女性起業塾が素晴らしいコミュニティーになった理由
27歳で設立した、女性起業塾
こんにちは、キッズラインの経沢香保子です。今日は、2001年私が立ち上げた女性起業塾について詳しく書いてみたいと思います。この塾には本当に強い思い入れがめちゃめちゃあって、いつも何かが生み出される熱い場所だったし、私自身の起業家人生の大きな成功のきっかけにもなってくれたり、何より素晴らしい仲間、コミュニティーになっていって、振り返るたびに胸がいっぱいになるんです。
女性起業塾誕生のきっかけ 〜26歳の私の気づき〜
2000年、私が26歳で起業した頃のことを思い出すと、正直「寂しくて不安だった」です。起業した日のことは、まるで昨日のことのように鮮明に蘇ってきます。
自宅のマンションでポツンと何を始めようかと漠然としたところから始まり、また、当時、20代の女性起業家なんて超珍しかったんですよね。周りはほとんど男性起業家か上場を目指すとか、自分の中では「100億への事業」とか上場とか語られていて、私はまず一歩めの悩みだったんです。
そんな中で、私はある違和感を覚えたんです。男性経営者たちの会話のレベルやアドバイスの内容、語られる武勇伝と、自分の置かれている状況や、26歳で起業したので、30歳で結婚して、31歳32歳と子供を持って、などのライフスタイル両立などのイメージと全く違っていて、起業初心者の私の中では「えっ、どれが本当は?」「はて、違う世界に入り込んでしまったの?」って思うことばかり。
私が悩んでいたのは、もっと身近な問題。仕事と私生活のバランスをどうとるか、自分らしい生き方って何だろう、長く続けることができる、愛される事業で社会に役に立てることは何か?そんなことです。そして、ふと気がついたんです。
「きっと、私と同じように悩んでいる女性起業家がいるはず」って。
その瞬間、心の中で小さな火が灯ったんです。「そうだ、みんなで集まって、学び合える場所を作ろう」って。今思えば、これが女性起業塾の始まりだったんですね。
予想外の反響 〜メディアの注目と全国からの反響〜
実はその前に少し戻ると、26歳でトレンダーズという女性マーケティングの会社を起業した私のストーリーが、思いがけずメディアの注目を集めることになりました。そこで「どうやったら26歳で起業できるんですか?」という個人や男性経営者が「自分の友人が起業したいって言ってるんだけど話してくれない」などの問い合わせが殺到し、
それと冒頭の自分のモチベーションもあって、そうだ「女性起業塾を始める」ということにしたらどうだろうと、プレスリリースを出すと、朝日新聞さんがまず大きく取り上げてくれたんです。写真付きで!その後、テレビの取材もどんどん来て、気がつけば全国ネットで夕方のニュースとして放送されていました。
正直、最初はびっくりしましたね。「え、女性起業塾ってそんなに求められてるの?」って。でも、そのおかげで女性起業塾の存在が全国に知れ渡ることになったんです。
そしたら、驚くべきことが起こったんです。全国から申し込みが殺到。恵比寿にあるセミナールームでの開催なので、開催数は限られていますが、北海道から参加したいという人まで現れたんです!大阪や九州の人も多かった「えっ、そんな遠くから?」って本当に驚きました。
それだけじゃないんです。「起業なんて考えたこともなかったけど、この塾に興味があります」という声もたくさん寄せられたんです。なんとあっという間に「入会半年待ちの女性起業塾」となってしまったんです。
と、同時に、私の中で何かが「カチッ」とはまった感じがしました。「ああ、本当は女性は自分らしいライフスタイルと自分らしい仕事を作りたいんだって」って。その気づきは、私に大きな使命感を与えてくれました。「誰もが必ず成功できる女性起業塾を作ろう!」って。
塾の内容 〜試行錯誤の日々〜
さて、塾の内容を決めるのが本当に大変でした。みんなのニーズに応えられるように。
本当に試行錯誤の毎日でした。色々と調査すると「起業したいけど何をしていいかわからない」「実は起業しててネタはあるんだけど拡大できてない」の2つがあることに気づきました。
なので、前者の方向けに、ベーシックコースと、後者の方向けに、アドバンスコースの2つを設けることにしました。
ベーシックコースとは 〜自分を知り、一歩を踏み出す〜
ベーシックコースは、起業をこれから考える人向けです。
