25歳、バセドウ病になった

現在26歳、バセドウ病寄りの甲状腺異常の治療中です。
服薬して1年ほど経ち、体は落ち着いています。
自分が病気になるとは思ってもみなかったのですが、同世代でなりやすい病気らしいです。

専門的な医学のことはわからないので書きません。
ただの体験記として気軽に読んでね。

今どんな状況？

病気がわかってから1年ほど、薬を処方してもらってます。
毎朝薬を飲んでいます。1年飲んでるのによく飲み忘れかけます。
体は至って調子がいいです。

毎月、血液検査をしています。
採血が痛い人だといやああああああって思いながら血を抜かれています。
数値がまだ万全ではないのでしばらく服薬が続きそうです。

身体の異変

友達と乾杯するとき、コップを持つ手が震える。
階段を登ると息切れする。
大好きなライブ参戦の帰り道はヘトヘト。
在宅の仕事が終わると、もう何もできなくて寝っ転がって天井を見つめるだけ。

25歳の壁っていうじゃないですか、体力がガタッと落ちる一段階目。
初めはそれだと思っていたんです。

友達にも「もう体力ないからさ〜笑　息切れが、、笑」とか言っていました。

実は前年の健康診断で、甲状腺肥大の気があるということを指摘されていました。
でも「うーん、まだそんなに気にする程度じゃないかなー」と言われている段階で病院に行ける人って同世代でなかなかいないんじゃないかなと思います。

合致する症状しかない

2年目は「まだ気にする程度じゃないかなー、でも検査受けてみてもいいかも」に進化しました。連続で指摘されると流石に気になってきて自分で少し調べ出しました。

・声が掠れる
・手の震え
・身体の疲れ
・頻脈（脈の速度が速い）
・胃腸が活発
・代謝が激しい
・イライラしやすい
・メンタルの不調

そういえば趣味で歌う時、ずっと咳払いが止まらなくても〝ーーーーーーーー！！！ってイライラしながら歌ってるな。

（このnoteとは全く関係ないけど、歌うことについてはこちらに。）

手なんか本当に震えっぱなしだけどこれおかしいのか、手の震えが止まらないんだよね〜もうおばあちゃんなのかな〜、とか友達に言った記憶がある。

いつもだるいし気圧のせいだと思っているけど、これは体が疲れているのか。

脈は時計を見ながら測ってみたら１分間に１２０近く。普通の人は６０から１００らしい。こりゃダメだ。

よく考えたらお腹を壊しているわけでもないのに、だいたい下痢だなあ。

代謝がいい、つまり食べても食べても痩せるのも特徴らしく、よく考えたら最近朝から晩までお腹が空いて、山盛りの菓子パンにサンドイッチに餃子にお菓子に、おかしいくらい毎日大量に食べてしまって、それでもBMIは19に届いていないなあ。

ストレスが多くイライラしやすい状況とはいえ、めちゃくちゃメンタルが安定しなくて、本当に消えてしまいたくなる。

という具合に調べれば調べるほど症状しか出ていませんでした。

昔から割とヒョロヒョロとした体型だったから、体重自体にあまり違和感は無かったのですが、食べても食べてもお腹が空くのには参っていました。お金がいくらあっても足りないので。

ストレス

実は甲状腺異常は原因がよくわからない病気らしいです。
ただ、ストレスがよくないということは言われているようです。

当時実家に住んでいましたが、家族は１０年くらい離婚できずに揉めているような家でした。家族は全員ストレッサーみたいなものでした。

ただでさえプライベートがそんな調子なので、仕事はできるだけ穏やかに過ごしたいところです。しかし運の悪いことにその年は社内一と言っていいほど嫌われている、最悪な上司に当たっていました。
理想ばかりで実体がない話ばかり、自分の仕事を部下にやらせて、部下の手柄を全て総取りするような人間で、入社してから1番会社を辞めてやりたいと思っていました。

ストレスは完全にキャパオーバーでした。

病院に行った

詳しくはわかりませんが、母も甲状腺関連で病院にかかっていたのでそこを紹介されました。

最初は触診、エコー検査、血液検査を受けました。
自分で調べた症状が合致することを伝え、やはり甲状腺異常の可能性が高いということでした。
「今まで辛かったですね」と言われて急に涙が出そうになりました。
これ、辛かったんだーーー！辛いって言ってよかったんだーーーーー！！！！

エコー検査では、甲状腺のあたりにエコーを当てられて、なんださ甲状腺の中がやたらいっぱい動いてるなーって感じの映像を見せてもらいました。詳しくは血液検査の結果をみないとわからないですがほぼほぼそういうことらしいです。
最後は採血され、結果は１〜２週間後にわかるということでその日は終了でした。

改めて結果を聞きに病院に行きました。やはりクロということで、そこから服薬が始まりました。

治療してみて

ここからが一番大事なのですが、１ヶ月も薬を飲んだところ、びっっっっくりするくらい体が軽くなりました。

今まで疲れているのかよくわからなかったけど、要するに体はずっとマラソンをしている状態だったらしいのです。
何もしてなくてもずっと胸の辺りまでつっかえるような息苦しさがあった、ということが、引いてからわかりました。

めちゃくちゃ苦しい体で生活していたんだとやっと気がつきました。

そこからは、ストレスはめちゃくちゃに避けて、薬を飲んで、体力がかなり戻りました。

両親は離婚して、引っ越しもして、上司も無事代わって、実家を引き払う手伝いをさせられましたが今は元気です。

隔週だった血液検査は月一になりました。

半年超で６キロ太りました。恐ろしいことに薬のせいじゃないんです。
代謝が良すぎてたくさん食べていたのが、代謝は普通の２６歳（むしろ抑え気味になっている）になったのはいいのですが、食欲は自分で止めるしかないらしいです。なにそれこわい。

ダイエットを始めるのに本当に時間がかかりました。
服薬開始から９ヶ月目に、まじでここで踏みとどまらないとやばい！！！！！！という瞬間がついにやってきました。
なんとか踏ん張って3ヶ月で４キロ落とせました。
私のダイエットはほぼ食欲との戦いでした。
BMI１９に満たないところまで下げる気はもうないですが、欲を言えばもう１キロくらい落としたいところなので頑張ります。
ダイエットの詳細についてはまた別で。

甲状腺異常、２０代〜３０代の女性に多い病気らしいです。
実際、似たような症状を言い始めた年下の友人を、すぐ病院行け！！！と蹴っ飛ばし、蓋を開けてみたらバセドウ病でした。
彼女もかなりストレスが溜まる職場環境で追い詰められてしまっていたようで、「一歩手前」まで行ってしまっていたエピソードを後から聞いて震えました。
メンタル面の改善はどれほど関係しているかはわかりませんが、体が軽くなるとかなり生きやすくなります。

私からのお願いです。
もし少しでも似たような症状がある方は、病院で血液検査をしてもらってください。
１ヶ月でまるで違う世界が見えるようになるかもしれません。

もしこのnoteがきっかけになったり、共感して安心できる人がいたら救われます。

おわり。