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アート記事

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#美術展

アートめぐり 北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

アートめぐり 北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画

 人生2度目のSOMPO美術館へ『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』を見に行ってきました。2024.03.23(土)- 06.09(日)まで開催されています。

 新宿は、摩天楼すぎて、目印となる建物である東京モード学園のコクーンタワーが見つけられず、すごい見上げて建物を探しました。建物がデカすぎて視界に入らないんですよね・・・。

 いつかは行ってみたいと考えているフィン

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アートめぐり 印象派 モネからアメリカへ ーウスター美術館所蔵ー

アートめぐり 印象派 モネからアメリカへ ーウスター美術館所蔵ー

 東京都美術館で2024年1月27日(土)~4月7日(日)に開催されている『印象派 モネからアメリカへ ーウスター美術館所蔵ー』に行って来ました。

 2024年は、第1回印象派展から150周年を迎えるそうです。美術史としては、近代のことですが、150年もたっているとは歴史を感じますね。

 アメリカにあるウスター美術館は、1898年の開館当初から印象派の作品を積極的に収集してきた美術館だそうです

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アートめぐり 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展

アートめぐり 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展

 水木しげる生誕100周年を記念して開催されている『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展』に行ってきました。

 水木しげると言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』です。魑魅魍魎とした妖怪たちが出てくるアニメでしたが、紳士的な鬼太郎、人間たちの味方をしてくれる砂かけ婆やいったんもめん、猫娘、目玉のおやじ、ぬりかべが好きでした。

 妖怪が好きで、私たちが妖怪を知るきっかけを作ってくれた偉大な作家の展覧会、とても楽しか

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アートめぐり マリー・ローランサン -時代をうつす眼

アートめぐり マリー・ローランサン -時代をうつす眼

 2024年、アートめぐりはじめは、アーティゾン美術館で開催されているマリー・ローランサン展に行ってきました。

 アーティゾン美術館は、旧ブリヂストン美術館も訪れたことはなく、2020年に新しく開館したことは知っていたのですが、なかなか機会がなくやっと訪れることができました。

 東京駅から徒歩5分、都会の一等地にあるピカピカのビルです。古くからある美術館の重厚な感じは、ありませんが、スタイリッ

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アートめぐり 大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ

アートめぐり 大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ

 国立美術館で、2023年11月 1日(水) ~ 2023年12月25日(月)で開催されている『大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ』に行ってきました。

 失礼ながら大巻伸嗣さんのことは知らず、美術館のHPを見て綺麗そうだったので、行ってきました。

 大規模なインスタレーションを創り出し、舞台芸術なども手掛けているという通り、空間全体が作品のようでした。壁に映る影も美

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アートめぐり 蔡國強 宇宙遊-〈原初火球〉から始まる

アートめぐり 蔡國強 宇宙遊-〈原初火球〉から始まる

 もう開催は終わってしまいましたが、『蔡國強 宇宙遊-〈原初火球〉から始まる』に行ってきました。

 蔡國強さんの作品を見るのは、この展覧会が始めてでした。火薬を用いた独自スタイルで作品を作るとあり、爆破して作る作品や花火のような作品が多いです。

 いろんな作品がありますが、その時の火薬の状況などでまったく違う表情を見せるおもしろい作品が多い印象でした。

 火薬を使うとあるくらいだから、ちょっ

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アートめぐり テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ

アートめぐり テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ

 国立新美術館で2023年7月12日(水)〜10月2 日(月)で開催されている『テート美術館展 光 -ターナー、印象派から現代へ』に行ってきました。

 テート美術館は、イギリスの国立美術館で、その所蔵の中から『光』をテーマに名品120点を一度に見られます。

 精神的で崇高な光を描いていた時代から、自然や室内の光、光の効果、色と光、光の再構成、広大な光へと展示が進みます。

 同じ『光』でもアー

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アートめぐり レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

アートめぐり レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

 まだまだ開催中と思っていたら、あっという間に4月になってしまい駆け込みで行ってきました。

 シーレは、触れれば切れそうな繊細さと不穏な感じがする絵が多く、個人的には家に飾ろうとは思わない作品が多いです。

 けれど、シーレの代表作とも言える『ほおずきの実のある自画像』が来日すると聞き、絶対行きたかったのです。この絵は、本などで白黒のものしか見たことがありませんでした。

 今回の展覧会はシーレ

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