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成果を上げた19歳の努力家&~今話題の速読トレーニング~

5.21(SAT)明治安田生命J2リーグ 第17節
アルビレックス新潟vs横浜FC(デンカビックスワンスタジアム)
3-0 ホームチーム勝利(ホーム8連勝)

今回は上位対決は横浜FC戦に加え、今回は最近少し話題になっている日本代表のテネリフェ所属、柴崎岳選手も取り入れている”速読トレーニング”について少し話していこうと思います。

近年最強のアルビレックス新潟を表現!

要塞ビックスワン

ホームで8連勝目を飾った3位に順位を着けていたアルビレックス。ホームで勝つ度にMOMインタビューでこぼれる「ホーム強いですねぇ~!」の一言。今季の新潟は毎試合のように新しいヒーローが生まれほぼ毎試合違う選手がMOMインタビューを受けている。それなのにみな口を揃えて「ホーム強いですねぇ~!」の一言が出るのは紛れもなくチームの雰囲気がよい証拠だ。
チームの日常や練習風景が見れる会員制のモバアルZでは監督やコーチ、トレーナーをも巻き込んでチーム一体で楽しんでいる様子が描かれている。また新加入の選手はもちろん、その中でもゲデスや未だ出場機会のないデンの外国籍選手とも言語の壁を越えて仲を深めている。
そしてその雰囲気を選手と共にパワフルに表現しているのがビックスワンに足を運んでくれる1.3万人のサポーター。アルビサポはアウェイ戦含めて本当にスタジアムに足を運んでくれる熱狂的なサポーターが多い。それも毎シーズンに渡って継続的に。もしかしたら動員が増えて今以上に熱狂的なスタジアムの雰囲気を作り出すことが出来ればここからホーム全勝も夢ではないかもしれない。

悩まされる選手層

先ほども言った通り毎試合新しいヒーローが出るほど選手層が厚い。2,3節前までボランチやCBの層が薄い、夏のウィンドウで補強をすべきと言われ続けていた。だがウイルスやコンディション不良の関係で前節のアウェイ町田戦ではベストメンバーが多くベンチ外となった。結果は1-2と敗北を喫したが内容は収穫ばかりだった。その中でも今節結果を残した小見や星、そして安定感を示した吉田陣平と中盤の層の厚さに加え小見が左SHにポジションを移したことによりサイドハーフのポジション争いが激化した。最近姿を見せないイッペイやフィールドプレイヤーの中で唯一まだ出番のないシマブクは今は序列がかなり低く怪我や過密日程が重なり続けない限り出番を与えてもらう事すらできないかもしれない。
CFも鈴木が少しずづコンディションを戻して本調子を取り戻しつつある。これで前線に関しては不安要素はかなり減らせている。
ただ未だ心配なのが両SBとCB。長谷川と泰基はクロスを主にボールコントールの質に物足りなさを感じる。それにCBが田上になるとこの二人はCBとの連携が上手く取れずマークを外されることが多々ある。
そこでCBの人員不足も枷となる。不動の2人に割って入っている田上は攻撃センスこそ抜群だがまだボールのおさまりが悪い。そして今節初出場だった史哉は努力家で愛される選手ではあるがビルドアップ時のポジショニングやネガティブトランジションでのリスク管理に難がある。
種類豊富な前線と思い切ったターンオーバーができないディフェンスライン、この差を埋める采配を続けていくことが出来るかが今後の松橋監督のアルビレックスでの指揮のポイントになるだろう。

”速読トレーニング”って知ってる?

速読トレーニングを簡単に説明すると決められた文章をより速く読み進めるトレーニングです。これをすることによって瞬時に周囲の状況を把握する能力が身についていきます。サッカーというスポーツは「認知→判断→操作」という手順でプレーされます。周りの状況を”認知”して、そこから得た情報を基に”判断”を下し、そして実際に自分の身体を”操作”する。この作業をより速く熟すことができる選手がよく”サッカーが上手”と表現されることが多い。ヴィッセル神戸のイニエスタやバルセロナのペドリ、マンチェスター・シティのデブルイネなどはこの作業がとても速く行えており、周りの選手より何手も先を考えながらプレーしている。
だが海外の選手、特にスペインの選手にこのような選手が多い理由は小さいころから色んなシチュエーションを経験して対応力に優れているからだ。ただ日本では小さいころに取り組むことが多いのはパスやトラップなどの足元の技術。試合の中でたくさんのシチュエーションを経験して優れた対応力を身に着けていくのは難しい。そこでその差を埋めるべくして生まれたのが速読という新しいトレーニング方法だ。
このトレーニングは現日本代表のテネリフェ所属・柴崎岳選手も取り入れていると話題にもなっている。中でも本格的に取り入れているのが関西のバルセロナと称される興国高校だ。昨年は5人もの選手をJリーグに輩出している興国高校だが彼らはバルサやマンCがやっているようなポゼッションサッカーに近いものを体現している。そんなレベルの高いサッカーを体現できるのも”速読トレーニング”で鍛えた認知するスピードが上がったことがカギとなっているのかもしれない。
そしてこの速読トレーニングは今後、日本サッカーがレベルアップしていくカギとなるかもしれない。

次節の注目ポイント

・世代代表招集で抜けた三戸の場所でチャンスを生かす選手は⁉
・交代カードなどの松橋監督の采配
・ゴメス(堀米)の背後を恐れない高い位置からのプレス

ここまで読んでいただきありがとうございました!
今回は試合内容には深く触れず今節の段階での現状を書いてみました。
次節の水戸戦はアウェイですが平日にアウェイ現地観戦をする熱狂的サポーターたちを筆頭にDAZNで勝利を誓いましょう!!!


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