KAHO

読みづらいかと思いますが、あまり他人様に読まれることを考えて書いておりません。 うっか…

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読みづらいかと思いますが、あまり他人様に読まれることを考えて書いておりません。 うっかり読んでくださった方、ありがとうございます。

マガジン

  • 感想など

    読書記録など

  • あまりない普通の日の話

    側弯症の装具を着けている、中学生を取り巻く日常の話

  • 先生と学校の話

    学校にいる神のはなし

  • 正解のない問い

    正解のない問いについて考えているのをまとめました

  • 大豆を消費する

    貧血の治療をしたら狂ったように食べていた節分豆がいらなくなった、という話

最近の記事

柚木さんちの四兄弟。

 NHKの夜ドラ。かわいいですな!と思って見ている。こんな男子はファンタジーなんだが、ファンタジーと思って見るには申し分ない。ガクちゃんがかわいく、あれこそ想像上の男児である。  岳の参観日の会、岳はプリントを折らずにシワもよらせずランドセルに入れて持ってきたが、小学1年生?ウ…ソダ…ロォ…?学校のプリントはランドセルの底で蛇腹状になって発掘されるものでは。  そして湊、キミもだ。  日頃あんな多動な湊が岳のプリントを盗み見たあと、そのままキレイにランドセルに戻せるはずがな

    • インフォームドコンセント

       学校の内科検診で上半身裸になる必要があるかどうか、の論点に側弯症が渦中にいる。当事者の保護者としては強烈な違和感があるので書いておこう。  炎上案件は女子児童が男性医師に上半身裸で診察されることへの不安についてのことで、検診の場に好んで同席する男性教諭がいる現実も知っているがそういう話ではない。そういう人びとは出て来ない。  この話題について病気を見つけることより恥ずかしがる女児の気持ちを優先してなどと大騒ぎしている人びとのお気持ちはKには理解不能。なんも知らんお幸せな人び

      • life goes on

         新学期が始まって、そういえばうちのはちょろっと配慮が必要な生徒で、クラス替えがあり担任も替わったのだから改めましてよろしく申し入れをした方がいいんじゃないかというわけで、担任誰?  イケボです!マジかよ!  Lの担任と同じ人なのだった。うちの事情をよくご存知の先生です、知っていただくほどの事情はないんですが、Mの事情は知っていただきたい。  というわけで一筆したためたところ、さっそく大変な美声で電話をくれた。もう1年やってるし前の担任クッキングパパから申し送りもあったそうで

        • 転職しようと思ったんだが

           実家に帰ったら、母があんたの所の市立図書館に定年退職したおじさんが司書で採用後されたんだってよ?すごいねと言う。  そのせいでKは落ちたのか?  パート在職のまま受けたから早く返事をくれると言ったのにだいぶ経ってから連絡が来たから、そのおっさんを採るのに何らかの政治的介入があったにちがいない。と思わずにやってられるか。  それが4月のことで、この10月からパートも社会保険に入らなければならないということになっている。そういうことで、図書館を受けたりしてるんだが、やはり在職中

        柚木さんちの四兄弟。

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        • 感想など
          17本
        • あまりない普通の日の話
          7本
        • 先生と学校の話
          5本
        • 正解のない問い
          4本
        • 大豆を消費する
          4本
        • 制作物まとめ
          5本

        記事

          ジョシジョシ。

           いじわるコミュニケーションの本、熱心に読んでいたTwitter垢の人がまた熱心に読んでいる。10歳の女子がいよいよその年頃で、役員で学校に出入りし児童たちの様子にも詳しく、具体例と論説文の答え合わせをしているようだ。  Mに聞くとアタシチャンは悩むほどいじわるされたことはないなあと言う。ドロドロはしてなかったけど、同級生の自分勝手だったり理不尽な振る舞いに憤ってはいたからそれなりにいじコミは目の当たりにしていたように思う。  ドロドロはLの学年の女子であったことは聞いている

          ジョシジョシ。

          学校がフェス

           さては、担任が大好きだな。Mはウキウキと学校へ行き、週末には早く月曜日にならないかな月曜日が楽しみだ、などとかつてのマイクロソフトのCMみたいなことを言い出した。  実のところ、イケボはLの担任だった時からクラスの女子のみならず、他学年の生徒にも保護者からも人気があって、さてはこの人めちゃくちゃモテる。  つまるところ初期からKはイケボ沼に浸かっているが、どうやらMも沼にはまったようだ。まあ年度始めからあの神対応では仕方なかろう。  女子中学生は好きが分かりやすく表面に出て

          学校がフェス

          働く(または怠けていられない)理由

           あの、めちゃめちゃヘリクツじゃん?と思っていた不登校ブログの人は家族で田舎の島に移住するらしい。よそに行ってくれるの?ヤッターとは、近所の人だったら思うところだ。学校が合わないのは仕方ないとは言え、全部理解のない学校のせい、先生のせいにされてもどうしろっていうんだろう。  子どもの抱く世界への疑問を親が受け入れ肯定してやる重要性は分かるけど、一緒に考えてやるでもなく(いいねぇそれ学校の方がおかしいよねという他責思考)ダラダラ過ごし、一日中子どもと家でべったりなんていくら親で

