でもでてくる 難しい本読んでてもでてくる あの、ひぃ〜 これ動物的本能と思う 犬も懸垂5回したらひぃ〜ってなると思うんだ 人がいると人の目を気にしてひぃ〜に勝てるが 人がいないとひぃ〜に負ける 人がい

        人の日記が好きだその3

          黄色いリュック

          東海道線に乗っていた。 横浜で満席。 両隣に人が座った。 ゴトンゴトンと、東京方面に進んでいく。 冬、座席下のヒーターが尊い。 鋭角に膝を、内側に曲げる。 ふくらはぎがぽかぽかする。 太ももはむちむちになる。 まもなく品川。 網棚のリュックを取ろうと立ち上がる。 両隣には青い鞄と赤いリュック。 (なにぃ…してやられた!信号機が完成している!) 両隣のお二人は寝ている。 私はなんとも高揚した気分。 ひとり黄色いリュックを取り。 信号機の色の並びって、左が青だっけかなぁと思

          黄色いリュック

          見えないライン

          私はそう、"自由"と"自分勝手"の違いを考えていたのです。 電車での移動中、スクーターでの移動中。 私は移動中の考え事が好きなのです。 "おまけ"のような時間に自由を感じるのです。 "自由"には制約がいります。 物理法則や生物法則。ルールやマナー。 自由な人が範囲の中で軽やかに踊る姿には憧れます。 "見えないラインがまるで見えているよう" そう、私は多くの方々と話し気づきました。 "ラインが見えない"ことが。 これをすると笑う、これをすると怒る。 多くの人は当たり前に見え

          見えないライン

          なんとなく

          世界で最初の嘘はなんだろう。「だいじょうぶ、死なない。」 みたいな優しい嘘だと思いたいが、 「絶対返すから、ちょっと貸して」 だったとしてもしょうもなくて好きだなと思う。 嘘には真実がいる。でもあんまり真実と言えるものはなさそう。 死ぬ生まれるは真実と思う。 死んだあとどうなるんだろうな。 だいたい逆向きに考えると面白い。逆に。 逆再生する。灰から骨、受肉、意識、棺桶の中の老人。 中年、青年、少年、幼児、赤ちゃん。 たくさんある記憶は少しずつ失われ、 自我や意識は消失し、

          なんとなく

          2023振り返り

          2023を振り返る。外面として大きいのは東京の拠点を引き払って熱海に戻ったこと。内面としては内省に時間をたくさん使ったこと。内面と向き合うことは、嫌で仕方なかった。しかし、数ヶ月やってると、気づきの面白さが増してきて、"妄想に執着した感情の発生"が俯瞰してみて取れるようになった。本当にやってよかった。手厳しい指摘を頂けた、ハンサム氏と松浦氏に感謝である。 ケン・ウィルバーと初期仏教 内省には思い込みや思い込まされではない、思想の土台作りが必要だった。哲学書などを読んだりも

          2023振り返り

          どうしようもなく笑うこと

          むせて、吹き出されると笑う。 なにもないのに、つまづかれると笑う。 そして、大丈夫に決まっているのに。笑いながら私は「大丈夫ですか?」というんだ。 すると言われる「大丈夫です」。物理的には大丈夫なんだけど、メンタル的には大丈夫ではない、大丈夫が返って来る。 「メンタル的にはまだ揺れてる」 「歯がガクガクしている」 そういう返しをしたいと。思いました。

          どうしようもなく笑うこと

          つまようじの容れ物

          振れば一本だけでる魔法の容器。 居酒屋机によくあります。 ところが振っても出てこない。 蓋を回して開けてみれば。 ようじがなんだか詰まってる。 パンパンに詰めたらいけないよ。 先輩方は言ってきた。 そして今はないんだと。 おもっていたら店員さん。 「芋のソーダおかわりしますか?」 「そしたら下さい。あとねつまようじがね、、、」 先輩方に習ってね。 おせっかいのおせっかい。 若者が数本抜いては笑ってる。 振ってもまだまだ出てこない。 それを肴に芋ソーダ。 ここはかぶらや大

