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21春すずかんゼミの最終課題をnoteに書いてみた

こんにちは、noteを書くのは本当に久しぶり、絶賛テスト期間中でもあります水谷海人です。ここのところ手や足、頭を動かしまくっていた期間が長く続いており、あまり立ち止まってnote書くことができませんでした。

その背景には2021年になって自分もガラッと環境を一新したことがあります。

その中の一つ。ありがたいことに3年生の春学期からSFC鈴木寛研究会(すずかんゼミ)に所属させてもらっています。

自分は慶應義塾大学の法学部所属ですが、正直なんか研究したい政治テーマないな、本当にやりたいことじゃないなって思って、法学部のゼミや、その他の三田設置の学部のゼミを入ることに対して乗り気じゃありませんでした。まあそりゃ一年生はサッカーと旅して、二年もサッカーと他色々やってたらそうなるわな。

そんな中、父親や2年の時に知り合ったワタルさんから、すずかんゼミのことを知り、一度説明会に行ってみました。ゼミ生のゼミ生によるゼミ生のための運営、ゼミ生一人一人が社会に対してプロジェクトを回して学んでいる、など魅力的な部分は多くありました。起業とか法人とかNPOとか。中でも、すずかん先生が何気なく放った一言が僕を応募まで導いてくれました。

「これからの時代、各人の価値感だったり幸福感を受容し、それを社会のなかで、不協和音ではなく、うまく繋ぎ合わせてオーケストラに導く指揮者=ソーシャルプロデューサーが必要です。」
「人生は板挟みと想定外の連続」

自分がこれまで経験したことの中で抽象化した学びの一歩先にあるなるべき姿、を言語化されていてハッとさせられた瞬間だったと思います。他にも色々な動機がありました。プロジェクトを持っていない自分でしたが、自分の人生を俯瞰したストーリー全てをぶつけ、選考を(多分超ギリギリ)突破して晴れてゼミ員になることができました。

今回春学期のゼミ活動を通しての個人課題が課されており、それに対してアウトプットしようと思っていたところ、リンクでの提出がOKだったためnoteにしようと思い、書いている次第です。(表現されてれば歌、ラップ、俳句でもいいらしい。)

問1:なぜ今期のすずかんゼミのテーマは「葛藤」だったのだろうか…!?以下の言葉群を参考にしつつ考察してください。

言葉群:ソーシャルプロデューサー/PCCP/PBL/VUCA/AARサイクル/苦悶/決断

今期のテーマ「葛藤」の理由。

まずはこの問いに答えていく。

これからの時代は「VUCAの時代」というものになる。

V:Volatility変動性
U:Uncertainty不確実性
C:Complexity複雑性
A:Ambiguity曖昧性

ざっというと、これからの動向や事象を予測するのが困難な時代。ここでVUCAの時代の定義とか背景をダラダラ話すのはそれこそ期末レポートっぽいので控えます。

VUCAの時代では、かの有名なPDCAサイクルも回りづらくなってしまいます。予測を立てることが難しいからです。絶えず事象が変化するからです。代わりに必要なのはAARサイクル
→Anticipation-Action-Reflection(見通し、行動、振り返り)とも言われています。

大事なのは物事の一般的な『正解』がなくなるということです。本質的には元々正解はないのだけれど、公式化されてきた今までの時代においては作られた虚構のような正解がありました。それは仕事においても、生き方においても。ざっくり言えば「いい大学いって、〜みたいなところに勤めて〜」みたいな。確実性を追い求めてきた時代であったからです。

ただそれはすでに変化している。働き方、進路、キャリア感だって夥しく多様化しています。

正解のない世界でどう生きるか、が今後人生を切り開いていく中でとても大事な力になります。つまり、情報を天秤にかけて沈んだ方を選ぶ「判断」ではなく、どっちをとっても正解くらいに悩ましい葛藤にぶち当たった時に「決断」し、自分、社会を開拓できる力が必要になるということです。この力を極めたものが社会を先導できるソーシャルプロデューサーになることができ、社会に光を刺すイノベーションができる、と先生もおっしゃていました。

