kenji kushima

料理家。鎌倉のちいさな山のふもとに暮らす。 野菜の料理を作る、ほか、保存食作り、レシピ…

kenji kushima

料理家。鎌倉のちいさな山のふもとに暮らす。 野菜の料理を作る、ほか、保存食作り、レシピつくり、絵を描く、文章を書く、など。 著書『食堂くしまのレシピ帖 僕のしあわせなごはん』(中央公論新社刊)。shokudoukushima.com

最近の記事

ピンク色の絵本

「男の子がピンクやエルザを好きだっていいんです!」 ・ この言葉が、Twitterのタイムラインに流れてきて、目を奪われた。 ちょうどそのころ、ぼくがピンク色の洋服を着ることについて、考えていたから。 上の言葉をtweetしていたのは、翻訳者の横山和江さん。 横山さんが最近翻訳された 「ジュリアンはマーメイド」という、アメリカの絵本についての言葉で、そのtweetには、小麦色の肌の男の子が、レースの長い布を腰に巻いてどうどうとポーズをとる場面の、穏やかなピンク色がうつくしい

    • ライアー、うつくしい楽器

      ライアーとの出会いは、山下りかさんを通じて、だった。 ルドルフ・シュタイナーの教え、考えに触れてみる、というワークショップで、りかさんがキンダーライアー(子供用に作られたちいさなライアー)を持ってきていて。 それを触らせてもらい、弦を弾いて音を出すことを体験させてもらった。 その時は、へぇ、きれいな音の鳴る楽器でかわいいねぇ(子供用のちいささ、ということもあって)、というくらいの感想しか持たなかった。 そのすぐ後に、りかさんがライアーの弾き語りをするライブを観る機会に恵まれた

      • 或る日、イタリアで 4-quatro

        料理を生業としている僕、久嶋健嗣は、イタリアの家庭料理に触れてみたくて、2010年にイタリアへ渡り、2ヶ月間、ホームステイ先のマンマに現地の家庭料理を教わりました。これは、当時、現地で書き留めた日記やレシピをそのまま載せた、僕の思い出の記録です。 僕が見たイタリアを、マンマから教わったちいさなレシピとともに、おたのしみください。イラストは、当時、僕が見た風景、光景を思い起こしながら描いています。 domenica,31.Ottobre.2010 Cleliaに、明日、A

        ¥200
        • 或る日、イタリアで tre -3

          料理を生業としている僕、久嶋健嗣は、イタリアの家庭料理に触れてみたくて、2010年にイタリアへ渡り、2ヶ月間、ホームステイ先のマンマに現地の家庭料理を教わりました。これは、当時、現地で書き留めた日記やレシピをそのまま載せた、僕の思い出の記録です。 僕が見たイタリアを、マンマから教わったちいさなレシピとともに、おたのしみください。イラストは、当時、僕が見た風景、光景を思い起こしながら描いています。 martedi,26.Ottobre.2010 「からだに気をくばる」

          ¥200

        ピンク色の絵本

          或る日、イタリアで due-2

          料理を生業としている僕、久嶋健嗣は、イタリアの家庭料理に触れてみたくて、2010年にイタリアへ渡り、2ヶ月間、ホームステイ先のマンマに現地の家庭料理を教わりました。これは、当時、現地で書き留めた日記やレシピをそのまま載せた、僕の思い出の記録です。 僕が見たイタリアを、マンマから教わったちいさなレシピとともに、おたのしみください。イラストは、当時、僕が見た風景、光景を思い起こしながら描いています。 giovedi,21.Ottobre.2010「美にかかわる」 「愛はつづい

          ¥200

          或る日、イタリアで due-2

          ¥200

          或る日、イタリアで uno-1

          料理を生業としている僕、久嶋健嗣は、イタリアの家庭料理に触れてみたくて、2010年にイタリアへ渡り、2ヶ月間、ホームステイ先のマンマに現地の家庭料理を教わりました。これは、当時、現地で書き留めた日記やレシピをそのまま載せた、僕の思い出の記録です。 僕が見たイタリアを、マンマから教わったちいさなレシピとともに、おたのしみください。イラストは、当時、僕が見た風景、光景を思い起こしながら描いています。 Sabato,16. Ottobre.2010夜7時。 冷たい雨が降る、ミラ

          ¥100

          或る日、イタリアで uno-1

          ¥100