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神様なんてコンチクショーだ



To God

僕らは生まれ変わる。ずっとずっとこれからも、生まれ変わり続ける。
それはきっと宇宙のゲーム。神様が宇宙のボードゲームで遊んでいるんだ。
神様は無責任だ。
お願いなんて叶えてくれない。
なぜなら、それがゲームだから。簡単に叶ったら面白くないだろ。
神様はそんな僕らを見て遊んでいるだけなんだ。ほんの少しの軌道修正をしながら。
でも、そろそろそれも終わる。
今度は僕らが遊ぶ番だ。
そろそろ行くよ、神様。




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今から6年前、“To God(神様へ)” という詩を書いた。
僕のドローイング作品に添えた詩です。

当時の僕は、神様に腹を立てていた。
もし本当に神様がいるとしたら、いったいなんで僕はこんなにしんどいんだおい! って。
目の前にいるこの人はなんでこんなに大変なんだ?
世界はどうしてこんなにぐちゃぐちゃなんだ?
もし本当に神様がいるとしたら、そいつは相当サディスティックで最低ヤローだなコンチクショー!、って。

だから、もうあんたの力は借りない、もうあんたに期待なんてしない、
あんたが仕組んだこの壮大なゲームももう終わりにしよう、これからは好き勝手にいくからよろしく。
宇宙行き神様宛で手紙、てゆーか、むしろクレーム? を書くような気持ちで、僕は詩を書いた。

でも、ここ数年で意識が変わった。
というか、気付いたのだ。
神様は、どこかにいるんじゃない、って。
宇宙が存在すること、地球が存在すること、世界が存在すること、そして、僕が僕として存在すること。その、「存在している」という「現象」の事を「神」と呼ぶのではないか、って。
「現象」を言い換えると、「意識」だったり、「概念」だったり、はたまた「秩序」「法則」とも呼べるのかもしれない。まるで、それは巨大な「システム」だ。
そう、「神」とは「現象」としての巨大な「システム」なのだ。(なんだかエヴァンゲリオンの世界みたいだ!)

そう考えると、僕が書いたあの詩はあながち間違ってない、というか、いいじゃん、って思えてくる。
もうあんたには頼らない。いや、最初から神様という「人物」なんて存在していなかったんだ。
神様はどこかにいるんじゃない。
最初から僕らは「神と共に在る」。
うーん … ちょっと違うな、
むしろ、僕が僕であること、あなたがあなたであること、世界が世界であること。
それこそが、「神」なんだと思う。

僕の中にある神様に祈ろう。
あなたの中にある神様に祈ろう。
それぞれで、それぞれの神様に、祈ればいい。
そうやって自分自身に祈りを捧げるたび、
人は神様だったことを思い出し、
神様に戻っていくのだ。



2018. March
Photo & Writing by kai


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