61.中学3年生の柔道家が高校生になるまでにやっておいた方がいいこと
中学3年生の柔道家が高校生になるまでにやっておいた方がいいこと
〜はじめ〜
①ルール変更にしっかり対応する
②基礎体力のレベルアップ
③立技と寝技で1つ自分の得意技を作る
〜せつめい〜
【①ルール変更に対応する】
日本柔道の場合
中学生から高校生に上がるタイミングでルールが少し変化します
変化するルールで影響が大きそうなのは
下記の2つです
⑴奥襟を超えて背中を持つことが可能になる
⑵寝技で関節技を掛けてよくなる
こんなところでしょうか
⑴で言えば柔道着の持つ場所が変わるということは相手が掛けてくる技も変わるということです
逆に自分が掛ける技の幅も広がります
今まではほぼ前襟で柔道をするか
奥襟を持ったらすぐに攻撃をしなければ行けなかったかもしれませんが
それが変化するので
そこに対しての攻撃と防御をしっかりと高校生になるまでに身につけておきましょう
柔道自体が強くてもルールの変化に対応できなくてコロッと負けてしまう選手は結構多いイメージです
僕が東海大相模中学だった頃は高校の付属の中学だったので毎日練習場には高校生がいました
なので中学3年生の全中が終わり
すぐに新しいルールを意識して高校生と練習していました
高校1年生の夏までには完全に新しいルールが体に染み付いていましたね
後は新しいことをやりはじめて柔道の幅が増えていくのがすごい楽しかった思い出があります
楽しいとそれだけで夢中になれるし毎日練習に行くのがワクワクします
楽しいと思える=最強への近道
です👌
【② 基礎体力のレベルアップ】
軽量級と重量級で差はあるかもしれませんが
高校生になった時点である程度のウエイトトレーニングを僕は行っていました
これは完全に僕の感覚と考えですが
ウエイトトレーニングはそんなにガンガン重い重さをやりこまなくてもある程度の重さがあつかえれば充分だと思います
柔道だと
走ったり
ロープを登ったり
腕立てをしたり
自分の体をコントロールしながら基礎体力を上げていく種目をやり込んだ方が怪我のリスクも減るし
競技力の向上に直結すると思います
なので身近に高校生がいるような環境ならその高校生に負けないようにしっかりトレーニングしましょう😊
そういう人が身近にいなくてもYouTubeなどでいくらでも情報が出てくるので自分で調べてトレーニングしましょー!
【③立技と寝技で1つ自分の得意技を作る】
もともとセンスのある選手はそんなに意識しなくても大丈夫かもしれません
でも自分の得意技ってなんだろう?
とか
得意技が自分はないなぁ
とか
思ってる選手は今のこの時間がある時期に作っておくのがオススメです
そんなにたくさんの技ができなくてもとりあえず1つで大丈夫です🙆♂️
僕は日本代表で国際大会に出場するレベルになっても高校生の時に作った
立技は〈大内刈り〉
寝技は〈ネルソン〉
最初の頃はこの2つでほぼ戦っていました
今は少しバリエーションは増えたけど
自分のもともとある立技と寝技の2つの軸から少し変化する技がついたくらいです
それでも国際大会で戦えるレベルにはいます
だから若い時にはできるだけ自分の得意技の習得に努めることで
それから先の高いレベルで戦っていくときに絶対に自分を助けてくれる武器になることは間違いありません
実は僕は高校1年生のときは立技で相手を投げる得意技は1つもありませんでした
でも寝技で1つだけ得意技であるネルソンでインターハイを戦い抜くことができました
高校生のトップレベルくらいだったら
何か1つ自分の得意技があれば充分戦えます
だからみなさんも
そんなに試合が多くない今だからこそ
逆にたくさんの時間が使えるというメリットに目を向けて
『柔道の研究』
に時間を使ってみてはどうでしょうか😊
〜おしまい〜
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