K Yoshie

農業ベンチャーでミニトマトやパプリカ、ブルーベリーなどの栽培経験を持つアラフォー主婦で…

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農業ベンチャーでミニトマトやパプリカ、ブルーベリーなどの栽培経験を持つアラフォー主婦です。 身近な人が食する農作物や加工品を自在に作れるようになることを夢に、日々修行中。 農作業のコツや失敗談、自家製の加工食品作り、育児の奮闘について投稿していこうと思います🙂

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農業ベンチャーでのお話【1】:はじめに

子育てしながら9年勤めた農業ベンチャーを、昨日退職した。 創業して間もない農場のオープニングスタッフとして参画し、栽培責任者を経て、最終的には経営企画まで携わった。 家の都合で引っ越すことになり、退職する事にした。 でも、正直まだやれることはあっただけに、悔いは残る。 それくらい、私にとって学びの多い9年間だった。 私が現場で得た知識や経験は、農作物を自在に育てられるようになるための私自身の強い糧になるだろうが、、 引っ越し先の小さな菜園で活かすには、些か勿体ないなぁと

    • 農業ベンチャーでのお話【8】:立場の違いと視野の違い

      こんにちは、農業ベンチャー企業を退職し、余生を前借り中の主婦 K Yoshieです。 今日も閲覧いただき、ありがとうございます♪ インフルエンザに子供が感染、、この1週間は完全に子供中心の生活でした。 無事昨日から登校し、ホッとしているところです。 寒い日が続くので、皆さんもご自愛くださいね。 今日は、パートから社員へと立場が変わった当時の【心の変化】についてのお話を綴っていこうと思います。 今となるとよくない気持ちを持っていたのですが、、正直に綴っています。嫌な上司は

      • 可能性の種を自分から拾う

        こんにちは、農業ベンチャー企業を退職し、余生を前借り中の主婦 K Yoshieです。 閲覧いただき、ありがとうございます♪ 今日は【初めて会った人に踏み込んで話をしてみた】ことについて、お話を綴っていこうと思います。 誰かのお役に立てると幸いです。 一歩踏み込むキャンペーン 先週末、小学生の息子達のミニバスの試合があり、応援に行きました。 普段なかなか顔を合わせる機会がないお母さん方にお会いする、良い機会となりました。 大抵は当り障りのないママ友トークをするのですが、

        • 農業ベンチャーでのお話【7】:ハウスの環境制御、知識を得る喜び

          こんにちは、農業ベンチャー企業を退職し、余生を前借り中の主婦 K Yoshieです。 閲覧いただき、ありがとうございます♪ 今日は、ビニールハウス内の温湿度や光強度などを、植物にとっての理想状態に整える【環境制御】についてのお話と、育児しながら社員になった当時のお話を綴っていこうと思います。 植物栽培、育児をされている方の一助になれば幸いです。 環境制御との出会い ハウス内で生育中のトマトが【うどん粉病】を発症し、どうやらハウスの中の湿度をコントロールしないと根本解

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        農業ベンチャーでのお話【1】:はじめに

          農業ベンチャーでのお話【6】:トマトが風邪をひいた

          こんにちは、農業ベンチャー企業を退職し、余生を前借り中の主婦 K Yoshieです。 閲覧いただき、ありがとうございます♪ 今日はパートとして働き始めて2か月くらいたった頃、トマトが病気になったお話を綴っていこうと思います。 白い粉 トマトの収獲やパッキング、葉かき。 ルーチンで行われる管理作業はある程度できるようになってきて、作業がますます楽しく感じられるようになっていた。 葉かきをすると、トマト独特の青臭い香りがする。 好き好きはあるだろうが、私はこの香りが大好き

          農業ベンチャーでのお話【6】:トマトが風邪をひいた

          会えるうちに、会いに行く

          こんにちは、余生を前借り中の主婦 K Yoshieです。 農業ベンチャー企業を退職してから1週間。 大量に手にした、一人で過ごせる時間(子供たちが小学校から帰るまでの8時間×週5日)。 小さなお子さんがいる方からしたら、何よりも贅沢なものかなぁと思います。 これまでの私は、勉強や仕事、育児や家事に追われていて、 【いつか時間ができたら】 と、自分自身の楽しみを簡単に先延ばしにする生き方を選んでいました。 だってやらなきゃいけないことが多くて、仕方ないじゃん 確かにそ

