英語屋さん

英語に関するあれこれを書いてます。なにとぞ。

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マガジン

  • 文型のすべて。

    多くの人が一度は習ったであろう「文型」の素晴らしさを語る記事です。

  • 少し真面目に言語学

    英語学を専攻している大学生が言語学、特に英語学を中心に面白おかしく書いていきます。内容については、チェックはしてますが間違っている可能性もあるため、そこらへんはご了承の上でお読みください。

最近の記事

[5-3]文型のすべて〜第3文型〜

この文型シリーズも半分を超え、今回は第3文型を扱います。まだ第1、第2文型の記事を読んでいない方はそちらか読むことをお勧めします。 第3文型はSVO いわゆる、「I love you」のような直後にO(目的語)を取れる動詞です。第1文型の回で基本的には「何を?」とツッコめるのが他動詞という話をしました。今回もそれを使って判別します。 上記の単語は全て「何を?」とツッコミを入れられますよね。そしてこれら全て他動詞です。もちろん例外はありますが基本的にはこの手法で識別できま

    • [5-2]文型のすべて〜第2文型〜

      前回の記事で第1文型について書きましたが、まだの方はそっちから読むことをおすすめします。 早速ですが、第2文型はある一つの記号に置き換えることができます。その記号は…… 「=」です。どういうこと?と思うかもしれませんが、一旦飲み込んでください。 第2文型はSVCで構成されます。 例を挙げて考えてみましょう。 「She is a teacher.」 be動詞は第2文型をとる代表的な動詞ですよね。ここで、「is」を「=」に置き換えてみてください。 「彼女=先生」

      • [5-1]文型のすべて〜第1文型〜

        今回は文型について取り扱います。文型は高校に入って一番最初に習うことが多いですが、自分的にはもっと早い段階で教えてほしいなと思ってます。というのも、文型の知識を活用することで、英語の解像度が格段に上がるからです。早い話、文型は英語を理解するための万能ツールなんです。 すでに文型を習ったことがある人は、きっとこう思ったはずです 「文型といえば、短い英文を見て、これは第◯文型だ!ってするやつでしょ」 確かに学校の授業では、それで終わってしまうことが多いです。しかし、本当は最

        • 少し真面目に言語学

          今回は、言語学のお話をしたいと思います。 とはいえ、堅苦しく書いても眠くなるだけですし、僕にそこまでの知識もないので。。。(小声) この記事を書いてる主は英語学を専攻してる大学生なので、チェックはしてますが間違いがある可能性もあるので、そこらへんはご了承の上ご覧いただきますようお願いいたします。 英語学と言っても幅広いジャンルがあるので、まずはその紹介から始めます。 The Sounds of Language(音声学) The Sound Patterns of L

        [5-3]文型のすべて〜第3文型〜

        マガジン

        • 文型のすべて。
          3本
        • 少し真面目に言語学
          1本

        記事

          アボガドはhave to

          このタイトルには一つ間違いがある、それは「アボガド」ではなく「アボカド」が正しいということだ。 しかし、飲食店のメニュー等で「アボガド」と表記されていることは多々ある。 そこで、今回はなぜアボカドがアボガドと呼ばれるのかについて言語学的に書いてみようと思う。 端的に言うと、アボカドの「ド」に引っ張られて一つ前の「カ」にも濁点をつけた方が発音しやすいからだ。これは日本語に限らず英語でも見られる現象で、その最もわかりやすい例が「have to」だと思う 通常「have」は

          アボガドはhave to

          総称人称のすゝめ

          前回、総称youについて解説しましたが、今回は他の総称人称について解説します。 まずは一覧をお見せします。 その1「you」youは前回の記事でも触れましたが、もう少し詳しく書いてみましょう。 総称のyouは世の中の人々を総称的に差します。 「友情は買えない。」 これは 「You can’t buy friendship.」 となります。上記のyouは"あなた"ではなく"誰も彼もみんな"というように人々を総称的に差しています。 また、総称人称の和訳コツは 訳

          総称人称のすゝめ

          総称のyou

          突然ですが下記の日本語を英訳してみてください。 "買えない"の部分は比較的簡単で"can’t buy"ですね。多くの人が戸惑うのは 主語をどうするのか だと思います。英語と違って日本語は主語の省略が頻繁に起こるためそういった文を英訳するときは主語を復活させなければいけません。 そこで出てくるのが 総称人称 というものです。"わたし"、"あなた"、"かれ"のように一人称、二人称、三人称ではなく人々を総称的に言いたい時に使います。 例えば最初の文です この文は主語

          that節を取る動詞と覚え方

          前回の記事で連鎖関係代名詞の話をしたのですが、そこでthat節を取れる動詞は全て連鎖関係代名詞になりうる。教科書ではほぼthinkしか出てこないが、、、、 ところで、 that節を取れる動詞ってどんなやつ??と思うことでしょう。というわけで今回の記事はthat節を取る動詞を紹介します。 まずはこちらをご覧ください。 S know that S’ V’「SはS’V’だと知っている」 S think that S’ V’「SはS’V’だと思う」 S believe tha

          that節を取る動詞と覚え方

          連鎖関係代名詞に蔓延る嘘

          まずはこの問題を解いてみてほしい 答えは、、、、③まあ正解できたかどうかは今回は関係ない。いわゆる連鎖関係代名詞の問題だが、こんな解説を聞いたことはないでしょうか? 「この”I thought”は挿入句だ!だから無視してみろ、ほらwasの前に主語が欠けてるだろ。だから答えはwhoだ!」 要するに”I thought”を副詞節として処理する考え方だが、これは無理があると思う。 カンマのないSVを副詞節と言ってしまったら英文のSVはほとんど副詞節になってしまう。 じゃあ

          連鎖関係代名詞に蔓延る嘘

          英単語の覚え方

          英語を理解する上で外せない単語だが、どうも根性論で語る人が多い気がする。 もちろん、根気よく繰り返すのは大事だし必要だと思う、でも教える側の人(学校の先生等)が 「この単語は⬜︎⬜︎って意味だ、覚えろ!」って言うシーンがよくある。 僕はこれが不満でした。単語の意味なんて自分で調べればすぐわかることを言われても、、、、、、っていうね せっかく授業を受けているのだから自学で解決できる内容では意味がない、強く言えば時間の無駄だと思う。 じゃあどうすれば良いのか?「chok

          英単語の覚え方