介護現場から ご利用者からの学び〜介護職を通して『生きる』ことを学ぶ〜
こんにちは!ikedaです!
ご利用者のお話の中で、大切に感じたことを書き留めたいと思います。
「やる事がないから昼間に眠らないように、一生懸命目を開けてテレビを見てるんだけど、いつの間にか目が閉じちゃうんだよな。そういえば、何日後かは雪かもしれないってね。閉め切ってるから部屋からじゃわからないな。たまに雨の中、傘をさして歩きたいなと思うよ。外に出たら、物価が高いなってアップアップしちゃうよな!でもここに居たら、そんな心配もしないし、いろいろな事が有難いのか、切ないのか、わからなくなるよ。」
一見、自由な時間があるように見えても、それが幸せだけの側面とは限らないんだなと感じたお話でした。
「午後から雨か〜」なんて少し憂鬱に感じたり、だんだん寒くなってきたなと感じたり、締め切りや時間に追われて慌ててしまう時間も、様々な日常の変化を五感で感じることがこんなにも幸せなことなんだな、と感じました。
毎日の忙しさのなかに、一日の仕事を終えたり、小さなやりがいや達成の喜びがあり、また逆に何かに悩んだり、落ち込んだり、疲れている時もある。
どんな時でも、毎日の流れのなかで、社会との繋がりを感じ、人間関係の難しさを感じたりもします。
良くも悪くも様々なことを思わずには、考えずにはいられなくなる、、
でもそれが振り返ると反省や自信、思い出になったり、生きている面白みになっていくのかな、と感じました。
今朝のアラームが鳴り、まだ布団にいたい気持ちと葛藤しながら、この頑張りがまた休みの日の嬉しさを倍増させるなら、もうちょっと頑張るかと思いました。
介護するって一方的な支援じゃなく、いろいろなことを学びながら互いに支え合う関係なんだなと改めて感じるお話でした。
そんなことを電車で書き留めながら出勤しました。
フロアに着いて「おはよう!」と声をかけてくれるご利用者をみると、今日も変わらずここにいてくれることがとても嬉しくなりました。
人の生きることを支援するとは…
まだまだ介護現場、わたし自身の大きな課題を感じます。
変化する新鮮さも楽しいし、変わらない安心感も大切に思うし、私ももっとたくさんのことを経験して勉強しよう!と思いました。
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