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毎朝の『いつも通り』がなくなるとき。大切にしたいこと。
本日、誕生日を迎えました。また一つ歳を重ねました。
そんな日も、毎朝いつものルーティンを繰り返す、いつも通りの朝。
5:30に起床し、ストレッチ、散歩ついでに庭木の手入れ、シャワーを浴びコーヒーを淹れる(暑いのでアイス)、机に向かいジャーナリング・・・と続く
そこで、ふと気づく。
あれ、いつも通りと思っているモーニングルーティンも、年代によって全然違っていたよなぁ。。
例えば、
小学生の頃はギリギリまで寝て、朝はパンにするかご飯にするかシリアルにするかを母に大声で答える朝(別室でいたので、声が通らない。)
中学の頃は、部活の朝練で憂鬱な朝(かなり厳しめのゴリゴリの運動部)。ご飯だけ食べてダッシュで向かう。
高校生の頃は、定期テストで夜更かししたり、洒落っ気がついてきて、洗面台を何分も占領したり(5人家族なので大クレーム。)
その時は当たり前の毎日でも、時代と共に少しずつ違っていて。
なんだか面白いなぁと思ったのと同時に、病院時代のとある出来事を思い出した。
毎日の「いつも通り」がなくなる時。
病院勤務の時のはなし。
患者さんの目線でみてみると、病院の朝はこうだ。
◼️入院患者のモーニングルーティン
7:00ごろには起床、朝のバイタルチェック(検温・血圧・酸素飽和度など)から始まり、お通じの有無の確認やら、着替え・清拭(介助が必要な人は)などが流れるようにはじまる。
ご飯が運ばれ、30分くらいしたら撤収。
次々と検査やリハビリ、回診などが流れてくる。
普段のいつも通りなど、どこにもない。
当たり前だし、仕方のないことであるが、自由は一旦排除。
これは高齢者施設などでも同様。(もっとマンパワーが減るので、時間的な猶予が効かなくなる。)
昨日までは、自分で自由になんでもできていた人も、郷に入れば剛に従えではないが、取り囲む環境や関わる組織・人が変わるので、もうどうしようもない。
1人の老女Aさんのはなし
急性期病棟に勤務していた私。どこも同じであるが、リハビリは時間が決まっており、20分1単位として、1人の患者さんを対応する。
大人の都合上(経営的にも)1日で23単位のリハビリをこなすことが暗黙のルール。(ろくにトイレも行けない。)
終わらなければ、残業確定。
それどころか、患者さんにも迷惑がかかる。
(必要な時に必要なリハビリが出来ない、など)
この状況の中、
1人20分!(ないしは40分!)の決められた時間枠のリハビリ
の時間は、どうしても死守したい。
パズルのように組み合わせないと、定時の時間内で23単位をこなすのは難しいのである。
患者さんの検査や処置、風呂、トイレなど、、、、いろいろブッキングすると一気に崩れる。
そんな中、割と元気な老女Aさんのリハビリに誘いに行くが、時間になっても靴が履けておらず、準備ができていない。
元々1人暮らし、元気でなんでもできていたが転倒し骨折。手術しリハビリを継続中。経過も良好なので、そろそろ退院・・・といったところ
老女Aさん:「ごめんなさいね。まだいろいろと準備が終わってなくて」
私:「そしたら、また20分後にきますね!(1人リハビリを終えてからの策略)」
・・・20分後。靴は履けているが、何やら洗面所で準備をしている。
老女Aさん:「ごめんなさいね。ちょっと準備ができていなくて」
私:「40分後とかになっても大丈夫ですか・・・・?(時間のパズルの問題)」
老女Aさん:「大丈夫です。40分なら助かるわ。」
・・・40分後。老女は部屋から姿を消していた。
検査が早まり、問答無用で検査に連れられていたのだ
看護師:「Aさんってさぁ、朝ごちゃごちゃ色々やってるじゃん?本当時間組めなくて、困るだよね。」
そう、ここではいつもの朝のルーティンが嫌煙されるのである。
いつもの朝のルーテンがなくなるとき。それはこんな時なのだろうか。
しかし、これを抜かせば、Aさんの自立心や自己管理能力も一気に低下してしまうだろう。これが認知症につながるのも、時間の問題となる。
毎朝のルーティンの尊さ
そんな姿を見ているからこそ、毎日、毎朝のいつもの時間の尊さを痛感する。
著名人のような、おしゃれなモーニングルーティン(白湯飲んだり、サプリ飲んだりするやつ。)ではなくても、一人一人欠かせないルーティンがあるはずで。
意外とこの朝の過ごし方が、重要でもあって。
年代と共に移り変わる毎朝のルーティン。
今後、私はどんな朝を過ごしていくんだろうか・・・?
そんなことをふと考えた、誕生日の朝なのでした。
では、また!
最後まで読んでくださりありがとうございます^^! こんな感じでダイエット・美容からキャリアの話まで、ちょっとためになるようなお話をお伝えしていますので、また読みに来てくださいね❣️