こどものための読書感想文教室⑤『下書きしよう!』
さあ!いよいよ下書きです。
せっかくですから、『ノートを用意!』で使ったノートを使いましょう。
まず、下書きをする時の注意点は3つあります。
①文章の構成!
[起承転結(きしょうてんけつ)]で書くと、読みやすい文章になります。
※[起承転結]とは
漢詩、ことに絶句(ぜっく)の組み立て方、はじめの句(起句)で おこし、次の句(承句)で うけ、第三の句(転句)で一転し、最後の句(結句)で全体をむすぶ。
<三省堂 国語辞典 参照>
『読書感想文』に当てはめます…
[起]
なぜ この本を選んだのか。
[承]
この本の簡単なあらすじ。
[転]
この本を読んで印象に残っている事(会話など)。自分の経験や考えと比較する。
[結]
この本を読んで、自分の今後に どう生かしていくのか。何を学んだのか。
このような順番でかくと、読みやすい文章になりますよ。
②言葉選び!
「辞書をひきましょう」…
と言いたいところですが…
「何を辞書でひいたら良いか分からない…」と子どもたちは言います。
そうなんです。
言葉を知らなければ、国語辞典(辞書)でひくことなんて出来ません。分からない言葉がなんなのか分からないのですから…
なのに急に語彙を増やす…なんて…
では、この『読書感想文』を書く機会を利用して語彙を増やしましょう。
もし、この夏休みに語彙力をつけたい…とお考えでしたら、本屋さんに行ってみてください。
子どもたちの大好きなキャラクターが、「四字熟語」「故事成語」などを教えてくれる本が たくさんあります。楽しく読めるので、おすすめです。
夏休み明けて、忙しい生活で語彙力を増やす…難しそう…と感じるかもしれませんが、難しく考える必要はありません。日常で使っている口語を正しく使ってみることから始めてみては いかがでしょうか。そして、さらに語彙力を身につけたいと思ったら、「本をたくさん読む」「日常生活で分からない言葉を耳にしたら、つど辞書をひく」。その積み重ねで、格段に語彙力はUPしますよ。
年齢に応じた言葉で表現することで、格段にレベルUPした文章になります。
③たし算ではなく、引き算で!
文字数を増やそうと、ダラダラ書くのはやめましょう。読みにくい文章になってしまいます。
文章は簡潔にまとめましょう。
最後に
下書きを見直しましょう。
※「~です。~ます。」「~だ。~である。」……結びの言葉選びは大切です。文章を通して統一させましょう。
※学校で教えてもらった漢字を使って書きましょう。
下書きが出来れば、あとは本番です♪
もうちょっとです!頑張りましょう!!!
もぐらくん、注意点を書き出したのね。カンバレ!!!
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