          つまようじの容れ物

          10を3で割った後の1は自由

          10を3で割ると1余る。 畑で野菜を作り、家族で食べる分以上は余る。 クラスでペアを作っていると、最後1人余る。 小さい頃、兄と兄の友達と遊んでもらっていた時、 "豆"という役割があった。 鬼ごっこをしていて、鬼にタッチされても鬼にならない。 歳の離れた子も一緒に遊ぶための措置、"豆"。 子供でなくなった今では、少し切なくも、愛情を感じる。 余りはこの"豆"と似ている。 余りを作ることで、全体が調和し、 余りは全体の構成要素ではあるものの、余りなので、自由に振る舞える。

          10を3で割った後の1は自由

          生活の音

          生活の音。一つ一つから意味が想起され、組み合わされ、勝手に人の内情を慮る。幼少期に子供ながらに自衛で培ったオートマチックな無意識の癖が大人になってからも抜けない。家では気が休まらず、回復しない場所となる。人と暮らしていると人が疎ましくなる。これは長年困っていたもので、いよいよ解決しようと決意し、内省した。 音は空気の振動でしかない。音を受け取った内耳から電気信号に変換され大脳へ。一部励起した記憶と連動してパターン認識し、オートで意味が発生する。意味は自身の内面で発生している

          生活の音

          俺は人の日記が読みたい2

          なので自分も日記を書く。 今日はスーパー銭湯に行った。 大変いいところだ。 宮前平源泉 湯けむりの庄だ。 行くのは二回目。 変化を加えたかったから、最寄りの駅より一つ前の宮崎台駅から歩いた。 坂の途中にある珍しい駅。 駅から降りて、梅雨のからみついてくる空気を味わいながら坂を登った。 坂の上にはOKストアがある。 知らない街の知らないスーパーはその土地の暮らしを反映している。 しかし、今日は無視した。 理由は特にはないんだ。 坂の上に出ると風が流れていて、心地よさまでは

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          2021を振り返ってみる

          1月は 2月は3月は4月は5月は6月は7月は8月は9月は10月は11月は12月は2021振り返って「自分が面白い人間ではない」 今年のテーマは「錬」だった。アウトプットを考えず、ただただ考え事をしていた。まあここ数年そんな感じなんだけど。それでまあようやっと結論が出て。それは「自分が面白い人間ではない」ということだった。いよいよ認めた。ついに。学生時代から幼子がクマのぬいぐるみのように大切にしてきた唯一のプライドの寄る辺。そこから離れることになった。  11月に母校のSFC

          2021を振り返ってみる

          すべるマンホールの蓋

          16歳の時。小雨降る朝。駅まで原チャリで向かっていた。途中にあるトンネルは雨の安地で生暖かい。 (家から駅までトンネル欲しいな) と思った。トンネル出ると緩い左カーブがあり、そこにはマンホールがあった。減速した後輪が乗り、雨で摩擦が効かない金属とゴム。つるんと滑って転んだ。 (あ、痛い) 服は破け、肘を打撲、腕は血だらけ。後ろを走ってた車が急ブレーキをかけて、 「大丈夫??!」 「大丈夫です」 と大丈夫じゃないのに咄嗟に大丈夫と言ったなぁと。コンビニから帰る途中、

          すべるマンホールの蓋

          雨風が窓に吹き付ける

          「トタタタタタタタ」と。 「トトトト」と。 上の階の、多分2段階上かな。犬が吠えてる。 「オン!オン!オン!」と。 なんか騒がしくなってきたので、 電子ピアノの音を少し大きくした。 Youtubeにある宇多田ヒカルの真夏の通り雨。 和音を押さえて、たどたどしく押さえて。 お盆だったんだよね。今日からか。 夏の雨は乱暴で飽きっぽく感じる。 梅雨と比べると粗野なのよ。

          雨風が窓に吹き付ける