ベーシックコースを通じて、みなさんが自分の強みを見出し、それを活かしたビジネスプランを立て、実際の商売体験を通じて実践的なスキルを身につけていく。そんな過程を、仲間と一緒に歩んでいけることを目的に講座を設計しました。
具体的には以下の3つです
起業を考え始めた女性や、自分の強みを活かしたビジネスを模索している方々のために心を込めて設計しました。
1. 自分の強みを見つける宝探し
まずは自分自身を知ることから始めてもらいました。ほどんどの、みなさん、意外と自分の強みに気づいていないんです。
例えば、長嶋一茂さんの例を出すことがあります。野球選手として有名ですが、長嶋さんは人にホームランの打ち方を教えるより、「ボールを振ったら当たるでしょ」という(イメージ)の強烈な強みを言語化するのは難しかったと思います。
強みは息を吸うようにできること、そこで、それを見つけ出すお手伝いをしました
具体的には:
自己分析ワークショップを実施します(友達10人に自分の強みをヒアリングしてきてもらって「自分の強みとは」レポート発表
受講生同士でフィードバック
強みを活かした他事業の成功事例を紹介・分析します
個人の特性をビジネスにつなげるアイデア出しセッションを行います
ある受講生は「私は話すのが苦手」って言ってたんです。でも、実は「人の話を丁寧に聞ける」という素晴らしい強みがあったんです。これって、カウンセリング系のビジネスにピッタリですよね。
2. ビジネスプランを立てる
強みが分かったら、次はそれをどう活かすか。 ここからが徐々に本番ですよね
「小さくてもいいから、自分の強みを活かした、自分らしいオンリーワンのビジネスを見つけよう」って伝えていました。大切なのは規模じゃない、自分らしさなんです。誰もがやってない、オンリーワンの愛される事業を探してそれを見つけていく。
このセクションでは:
ビジネスアイディアを出す
顧客ペルソナを作成する演習を行います
グループワークでプランをブラッシュアップします
ある時、子育て中のママが「子供の送り迎えの合間に何かできないかな」って悩んでいました。そこから、「待ち時間を活用した簡単な英会話レッスン」というアイデアが生まれたんです。こういう小さなところからでも「ビジネス発想脳」を作っていくことが大事です。最初はピンとくるアイディアではなくてもアイディア自体を出していくことにどんどん慣れていくのです。
3. 実践的な商売体験
理論だけ机上の空論! では、起業は成功しません。ロマンとそろばんということで、実際に手を動かして体験してもらいました。
というのは、起業塾への参加費は12万円くらいだったと思いますが、それは塾生が「投資」した12万円。それを参加中の3ヶ月で回収してもらいましょうという取り組みで、当時はヤフーオークション、みんなで販売体験をしてもらいました。そして、お客様のやりとりを通じて商売をリアルに感じながら、自分が投資した12万円を回収してもらうのです。 商品の選び方、写真の撮り方、説明文の書き方... さまざま工夫して、実際に売れ、お客様の役に立った時の喜びと現実の商売を味わっていただきました。
アドバンスコース 〜夢を現実に〜
アドバンスコースは、すでに起業している人や、具体的なプランがある人向けです。ここでは、大きな目標を掲げました。「年商1億円を目指そう!」って。
じゃあ、具体的にどんな内容だったのかと詳細に書いてみますね。
1. 「年商1億円」への挑戦
まず、このコースに来る人たちの多くは「もっと売上を伸ばしたい」って思ってるんです。だから、私たちは「年商1億円」っていう目標を掲げています。
でもね、最初はみんな「えっ、無理でしょ!」って顔するんですよ(笑)。私も最初はそう思ったんです。でも、実際に数字を積み上げていくと、「あれ?案外いけるかも?」って思えてくるんです。1億を12で割ると、毎月800万円くらいの売り上げです。営業日20日なら一日40万円。どんな商品を何人に売りますか?のように因数分解していくと、「なんとなくできるかも」っていう気持ちになるんです。
例えば、ある方は月商100万円だったのが、このコースを通じて戦略を立て直して、2年後に年商1億円を達成したんです。夢物語じゃないんですよ。
2. 濃密な少人数制で毎回ビジネスプレゼン
20人くらいの少人数制にしてるんです。なぜかって?一人一人としっかり向き合いたいからなんです。
