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呼吸を運動療法に落とし込む!!

みなさんこんにちは。
理学療法士の荻尾です。

WBC日本優勝しましたね!!
大谷選手のメンタルの強さ、栗山監督の信念は凄いですよね!
野球観戦しながら、選手の動作分析もしてしまいましたが、自分も頑張ろうと勇気をもらいましたね!
そんなホットな気持ちのまま、noteを書いていきます笑笑


今回は呼吸についてです。
みなさん呼吸機能について深く考えたり勉強したことはありますか?
最近呼吸についての講義を開いている先生も増えてきたので呼吸の重要性が認知されてきていると思います!
私も現場において、お客様の不調の原因を探れば探るほど呼吸が1つの問題点として上がることが多いように感じます。

呼吸こそ1日の生活の中で最も多く行う動作になるので細かく知識は知っておく必要がありますね!

では見ていきましょう〜!

呼吸の概要

呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸があります。
それぞれの呼吸の際には主動作筋が変わってきます。


安静時呼吸の8割が横隔膜、2割が外肋間筋と言われているので、
基本の呼吸は横隔膜を使った腹式呼吸と言えますが、
臨床をやる中で、腹式呼吸がいい、胸式呼吸がいいではなく、

両方コントロールできるようになることが理想です!

横隔膜の機能


横隔膜が収縮する→横隔膜は下方に下がる→吸気
横隔膜が弛緩する→横隔膜は上方に上がる→呼気

腹部インナーマッスルが機能するのはどの状態か??



よく、
腹部のインナーマッスルが機能していない!
腹部のインナーが弱い!
と聞きますが、腹部インナーマッスルが機能している状態はどのような状態でしょうか?
ポイントはやはり横隔膜の機能になります

横隔膜が下方(収縮)に下がる

腹部が360°拡張して腹圧が高まる

腹部周囲の筋肉(腹横筋、腹斜筋、多裂筋)が遠心性収縮を行い、腰椎を安定化させる

こういった機能が、腹部インナーマッスルが機能している状態といえます。

腰椎の安定化、肋骨と骨盤の間を安定化させる、これを横隔膜の機能を使って、腹式呼吸で高めたいわけです!

腹部周囲の筋肉(腹横筋、腹斜筋、多裂筋)が遠心性収縮で働くことが重要になるので、上記の筋肉は柔軟性が重要です!
機能不全による短縮やアライメント不良による筋機能低下は腹式呼吸での腹部安定化を妨げる因子となるので、腹式呼吸を指導する前に状態を把握する必要があります!

リブフレアと体幹後面の筋肉

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