          会えるうちに、会いに行く

          農業ベンチャーでのお話【5】:トマトの葉かきと作業方向

          葉かき 【葉かき】とは、無駄な葉を取り除く作業。 トマトは毎日少しずつ成長し、新たな葉をつけていく。 定期的に葉を取り除いてあげないと、あっという間にモサモサになる。 モサモサのままだと、風通しが悪くなる。 多湿の状態が続くとカビが繁殖。 カビが葉を覆うと、光合成の場が奪われ、結果として樹が弱る。 また、一日中日陰になっている下葉は、殆ど光合成せずに呼吸消耗だけをする。 こういう葉はない方が良い。 更に、果実に葉の陰が落ちると、果実の温度上昇を妨げ、果実の肥大や着色

          農業ベンチャーでのお話【5】:トマトの葉かきと作業方向

          農業ベンチャーでのお話【4】:選果作業とパッキング

          出勤前 モコモコに厚着させられ、ぬいぐるみのような子どもたち。 たくさんの荷物と一緒に、ベビーシッターのN先生宅へ向かう。 ※4月までは保育園へ預けられなかったので ハンドルを握る手がかじかむ。 八ヶ岳の冬は、雪もないのに、ただただ寒い。 N先生は、定年まで東京の保育園で園長先生をされていた女性。 自分の母親よりも少し年上の小柄な方で、いつも満面の笑顔で迎えてくださる。 N先生:『いらっしゃ~い!』    『お母さん、今日も素晴らしいわ!』    『こちらは大丈夫だ

          農業ベンチャーでのお話【4】:選果作業とパッキング

          農業ベンチャーでのお話【3】:トマトの収獲と色彩感覚の個人差

          晴れて農園の作業スタッフとして採用された私。 私のほかに、同期で採用された2名の女性スタッフ(Aさん、Fさん)と、大卒後間もない男性社員(Sくん)、社長を加えた5人で当面は作業をしていくことになった。 社長以外はみな、完全な農業初心者。 社長自身も他の農家での研修は受けた事があるのだが、この農場での作業は1年目。 各作業の前には、社長からおおまかな手順を習い、実際に現場で確認しながら進めるスタイルとなった。 トマトの収穫作業 初めての作業は、トマトの収獲作業だった。

          農業ベンチャーでのお話【3】:トマトの収獲と色彩感覚の個人差

          【自己紹介】K yoshie | 農業歴9年の主婦です

          皆さんはじめまして、K Yoshieと申します。 1982年青森県生まれ。 2人の男児と主人の4人で暮らす主婦です。 趣味は読書、食べること、台所用品集め。 暮らし関係のエッセイや植物栽培に関するもの、料理本をよく読んでいます。 リンゴとコメの農家をしていた祖父母の影響で、よく田畑へ出かけては、植物を眺めて絵を描いたり、野菜をつまんで食べたり、、と、幼少期は気ままに過ごしていました。 ただ、花粉症がひどく(当時は花粉症という病気のことを知らず)、、なぜか田畑に行くと体調を

          【自己紹介】K yoshie | 農業歴9年の主婦です

          農業ベンチャーでのお話【2】:育児の毎日からの転機

          育児の毎日 結婚を機に、主人の勤務先、縁もゆかりもない土地へ。 大学卒業後から勤めていた仕事を辞め、結婚後間もなく、2人の男児を授かった。 毎日帰りの遅い主人は当てにはできず、かと言ってお互いの実家も遠方。。 慣れない育児や家事を一人、毎日必死にこなしていた。 当時の自分は、人に頼ることは甘え・悪であると考えていたし、他人から文句を言われないように、必死に完璧な母・妻であろうと頑張っていた。 学ぶこと自体が好きで、いつかは何者かになれると信じて勉強や仕事に打ち込んで

          農業ベンチャーでのお話【2】:育児の毎日からの転機