          働く(または怠けていられない)理由

          読後感想文「発達障害大全」

           黒坂真由子 著「発達障害大全 「脳の個性」について知りたいことすべて」を読みました。  10年前に読みたかった本であり、あるいはK自身が書いたかもしれない本である。いや、実際には書く取材力も能力も何もないからKにも書けたという意味ではなくて、Kがこれまで本を読んだりテレビを見たり、ネットで知ったり医師に先生にOTに聞いたりしたことをまとめたらたぶんこうなる。それのスゴいやつ。そういう書籍である。  KがまとめたらASDについてになるかもだが、この書籍はADHD、LD、境界知

          読後感想文「発達障害大全」

          めちゃめちゃ言う親だが何か

           公立トップ校に受かる子に共通する「親の育て方」って記事、東洋経済オンラインの石田勝紀先生の連載の最新号を読みました。Kはもう高校生の親なので答え合わせとして。でも中学生もいる。  中学1年生の保護者からの質問による記事で、6個先生は上げておられて1つ目が絶対にこれ系の記事にあるやつ。  勉強しろって言わない親。  これ鉄板。  プロ野球選手をガチで目指す子どもに親はいちいち野球の練習しろって言わんじゃろ。  Kは言う親です。めちゃめちゃ言う。言わなきゃ趣味の勉強しかやらない

          めちゃめちゃ言う親だが何か

          英検の話

           受験前に英検準2級の勉強を塾の自習室でしていたら、先生に受けるの止めて受験の勉強しなさいと言われた話を前にした。その子は市の補助金を貰うために止めずに受けて受かったのでめでたしめでたしだった。  高校に入って次はもちろん2級を受け、落ちたそうだ。  ヲチしてるお買い物ブログにも中3で準2級を取って浮かれる記事があって、最近2級を受けて落ちている。  Lは高校入って上記2人が2級を受けたという同じ冬の回で準2級を取った。同じ高校に通う友だちと受けて2人とも。高校で普通に授業や

          英検の話

          恩田陸「ユージニア」

          ※ネタバレあるかも  3年に3回くらい読んだり読まなかったりしてるから、今回は何回目かの通読なのだけど、この作品は結構何回も読んでいる。  これは誰の目線からの物語なのか、おそらく雑賀満喜子の兄の友だちの目線で語られていると思うだけど、さてこの人は誰か。  誰でもいいのか、たぶん物語が主役の物語なのだろう。  青澤緋沙子が意思を持って事件を起こしたのか、そうなったらいいなと思ってちょっと言ってみた程度の期待が事件になったのか、しかしながら、中盤のさびしいおじいさんの下りは燃

          恩田陸「ユージニア」

          制服の話の続き

           制服を着て学校に行くのは何故かという問いを立てた不登校の人の話を先日した。  Kの住んでいる界隈では公立高校の9割に制服がない。なので、いくら中学校で制服を強制しても3年たったら服装は自由だ。で、制服がないと言ってもほとんどの高校は指定の運動着があるのだけど、Lの高校についてはそれすらない。上履きだけは厳しく指定されているが。  限界値まで服装の自由のある高校である。するとどのようなことが起きるか。  授業中の風景など、校長がホームページに写真をアップしているのを見ると、後

          制服の話の続き

          ひよって学校に電話した話

           子どもの特性をちょろっとググるとタイムラインが不登校だらけになるとは前にも書いたような気がする、ずっとそうだ。  そんなことはLを育てる上で割と初期から分かっていたし、この国で効率的に学力をつけるのは公立の学校が最も適していることも分かっていたしでなんとしても学校へ通ってもらわなければならないと思ってやってきた。  環境に左右されやすい子だから、公立中学校にそのまま進んだら勉強しない子に流されて学力が下がるかも知れませんねとは小学校でお世話になった支援級の担任の先生に言われ

          ひよって学校に電話した話

          面白いと思っているから

           授業参観は見に来るなや、というお年頃で、イケボの授業は見に行けず夕方のPTAだけ行ったのだった。  玄関で高校でLと同じクラスの、近所のママ友に会うが、Lとは中学校が違ったからこの人とは中学校で会わない人だという認識でいたまま、しかし実際に中学校で会うと脳がバグる。下の子は公立にしたんだそうだ。  学年の全体会の目玉は宿題のやり方が変わったこと。なんと学校の学力向上委員会(本当はそんなふざけた名前ではない)の委員長のプレゼンテーションが行われ、委員長はイケボなのだった。  

          面白いと思っているから

          勉強不足の重み

           自分の言いたいことを誰かに書いてもらう、みたいな取り組みをしている人びとがいるのだけど、両者の話し合いが何度重ねても同じことを議論するばかりで全然前進しない。  言いたい方が書く方の解釈が違う、書く方の考えに当てはめられてしまうがそうじゃないと、話し合いの後必ず不満を述べていて、どうやら書く方の辞書には言いたい方の言いたいことを表現する言葉がないと言いたい様子だ。  だったら言いたい方が自ら書けばいいのだが、話して絵を描くばかりで書かない。  言いたい方は自分はあまり本を読

          勉強不足の重み

          邪魔すんじゃないという見方

           ヲチしてる不登校のブログが、Kはそれダメ理論じゃねぇかと思うんだけど、不登校界隈では共感を呼んでいて不思議でならないのでヲチしているとそういう次第。  ごもっともに見えるのは文章がうまくて、自分の息子のへりくつを正論化していかにも寄り添わない学校が悪いという理論に持ち込むのが巧みだからだ。  どんなへりくつでも言葉を使えれば、人に自分の正当性を伝えられる。いかにも自分が正しい方だと表現できる。本当のところ全然、学校に配慮を求めるばかりで自分ちの良くないところを是正しようとい

          邪魔すんじゃないという見方