じゃあ、その決断力を高めていくためには。
Project Based Learning(PBL)で常に葛藤するような場面に身を置いて体感しながら学ぶことに意味があるのだなと、ゼミに入り、その重要性を感じました。決して自分のプロジェクトだけでなく、他の人のプロジェクトや人生においての葛藤からも、決断軸や生き様を学ぶことができます。まさしくその機会があ流のがすずかんゼミだなと痛感しています。

そして、正解のない中で「決断」する上で自分の人生の指針となるのがPCCP。philosophy,concept,contents,program。これを言語化し、自分に落とし込む重要性に、すずかんゼミに入ってからいい意味で悩まされています。まずこの夏でさらにブラッシュアップして自分のPCCPをもう一度磨いてみようと思います。


問いに答えるよう、あえて小さくまとめるなら、人生切り開く力(決断力)を高めるために「葛藤」にぶち当たることが必須だから。そしてその「葛藤」を探るため。ですかね。

2)授業設計部が企画したワークを一つ以上取り上げ、それぞれについて
 A)授業設計部の設計意図は何だったのだろう…!?推理してください。
 B)ワークを通して得た気づいたこと考えたことを言語化にしてください。

授業はいつも授業設計部の方達(ゼミ生)が考え抜いて作ってくださっています。今学期初めて受け、企画には毎度考えさせられていますしついつい前のめりになってしまう自分がいます。本当に授業設計部の方達は聡明なんだなあと。自分もいずれ関わってみたいです。

選ぶ授業ワークは「葛藤ワーク」。これは自分が今まで葛藤したものを葛藤のフレームワークに当てはめて細かく振り分け、リフレクションするものです。(その時に感じたメリットデメリットなどを今一度俯瞰する。)

この授業の設計意図は、「まずは己の葛藤を紐解け」だと思います。

葛藤の最中とその後では、感じ方も変わりますが、振り返って俯瞰する。葛藤のフレームワークに当てはめることで、どんな時に自分が葛藤するのか、どんな傾向があるのか、改めて理解することが今後葛藤する時の指針の一つになります。(要するに自分のPhilosophyのキー)

葛藤のフレームワーク↓

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個人的な話にはなりますが、まず気づいたのはその当時と俯瞰してもあまり認識のずれがないこと。これは良くも悪くもやる前にこんな感じで構造化してしまう癖が出てることが要因かなと思います。

また、仮決めしてこのnoteにも何度も登場している、大学4年間のPhilosophyである『経験の幅を広げる』が最終的に決断軸に反映されてるなって改めて思いました。この先の人生のPに沿って自分は納得して後悔なく生きていくこと、それ自体が自分の幸福感に直結しているなと感じました。

他にも高校サッカー部での挫折の時期の葛藤、そもそも旅する決断の葛藤とかもこのフレームワークに落とし込みました。やるとスッキリして前を向けます。

一方、葛藤に行き着くまで邁進するプロセスが前提にあるなとも感じました。メリットデメリットを整理し、答えを頭の中で計算して判断することのプロセスはこの意味における葛藤ではないと思いました。自分の人生曲線に鋭角な線が描かれた時は、やはり本当に心の底から葛藤した経験があります。挑戦しその絶対数を最大化することに追及しなければ本当の「決断力」は極められない、と気付かされました。

3)その他

今季のゼミを振り返ると、正直まだまだ入り込める余地はあったのかなとおもうのが正直です。オンラインであったり、もともとのキャンパスがSFCでないこともありますが、こんな最高な環境滅多になく、ゼミ生一人一人が今まで出会ってきた中で最も刺激的な人たちです。さまざまな領域で活躍していて、本当の意味で「いろんな人がいる」環境に身を置かせてもらっている以上、盗めるものは盗んで自分に還元していきたいです。同時に自分の中にあるモノを周りに還元し、多様さを少しでも彩る要素になっていきたいと考えています。

現状、Pが自分に向いてしまっています。ヒト、社会に対してのPが向いている人の底力とエナジーはいろんなところで体感してます。でも逆にそれに対して負い目を感じる必要はないとも感じています。遅いとか早いとか、本質的には時間軸に乗せる必要はなくて、『大事なのは研いだ爪を出すタイミング』。「社会を切り開く上での」葛藤の中で決断する指針となるPを探す「旅」を続けていこうと思います。



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