高木海帆(Takagi Kaihan)

・若いアスリート ・メンタル強くなりたい人 ・試合で実力を発揮したい人 ・柔道関係 ・…

高木海帆(Takagi Kaihan)

・若いアスリート ・メンタル強くなりたい人 ・試合で実力を発揮したい人 ・柔道関係 ・怪我との向き合い方 等 【プロフィール】 東海大相模中・高・大/JRA/25歳で日本代表辞退/3年間国際大会の出場禁止/28歳からオーストラリア代表として活動/33歳で引退

最近の記事

61.中学3年生の柔道家が高校生になるまでにやっておいた方がいいこと

中学3年生の柔道家が高校生になるまでにやっておいた方がいいこと 〜はじめ〜 ①ルール変更にしっかり対応する ②基礎体力のレベルアップ ③立技と寝技で1つ自分の得意技を作る 〜せつめい〜 【①ルール変更に対応する】 日本柔道の場合 中学生から高校生に上がるタイミングでルールが少し変化します 変化するルールで影響が大きそうなのは 下記の2つです ⑴奥襟を超えて背中を持つことが可能になる ⑵寝技で関節技を掛けてよくなる こんなところでしょうか ⑴で言えば柔

    • 60.勝負の世界には運の要素もあると知っておく

      勝負の世界には運の要素もあると知っておく ~はじめ~ 【自分の努力や頑張りがすべての結果をコントロールできると思い過ぎない】 ~せつめい~ 【自分の努力や頑張りがすべての結果をコントロールできると思い過ぎない】 毎日の練習やトレーニングを頑張ることは 日本一や世界一 ある程度の高い目標設定をして 日々生活している選手なら当たり前のことです ただし 頑張っているけどなかなか結果が出ない選手や 客観的に見ても 誰よりも努力しているのに結果が出ない選手がいるのも

      • 59.コツコツ右肩上がりに成長していく

        コツコツ右肩上がりに成長していく ~はじめ~同級生との会話で確認できた大切なこと~せつめい~【同級生との会話で確認できた大切なこと】先日 僕の同級生であり国士館大学出身で 現在は自衛隊体育学校柔道部のコーチをしている 春山友紀と話す機会がありました 彼と僕は高校・大学時代ライバル関係で 彼とは本当にたくさんの試合をしてきました 今までは二人とも現役選手同士ということもあり 踏み込んで柔道の話をなかなかすることがありませんでした お互い30歳ということで友紀は

        • 58.どんなにつらい状況でも諦めないことが大事

          どんなにつらい状況でも諦めないことが大事 ~はじめ~①最後の最後まで諦めない②1%でも諦めない気持ちが残っていれば大丈夫~せつめい~【①最後の最後まで諦めない】これは試合において最後まで逆転される可能性があるから 気を抜かないという意味ではなくて 普段の生活を過ごす上での精神状態や 自分がつらい気持ちになったり 諦めそうになった時の心の整え方というか考え方に関係することです人生は生きていると 自分が思うようにいかないこととか 上手くいかないことがほとんどです

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          57.量の稽古と質の稽古・結局どちらが大事なのか

          量の稽古と質の稽古・結局どちらが大事なのか ~はじめ~ ①どちらも大事②自分の柔道スタイルや体の調子で割合を考える~せつめい~ 【①どちらも大事】結論から言うと どちらも同じくらい大切です 柔道は選手の数だけ柔道スタイルがあるし 正解がないスポーツなので 練習の強度や どれくらいのレベルの選手になりたいか という目標を設定した上で 稽古内容を考えるべきです 一概にきつい練習をしているから 試合で勝てる とか 人一倍考えて稽古しているから試合で勝てる

          57.量の稽古と質の稽古・結局どちらが大事なのか

          56.試合や大事な場面で緊張しない方法

          試合や大事な場面で緊張しない方法 ~はじめ~ ①試合開始直後の行動だけ決めておく②緊張はマイナスなことではないと知っておく~せつめい~ 【①試合開始直後の行動だけ決めておく】具体的にどういうことかというと 試合が始まって最初に自分が柔道着を握るまでは そのこと以外考えないということです ・相四つなら引手を持つまで・喧嘩四つなら釣り手を持つまでです 柔道は柔道着を握らないと競技としてスタートしません 若い選手や まだあまり試合の経験が少ない選手は 試合が始ま

          56.試合や大事な場面で緊張しない方法

          55.僕がおススメする小学生に柔道を教える時のポイント

          僕がおススメする小学生に柔道を教える時のポイント ~はじめ~ ①一度柔道着を掴んだら離さない②一つでいいから得意技を身に付ける③目先の試合の結果は気にしすぎない~せつめい~ 【①一度柔道着を掴んだら離さない】小学生・中学生と練習するときに最近感じることは 組手の厳しい子供達が増えたなぁ と感じます 組手は柔道において重要な要素です でも 組手は上手でも 技が上手だなぁと感じる子は少ないです あとはせっかく握った柔道着を離してしまったり 組むことを嫌がって

          55.僕がおススメする小学生に柔道を教える時のポイント

          54.指導者の言うことを聞きすぎない

          指導者の言うことを聞きすぎない ~はじめ~ ①自分の感覚に合うものだけ取り入れる②最終的に試合するときは孤独~せつめい~ 【①自分の感覚に合うものだけ取り入れる】学生時代や若い時期は 先生がいろんな指導をしてくれます 特に将来を期待されている有望な選手ほど たくさんの指導者との出会いもあるし いろんな人が声を掛けてくれる回数も増えます ただ その指導を全て100%受け止める必要はありません 「先生に○○をしろと言われました」 「先生に○○の方がいいと言わ

