先端ポピュラー音楽中学院中学

「新しくてしかもいい」作品を目指すKaguemoriの迷走っぷりを楽しむnoteです(…

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「新しくてしかもいい」作品を目指すKaguemoriの迷走っぷりを楽しむnoteです(←gueは"guest"のgueの読み方です)。音楽や芸術について考えること・「創ること」が好きです。

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最近の記事

緑色のぱたぱたするやつ

暑中お見舞い申し上げます。 道端に、緑色の猫じゃらしが群生していました。猫じゃらしは秋の季語だそうです。しかし猛暑がすごすぎて「秋」と言われてもわけがわかりません。まあ来月8月7日が立秋なので、(暦の上では)まもなく秋なのかな。昔と気候が変わってきてるんですかねぇ…??  お昼に歩けば濃い影がほとんど真下に! ねぇ太陽、そんなとこにいたことあったっけ? ただでさえ低下気味の思考能力が根こそぎ奪われます…。 アイス、シャーベット、かき氷、冷やし中華、そうめん、ひやむぎ、く

    • 祝祝!バブル超え

      本日の東京株式市場。今度は、東証株価指数TOPIXが、バブル期の最高値(1989年12月18日の2884.80)を超えて史上最高を更新しました。 34年半ぶりでついに…ついに、という感じで、いとめでたし!  じゃあ今はバブルかと言うと、株価の全体的な指標を見る限り、まだ過熱というほどではないようです(※個人的見解)。もしそうだとすると、いろいろなところに伸びしろがありそうで、楽しみですねー。 上述の結果をもたらした経済政策・金融政策たちについても、振り返って整理してみたい

      • 家庭料理の可能性を広げた、たぶん

        ストライクかボールか、と言えば、ボールでした。先日の「自宅で手軽にフュメ・ド・ポワソン再現プロジェクト」の話です。かつおだしで何とか代用できないものだろうか…??というのが出発点。 そんなわけである日、白身魚の切り身を買ってきました。まずフライパンに少量のオリーブオイルをたらし、両面をこんがり焼きます。魚を取りだしたらそこに水を適量(=ソースの量)、そしてかつおだしの顆粒を入れて沸騰させ、かつおの匂いを飛ばします(のつもり)。あとは、乾燥パセリとクレソルで風味・塩味をつけた

        • 食い意地-ぬ(クイジーン)

          先日あるフレンチ・レストランに行きまして、ウマーッとなりました。もっぱらカジュアル・イタリアンの店々で育ってきたので、フレンチには疎いのですが、とくに鯛のポワレに敷かれたフュメ・ド・ポワソンのソースがおいしかったです。 でも(おいしい味なのに)どうやって作るのか皆目見当がつかなかった。んー残念ながら、おじさんになると把握できない/覚えられない味もあるのだな…と思いました。 しかしwebや電子辞書で調べれば、フュメ・ド・ポワソンとは要するに、鯛など白身魚のあら汁に香草や香味

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        • コーヒールーム
          11本
        • 創作学講究III
          8本
        • 理論音楽学II
          8本
        • 創作学演習III
          1本
        • 数理人生哲学
          1本

        記事

          祝!バブル超え

          本日の東京株式市場。株価指数が、バブル期の最高値(1989年12月29日)を超えて史上最高値を更新したとのこと(※ただしTOPIXはまだもうちょっと)。これは平和でいいニュースですねー。

          起承転結、序破急、ソナタ形式

          文章や物語の型として、「起承転結」は有名ですが、具体的にそれをどう構築すればよいのかよくわからないまま大人になってしまいました。一方で、「序破急」(序論+本論+結論)はわかりやすい。 実は「起承転結」は、漢詩の型に由来するとのこと。それに対して「序破急」は、能に起源があるそう。(自称)素直な日本人に「序破急」がしっくりくるのは、そのあたりも理由かなと思ったり。(英英辞典によれば、洗練sophisticatedとは、複雑化のことらしいので。) さて今、しばらく前に買った高校

          起承転結、序破急、ソナタ形式

          空集合、を料理する

          書くネタが見つからないです。ということをネタに1本。 しかし、音楽でも「空洞」がテーマの曲があったりするので、ほんとうに、あらゆるテーマは料理の腕次第という気がします。

          リズム・韻 ~歌詞の本質に迫る(4)

          歌詞は歌うものだから、時間軸上に言葉が並びます。それゆえ歌詞というものは発音のタイミングと切り離せません。つまり、五七五のような文字数(シラブルの数)への制約だとか、トントントトトンのようにいろいろなリズムを持たせたりができます、というよりも表現・実演の際には必ず何らかのリズムを持たせる必要があります。※文字数への制約、すなわち歌詞の言葉をどこで切るかも、広く言えばリズムのうちだと言えるでしょう。 さらには、こことここで韻を踏むというような韻のタイミングの縛りもあり得ます。

