54.指導者の言うことを聞きすぎない

指導者の言うことを聞きすぎない

~はじめ~

①自分の感覚に合うものだけ取り入れる

②最終的に試合するときは孤独

~せつめい~

【①自分の感覚に合うものだけ取り入れる】

学生時代や若い時期は

先生がいろんな指導をしてくれます

特に将来を期待されている有望な選手ほど

たくさんの指導者との出会いもあるし

いろんな人が声を掛けてくれる回数も増えます

ただ

その指導を全て100%受け止める必要はありません

「先生に○○をしろと言われました」

「先生に○○の方がいいと言われました」

たまに若い選手と話していると

こういう子がいます

実際に僕も学生時代いろんな先生方に指導していただきました

そこにはもちろん感謝しかないです

ですが

過去に僕はたくさんの指導をしてもらう中で

混乱していた時期もありました

結局何が正解なのか分からなくなってしまったときがありました

その気持ちは選手としては結構つらいです

教えてもらったことを全て真に受けるのではなく

自分に合う技術や考え方を

教えてもらった側は選別しないといけません

自分に合わないと思ったらやる必要はありません

その選別までできて

はじめて指導のワンセットだと僕は思っているのですが

どうしても

指導者→選手

のような一方通行になることが多いように感じます

指導者⇔選手

のほうがお互い成長できそうな感じがします

なので

もし

いろんな指導を受けて混乱している選手がいたら

「これなら自分はできる!」

「絶対自分にプラスになる!」

としっくりきたものを選ぶようにしましょう

【②最終的に試合するときは孤独】

なぜ①のようなアドバイスができるかというと

試合で結果を出せるのは

『アナタ』しかいないからです

試合で負けた時に

「先生に教えてもらった技術が上手くいかなくて負けました」

とか言えません

カッコ悪いです

柔道で例えますが

試合をするときに

毎日指導してくれている先生は

畳に上がって一緒に試合してくれません

試合するときはいつも一人です

だから指導してもらうときも同じように

自分で合うか合わないかを選ぶ必要があるのです

どんな有名選手の講義や

柔道教室を受けても

自分に合わなっかったら全部同じです

試合の時に自分が技を掛けたり

どんな試合展開にするのか選ぶように

普段から自分で自分に合うものを判断できるようなクセをつけましょう

そうすれば精神的な面でも

自分で選んだ行動で負けてしまったら「しょうがない」と割り切れるし

勝ったときには自分の選んだ行動は正しかったと

強い自信をつけるキッカケにもなってくれます

~おしまい~

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