          54.指導者の言うことを聞きすぎない

          53.メンタルを強くするための方法

          メンタルを強くするための方法 ~はじめ~ ①メンタルをコントロールしようとしない②自分のもともと持っている感覚を信じる③バカになる~せつめい~ 【①メンタルをコントロールしようとしない】メンタルとは心であり人の気持ちです 人の気持ちは天気と同じで 晴れているときもあれば曇るときもあります 元気で調子が良い時もあれば調子が良くない時もあります それが自然なことです 学生や若いアスリートに多い悩みが 『メンタルを強くしたい』 です その悩みを解決するための

          53.メンタルを強くするための方法

          52.柔道の団体戦で勝利するための2つの大事なポイント

          柔道の団体戦で勝利するための2つの大事なポイント ~はじめ~ ①選手が役割を理解する ②失点しない ~せつめい~ 【①選手が役割を理解する】「そんなの当たり前でしょ」 と思う人がいるかもしれないけど 意外とできているチームは少ない印象です 具体的にはどういうことかというと 対戦相手のチームのオーダーが出たときに 誰と誰が対戦するのかチームが把握します そこでチーム全体の共通認識として意識することが以下の2点です(ここをおさえれば勝率はグッと上がります)↓

          52.柔道の団体戦で勝利するための2つの大事なポイント

          51.僕が前十字靭帯の手術をしてから日本一になるまでの時系列 (パフォーマンスがそこそこに戻るまで)

          僕が前十字靭帯の手術をしてから日本一になるまでの時系列 (パフォーマンスがそこそこに戻るまで) ~はじめ~ ・2012年  1月 前十字靭帯断裂 ・2012年  4月 手術 ・2013年  6月 試合復帰 ・2013年  8月 国際大会復帰(1回戦敗退) ・2013年  9月 実業団個人戦(1回戦敗退) ・2013年 11月 講道館杯(講道館杯  5位)→実力の50%くらいのパフォーマンス『術後1年10カ月』 ・2014年  9月 全日本実業団個人戦  (3位

          51.僕が前十字靭帯の手術をしてから日本一になるまでの時系列 (パフォーマンスがそこそこに戻るまで)

          50.近づかない方がいい人・距離を置いた方がいい人

          近づかない方がいい人・距離を置いた方がいい人 ~はじめ~ ①人に対してリスペクトが無い人 ②自分を信用していない人 ③自分の価値観を押し付けてくる人 ④まず否定から入る人 ~せつめい~ 【①人に対してリスペクトが無い人】 こういう人は基本的に自分の物差しでしか物事を捉えていません 口ではいくらでも良いことを言ってきますが最終的には 他人の人生が良くなるとかどうでもよくて 自分の利益のことしか考えていない人が多いです リスペクトがあれば相手のことを思いや

          50.近づかない方がいい人・距離を置いた方がいい人

          49.たまには諦めてもいい

          たまには諦めてもいい ~はじめ~ 【たまに諦めていいのは普段から頑張っている人】 これまで僕の過去の記事ではどちらかといえば 頑張ることが悪のような書き方をしてきました ですがその捉え方は表面的な部分しか見ていなくて 本質は ・常に意識を高く持って努力している人 ・毎日人並以上に頑張っている人 こういう人が僕の記事を読んだら心が軽くなるというような内容になっています 人の頑張るラインとか個人の判断で決める レベルのことなので あまりそのレベルを決めるよう

          49.たまには諦めてもいい

          48. 気になることがあったらその瞬間に聞く(あと回しにしない)

          気になることがあったらその瞬間に聞く (あと回しにしない) 《~はじめ~》 ①後輩でも自分が成長できると思ったら積極的に質問 ②分からないままにしておくことはダメ ③最終的に学習できるのは試合 《~せつめい~》 【①後輩でも自分が成長できると思ったら積極的に質問】 僕は怪我が治ったばかりの時など よく高校に練習に行かせていただきます そこには中学生と高校生がいますが ぼくは特に中学生に質問するのが好きです 中学生の子からすれば 30歳くらいの実業団で柔

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          47. 毎日全力じゃなくていい・全力を出す場所は試合

          毎日全力じゃなくていい・全力を出す場所は試合 《~はじめ~》 ①毎日全力じゃなくていい ②全力を出す場所は試合 ③心を健康にしておく 《~せつめい~》 【①毎日全力じゃなくていい】 毎日全力だとシンプルに疲れます 全力じゃなくていいっていうと じゃあ手を抜いていいんだみたいに 極端にとらえる人がいますが そういうわけではありません 何か目標を立てたら そのために毎日どういう過ごし方を すれば良いのか考えて 行動していくだけです その行動に移した際に

          47. 毎日全力じゃなくていい・全力を出す場所は試合

          46. 心・体・技

          心・体・技 高校時代に当時の総監督の林田先生から よく『心・体・技』という言葉を言っていただいていました 今日はなぜ『心技体』ではなく 『心体技』なのか そこについて解説したいと思います ~はじめ~ ①心 ②体 ③技 ~せつめい~ 【①心】 『心体技』の先頭に来るのが心です 柔道とか他のスポーツに限らず 普段の生活でも 切っても切り離せないものが心です 高校時代に僕がよく言われていたのが どんなに強靭な体を持っていて どれだけ上手な技術があっても