          リズム・韻 ~歌詞の本質に迫る(4)

          “言外の言” ~歌詞の本質に迫る(3)

          前回は、直接的に言わずに言いたいことを伝える方法として「比喩」を挙げました。今回はまた別、「言外の言」とでも呼ぶべき方法です。 これは勝手な命名ですが「言外の言」とは、言っている言葉とは別の意味を込めた言い回しを意味します。 例として、日本語なら「月がきれいですね」だったり、英語なら名曲のタイトル「Fly Me to the Moon」などが挙げられると思います。 (※ただし、後者では、タイトルの印象を裏付ける直接的なワードも歌詞に登場するので、言葉にしない気持ちを最後ま

          “言外の言” ~歌詞の本質に迫る(3)

          比喩 ~歌詞の本質に迫る(2)

          詩や歌詞においては、抒情性、つまり情感を担っているのが、形容詞や形容動詞の部分なのでは?と前回書きました。たとえば「好き」(という感情)を辞書で引くと、確かに形容動詞とあります。 ただ歌詞としては、直接的に「好き」と言うだけではなくて、それと言わずに表現する場合もあることでしょう。その一つに、比喩を使うことが考えられます。 比喩の例としては、Stevie Wonderの曲「You Are the Sunshine of My Life」を挙げればたぶん十分でしょう。(※た

          比喩 ~歌詞の本質に迫る(2)

          叙事的・抒情的 ~歌詞の本質に迫る(1)

          辞書によると、詩には「叙事詩」「抒情詩」「劇詩」という三大ジャンルがあるそうです。劇詩はちょっと置いておいて、叙事詩のほうは出来事を詠唱するもの、いっぽう抒情詩は伴奏にあわせて心情を歌うもの、らしいです。今日はこの叙事的・抒情的ということについて、歌詞づくりに生かす目的から少し考えてみます。 まずは小さな発見から。「昨日、雨が降った」というと、ほぼ客観的なので叙事的でしょうが、「昨日、すんごい雨が降った」に変わると、とたんに気持ちが込められて抒情的なような気がします。このよ

          叙事的・抒情的 ~歌詞の本質に迫る(1)

          メロディー(声)の高低の意味?

          メロディーって、たぶん人格も関わるとても繊細なものであり、人それぞれの感性とか考えがあるでしょう。今日はそこを、大胆かつ簡潔な自己流理論で切り開く自分用メモです。なのでいち素人の考えであって万人に通ずるものではたぶんないということを、お断りしておきます。 まず、低い声って、冷静さの現れのような気する。これが出発点です。 ということは、高い声はたぶんその逆。興奮だったり緊張だったり、強調、情熱的などなど? 日常会話で高い声が出る瞬間を考えればわかる気がします。 前作った曲

          メロディー(声)の高低の意味?

          足し算の料理、引き算の料理

          料理には、「足し算の料理」と「引き算の料理」があるように思います。足し算のほうはシチュー(ポトフ)や八宝菜だったり、コース料理など、具材や品数を重ねるもの。引き算のほうは、たとえば盛り蕎麦だったり、卵かけご飯、素うどんなど?、シンプルさを追求するもの。 ひるがえって音楽では、足し算ならばオーケストラや大編成のバンド、引き算ならば弾き語りや独奏でしょうか。 足しすぎると、ごった煮・ごった炒めになりそうなので、そのあたりのバランスをうまくとれるのが上級者なのかもしれません。

          足し算の料理、引き算の料理

          エンターテインとアミューズの違い

          ふと思ったのですが、エンターテイン(entertain)と、アミューズ(amuse)は、似てますがどう違うんでしょうか。 直截的な意味は電子辞書等で調べていただくとして、語源を踏まえると次のような微妙な違いがあるようです: ・entertain =(建物などの)中にとどまらせる=(複数の人を?)もてなす? ・amuse =目を離させず釘付けにする=魅了し楽しませる? 直近の作品で「Romanesco」という曲をつくったのですが、そのときは何らかの意味で魅了しようとは思

          エンターテインとアミューズの違い

          おいしいおさかなの世界

          みんなnoteをまじめに書いているようなので、個人的なつぶやきみたいなのを書くのがちょっとはばかられますけど。 今年というか、昨年からの秋・冬シーズンで、サンマが記録的不漁だったそうです。10年前の8%程度しか水揚げがないと報じられていました。自分もサンマ焼き定食を外食で1回食べただけの今シーズン。 サンマ焼きって、お皿に乗って出てくるとウロコないですよね。あれは丁寧に取り除いているのでしょうか? 魚の調理に疎すぎてよくわからないですが。以前、自作の歌詞で「銀色のうろこた