失敗はない。フィードバックがあるだけ
こんにちは。ランニングアドバイザーの角地です。
週末はランニングに直接関連しない話題をお届けしたいと思います。
NLPってご存じですか。
NLPとは、1970年代にアメリカで言語学と心理学を基礎として発達した学問的背景を備えた実践的ツール、Neuro Linguistic Programming(神経言語プログラミング)の略称です。
当時の3人の天才的なセラピストの手法を体系化して誰もが簡単に使えるようにしたものです。
この実践的な心理学ツールは一般のビジネスマンや子育てに悩む主婦の方、教育分野、セラピー、スポーツなど、様々な分野で能力開発やコミュニケーションの問題解決に役立っています。
そのNLPプラクティショナーとマスタープラクティショナーの過程を学んだ中で皆さんの日常にも使っていただけそうな内容をご紹介できればと思います。
今日は「失敗はない。フィードバックがあるだけ。」です。
皆さんは、こんなことができるようになりたいとか、あんなふうに行動できるようになりたいとか、何か望むことがありますか。
そんな時はまず、現状とその望む状態を比べてみて、そのギャップを認識しましょう。
次にそのギャップを埋めて、望む状態に近づくための具体的な行動を段階的に考えていきます。
試行錯誤を重ねながら行動していく中で発生する結果は、失敗とか成功とかではなく、単なるフィードバックです。
実行したことに対して客観的なフィードバックを行い、目標へと近づけていく柔軟性が大切です。
ランニングで例えると、
初心者ランナーの方が将来フルマラソンの完走を目指すとします。今の自分と、フルマラソン完走できる自分のギャップを考えましょう。
筋力や走力、経験も不足しています。そのギャップを埋めていくために、毎日30分の筋トレと10キロ走る練習にトライしたとします。
日々の練習の成果で筋力、走力共に向上しますが、練習のやり過ぎで膝を痛めてしまいます。これは失敗ではありません。
練習やり過ぎると怪我をするというフィードバックです。そのフィードバックをもとに、練習の間に休養日を設定するという行動の変化を加えていきます。
怪我をした時点で失敗したと落ち込む必要はなく、客観的にフィードバックしていくことがポイントです。これを繰り返していけば、必ず望むゴールにたどり着きます。
この「失敗はない。フィードバックがあるだけ。」の言葉はいつも少しネガティブな僕のことを助けてくれる素敵なワードです。皆さんも、失敗したと思ったときに思い出してみてください。
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