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左派メディアの「プロパガンダ」はいつ終わる?

コロナ、そしてウクライナ戦争は、フェイクニュースやプロパガンダについて、我々の認識を新たにしてくれた。

日本の新聞は、フェイクはインターネットでばら撒かれている、と言う。だから、フェイクに騙されないように新聞を読みましょう、と言う。

何言ってんだ、どっちがフェイクでプロパガンダだ、とは、前にも書いた。

プロパガンダだって、戦前戦中のことに限らず、日本の新聞のお家芸である。

ウクライナ戦争を使った「プロパガンダ」も、さっそく始まっているようだ。

左派の焦りも分かる。

ウクライナ戦争で、国民は日本有事を本気で心配し始めた。

共同通信の世論調査では、75パーセントの人が中国の沖縄、台湾への侵攻を心配している。

  【共同】ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、中国による台湾や沖縄県・尖閣諸島への武力行使が誘発されることを「懸念する」は75・2%に上った。https://www.hokkaido-np.co.jp/article/659172

参院選を前に、左派にとっては、まずい状況だ。

なんとか巻き返すべく、これから左翼系の「プロパガンダ」はますます熱がはいるだろう。

岸田は攻めにくいから、相変わらず安倍を叩いて自民党や「改憲策動」を攻める、という作戦か。

念のため言っておけば、反安倍が悪いわけでも、左翼が悪いわけでもない。批判の自由、言論の自由はいつでもある。

問題は、支持率では10パーセントくらいしかいない左翼の声が、朝日・毎日・東京新聞、および系列のテレビ局で「拡声」され、50パーセントくらいになってしまうことなのだ。

モリカケ桜では、それによって国会が空転し、国政が停滞した。それがマジョリティの声でなかったことは、衆院選ではっきりしたばかりだ。

マスコミの「プロパガンダ度」を4段階に分けてみると、


プロパガンダ度0 安倍も野党も、悪事があれば平等に報じる

プロパガンダ度1 安倍に悪事があった場合のみ報じる。野党のは報じない

プロパガンダ度2 安倍に悪事がなくても、あったように印象操作する

プロパガンダ度3 安倍に悪事がなくても、あったと言う


朝日、毎日、東京は、プロパガンダ度1〜2が通常運転であり、「3」に近づくことも稀ではない。

それは、「ウクライナの悪事」をでっち上げるロシアのプロパガンダさながら、なのである。

なぜ、そうなるのか、については、これまで色々書いてきた。

書いてきたが、私にも分からないことが多い。

フェイクニュースには愉快犯的なものがあるが、プロパガンダには政治的目的があるはずだ。

朝日、毎日、東京新聞の目的は何なのだろうか。

かつては、左翼政権を打ち立てることが目的だったようだ。それは、現場の活動家にとって、いまもゼロではないだろう。

自民党が強すぎるので、政権交代を可能にするために「偏向」する、というのもいるかもしれない。

筑紫哲也がよく言っていたように、「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」で、とにかく権力は叩けばいい、というジャーナリズム観の人もいるようだ。

だが結局は、共産党と立憲左派への応援にしかなっていない。

ここでも念のために言うが、共産党も立憲も、いてもらって構わない。

朝日、毎日、東京新聞が応援しなくてもいいだろ、と言いたいだけである。

朝日、毎日、東京新聞のせいで、日本はますます「侵略しやすい国」になっている。そのことに新聞も、読者も、気づかないのか。

前に書いたように、私としては、ウクライナ戦争で、右翼が勢いづくことにも警戒している。

朝日、毎日、東京新聞に正道に戻って欲しい、と言い続けてきた。だが、この機会に戻れなかったら、もう無理という気がしている。



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