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伊藤佐千夫「水籠」FULL 朗読/開運小天 著作権フリー SachioSato/Mizugomori

伊藤佐千夫/開運小天
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伊藤佐千夫「水籠」FULL 朗読/開運小天 著作権フリー SachioSato/Mizugomori


この音源は、これ自体を販売したり、何かの合成音源の材料にする等の使い方でなければ、ご自由に放送、無料で配布していただいて構いません
万が一、売り上げが発生したときはカンパしてくださると喜びます。
Spotifyで、私の番組を探して聴きに来てください。
https://open.spotify.com/show/7sTmJ80ECcap2RTzn2IeTq?si=p-Lf6PQfS32nC7yTrSb44w

この作品は、明治40年に関東地方、東京や山梨で起きた大水害の体験記ですが、食料をかろうじて近所の親戚から届けてもらえているというなんとも幸運な状況ですので、悲惨ななかにもあまり悲惨さは感じられません。
むしろ、とてつもなく狭い場所に籠らされているにもかかわらず、幼い娘たちの様子がほほえましく、あたたかな家庭の情景を垣間見ることができます。
しかし、この6年後には、伊藤佐千夫は脳溢血で帰らぬ人となります。
資料によると48歳でお亡くなりになったのですが、お写真を見るとなんとなくもっとお年を召しているかのように見えます。ご苦労もあったことでしょう。
「牛飼が歌よむ時に世のなかの新(あらた)しき歌大いにおこる」
身分や出自によらず誰もが自由に詠める世となることで新しい短歌が生まれる。
師匠の正岡子規の精神を込めた一首だそうです。素敵な考え方ですね。

TEXT
https://www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/56533_69133.html

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