前半は講義形式で、講師をよんでマーケティングや財務を学ぶのですが、後半は毎回、5分間のプレゼンをしてもらうんです。最初はみんな緊張して、声震えてるんですよ。でも、回を重ねるごとに上手くなっていくんです。
プレゼンの後は、私が一人づつビジネスのポイントに絞ってさらに成功確率を上げるために、厳しくも愛のある(?)フィードバックをさせていただくんです。「ここはもっとこうした方がいい」って率直に言う
多分、みんな緊張したかと思うのです。でも、これが本当に大事なんです。ある受講生が「最初は傷つきそうで怖かったけど、意見を聞いて、自分のビジネスがどんどん良くなっていくのが分かりました」って言ってくれたんです。嬉しかったなぁ。
成功の秘訣 〜心を込めて、細部にこだわって〜
振り返ってみると、女性起業塾が成功した理由はいくつかあると思います。
特徴的な取り組み
1. 課題図書の設定
毎週、課題図書を設定して読んでもらうんです。これが意外と良かったんです。まずは「経営者脳」になってもらうには「経営者の書いた優良な著書」を読むことで脳内を経営者モードに切り替えてもらいました。
読書の習慣がつくだけでなく、学んだことをレポートにしてもらって、自分の考えを言語化ブラッシュアップの機会になりました。
2. ブログを書いてもらうこと
毎回受講するたびに、学んだこと、感じたことをブログにアップしてもらうんです。
これは、知識の定着だけじゃなく、自分の思考を整理する練習にもなるんです。さらに、起業したばかりは誰にも知られているないけれども、ブログを通じて考えを発信していくことで、脳内整理もされ、みてくれる人も増え、女性起業塾参加者同士のつながりも増え、メリットだらけでした。
私自身も、今日はこんな講義をして、とかならずブログに書いて、その感想を書いてくれた生徒さんのブログリンクを貼って、コミュニティー全体での成功を押し上げて行きました。これが塾の理解の内容を深める一つの方法でもあり、それぞれの生徒さんからのFBと女性起業塾がどのようなものか透明性を持って社会に広がり、より必要とする人に情報が届くようにもなりました。
3. メンター制度
これは本当に大切にしました。塾の卒業生でもう一回講座を受けたい人は、メンターと言って、自分の後輩の指導をしてもらうのです。発表するプランを見てもらうとか、宿題のやり方を教えてもらうとか、単純に話し相手になってもらうとか、メンター自身も伝えることで学びになり、メンティーはより安心して塾に参加できます。
ビジネスの話だけじゃなく、プライベートな悩みも共有し合って。そういう中で、本当の意味での絆が生まれていったんだと思います。
このように、卒業後も聴講生として参加できるようにしました。継続的な学びとネットワーキングの機会を提供することで、長期的な成長をサポートできたと思います。
その他にも数多くのイベントも開催して、通塾だけではなく、いろんな場所を作って行きました。
私自身の学び
〜周囲の成功に貢献することで自分も成長する
この女性起業塾を通じて、私自身も本当にたくさんのことを学びました。
毎週、受講生の皆さんのプレゼンを聞いて、「こんな考え方があるんだ」って驚かされることばかり。私の方が学ばせてもらっていた気がします。
特に印象に残っているのは、ある受講生のプレゼンです。彼女は、地方の過疎化問題に取り組むビジネスプランを発表したんです。その内容が素晴らしくて、私も「なるほど!」って思わず声を上げてしまいました。
そういう瞬間があるたびに、「人を育てようとすることで、自分も成長できるんだな」って実感していました。
それだけではなく、
結論、人生って、「誰かの成功を応援すること」。それによって自分の人生そのものが豊かになるのだなって思いました。
卒業生たちの活躍 〜誇りと感謝〜
今でも、卒業生たちの活躍を聞くたびに、胸が熱くなります。卒業生は2000名を超え、今でもみんなが仲良くしている様子をFBなどで見ると嬉しくなります
起業して成功した人
ある卒業生は、レンタルドレスサービスを立ち上げて、今や年商1億円を超える企業に成長させ、ウエディングの分野まで進出ました。他にも翻訳ビジネスから人材ビジネスまで幅広く成功した人、個人のコンサルティングや結婚相談所などたくさんの方がいらっしゃいます。
コラボレーションによる新事業
