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ショートショート

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私の書いたショートストーリーの作品をまとめています。思いつきで書き殴ったようなもの、言葉をつないでみただけのようなものも含まれます。
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エガオノリユウ / 短編小説:970文字

夏の日の、雨が上がってすぐのこの時間帯、どうしたわけか昔から嫌で嫌で仕方がなかった。肌に合わないというか、生理的に受け付けられないこの感じ。
地面から立ち昇ってくるもわっとした湿気。何の匂いかわからない得体の知れない生臭い臭気。身体にまとわりついて肌の毛穴からしみ込んできそうだ。息をするたびに口や鼻から身体の中に入ってくる。
耐えられない。耐えられない。
強くても弱くても雨が降り続けていた方がまだ

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この夏が終わるまで。/ 短編小説:556文字

この夏は突然にやってきた。
その年、春は急ぎ足で通り過ぎた。
過ぎゆく春を急かすようにしてこの夏がやってきた。
そして、この夏はそのまま居座りつづけている。
いつまでこの夏が続くのか誰にもわからなかった。

中天高く登った太陽はいつまで経っても陰りをみせない。
誰かがそれに気がついて騒ぎはじめた。
それからだ、それからこの夏は居座り続けている。

かつて、人は地上に住んでいた……らしい。
あたしは

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