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Game In 10 Days 〜半分経過後の現状報告〜

この数日ほど、「Game In 10 Days」という名を冠した記事がありませんでした。「Game In 10 Days 」6日目にして、久々に投稿します。


現状報告

物語のあらすじとグラフィックの雰囲気が決まりましたので、必要最小限の素材をIllustratorとFigmaを用いて作成しました。作成した画像をSiv3Dに読み込ませ、基本となる操作を少しずつコーディングしています。

物語のあらすじ

豪雨の夜に目覚め、眠れぬ夜を過ごす主人公が、階下のリビングから、地球のどこかの空港の待合室につながる不思議な現象に気づくところから始まります。

主人公は、リビングと待合室を行き来しながら、出会う人々と交流し、彼らの悩みや願いを聞き、雑談を交わします。

物語は過去と未来の2つの時代を行き来しながら進みます。主人公は、過去や未来の客たちと対話を重ねることで、彼らの過去や未来に関わる謎を解き明かしていきます。

物語は客たちの問題解決と共に雨が止み、幕を閉じます。主人公の不眠症も癒され、朝が訪れます。

貝時計

グラフィック

Figmaで描いたラフ
シンプルなアニメーション

基本はモノクロームのアウトラインです。絵を描くのが大得意ではありませんので、アニメーションは必要最小限にとどめます。Illustratorを使用し、ステージ画像の作成はFigmaを使っています。

操作系

もっとも試行錯誤しました。以下が検討した操作方法です。

  1. 画面端をマウスで長押しすると、マウスの方向にスクロール

  2. 画面端をクリックすると、そちらに一定間隔スクロール

  3. クリックした場所に、スクロール

最終的に、3を採用しました。この実験のために、カスタムカーソルを設定したりしましたので、かなり時間を使いました。

作成したカスタムカーソル

ただ、SVG画像の扱いをSiv3Dの開発者の方から教わりましたので、Siv3Dの知見が深まりました。また、Camera2D という便利なクラスの存在を知りましたので、画面スクロールの実装コストが大幅に下がりました。

速度感とモチベの維持

あまり無理をせず、空いた時間を見つけては作業を進めています。家の中はだらけてしまいますので、積極的に外出しています。電車の中やマクドナルドなどは、集中できて良いですね。けれども、外での作業が増えたため、携帯電話のパケット通信量が底をつきてしまいました。通信環境の充実した場所を探さねばです。

適宜Siv3Dのメモを 「Siv草子」というマガジンにまとめています。

長いドキュメントやGitHubのコードを元に、短いながらも少しずつ残しています。文章を書くのが気晴らしになりますので、良い取り組みだなと感じています。

X(Twitter)での発信も続けています。100 Programで使用していた、「何時間〇〇を取り組んだ」というフォーマットが自分に合っていたため、同じように続けています。取り組んだことを発信しますと緊張感が生まれますし、「いいね」をもらえたらうれしいものです。わからないところを教えていただけることもありますので、SNSは良い道具です。いく人かフォロワーも増えましたしね。

10日で終わらない予感

本プロジェクトは早くも持久戦に持ち込まれつつあります。予想外のタスクが発生しましたこともあり、10日間での完成は難しいように感じます。

今まで、短期のハッカソンで精神をすり減らしながら開発していました。本プロジェクトはじっくりと進められるので、心穏やかに作り続けられます。丁寧にクラスを設計できるので、ありがたいです。

10日間で完成しなくとも、「Game In 10 Days」という企画は続きます。おそらく三ヶ月ぐらいはかかるのではないでしょうか。わらじを編むように、隙間をぬって作り続けるのが良い気がします。

これからの戦略

まだまだタスクは山のように存在します。特にどうしようかと考えておりますのは、次に列挙するものです。

  • ステージの制作

  • 登場人物のグラフィック

  • シナリオ

  • BGMと効果音

  • イベント管理

  • セーブデータの管理

ゲーム制作の難しいところは、その総合性にあります。映画や演劇、アニメーションのように、ゲームは総合芸術であります。個人開発者は必然的に、マルチプレイヤーにならざるを得ません。

ここは、無人島にたった一人で漂着したロビンソン・クルーソーに学びましょう。

道具はないし、手伝ってくれる者はいないし、腕前も大したことないというわけだから、なにをするにも、たいそう手間がかかった。
……
それでも、わたしは、なんとかやりぬき、今のくらしにぜひ必要なものは一つ残らずつくりあげた。

ロビンソン・クルーソーより抜粋

春休みは残り5日です。悔いのないよう、制作を続けていきます。


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