卒業生同士がつながって、コラボして事業をやっている例もよく聞きます。お互いが成功を応援していくコミュニティーというのは本当に素晴らしいなと思います。一人一人の力は微力でも励ましあったり、学び合ったり、コラボしたり、女性起業塾の成功は、生徒一人ひとりの努力によってそのパワーを増していったと今でも感謝しています。
つながり
卒業後も、みんなとのつながりは続いているようなんです。女性起業塾で出会った人が生涯の友人になった。そんな話をよく聞きます。やはり起業する女性というのはまだまだ当たり前に存在するものではないので、同じような生き方や仕事の目標や悩みや志をもつもの同士がつながり合うことで、自分自身のモチベーションや刺激、問題の解決が容易にもなり、それが継続されていて、暖かく続いていて、それが本当に素晴らしいことだと思います。
なんだか、女性起業塾卒業生大同窓会みたいのやってみたい気がする。誰かやってたらよんでほしいw
女性起業塾が人気が出過ぎて、通えない方のために本を出版したのも懐かしいです。おかげさまでこちらの本が10万部のベストセラーになって(逆にこのおかげでまた塾に生徒様が殺到したのですが。。。)
そこで、ふと昨日、キッズラインのサポーターさんと開催したインスタライブをして思い出したのですが、
つながり、コミュニティーって重要ですよね。
キッズラインでもサポーターさんが成功してほしいと、それが第一番だよねと「オンボーディングチーム」でサポートしたり、キッズライン大学という無料で受講できるキャリアアップスクールがあったり、撮影会などを定期的に開催したり、
CSチームにはお客様への対応CSだけではなく、サポーターさんCS部署もあります。その問い合わせ数はお客様の数と同じくらいのメールと電話合計で年間数万件にも上るんです。
他にも、サポーターさん同士のコミュニティーをどうしようなど、さまざま試行錯誤しているのですが、この10年で都内シッターさんの時給が170%アップしたのが一番嬉しい成果ですが、もっともっともっと成功するサポーターさんを輩出して、(すでにたくさんの方が成功していますが)4300名以上の皆さんが参加しているキッズラインサポーターさんのコミュニティーを最高で素晴らしいものにして行きたいと改めて思いました。
実は昨日インスタライブで、実際に助産師さんとして活躍する方のライブも行って、助産師と並行してサポーターをやられている方や、助産師からキャリアチェンジして、収入面でも働き方でも大満足されている、何よりもお仕事にやりがいを感じているということで心底嬉しかったです。
https://www.instagram.com/reel/DAtA-wQJR4M/
https://www.instagram.com/reel/DAtA-wQJR4M/
そこで、ぜひサポーターとして仲間になってくれる人を探していて、
特に、今やっているキッズラインの新しい取り組みも紹介させてください。
女性にとって、妊娠出産というのは大きな山として捉えられがちで、
確かに、妊娠、出産というのは、女性のライフスタイルを激変させるものでもありますが、周囲のサポートや意識の改革で、当たり前に乗り切れる社会を作らねばと私たちは考えています。
実際に産後というのは育児だけじゃなくホルモンバランスの変化などで多くの女性にとっては当惑するもの。そこで私たちキッズラインは、
産後のケアを文化に、産後ケアが受けることを当たり前の社会にしたいと
私たちは強く考えています。
そこで、
保育経験がある方で
「ベビーシッターという働き方」に興味を持ってくださる方を、絶賛募集しています。
最大25000円お祝い金
保育経験者がシッター登録で差し上げます!
という活動をやっています(オンライン無料登録説明会もあります)ぜひ以下、ポチってご覧いただけるとうれしいいです。保育経験のある方、ぜひ産後ケア文化を一緒に作っていきませんか?
また、自分にはプロとしての産後ケア経験がないという方も、ぜひ、産後のママさんを助けたことがあるよっ、産後ママのお手伝いをしたことがあるよていう方は、どんなことが喜ばれたかとか、どんなことをサポートした課などの体験談をアンケートに書いていただけませんでしょうか?
ぜひ、産後ママが喜ばれること、あなたの経験を教えてください。5分ほどで記入できます!
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