マガジンのカバー画像

創作学講究III

8
創作一般についての考察。
運営しているクリエイター

記事一覧

起承転結、序破急、ソナタ形式

文章や物語の型として、「起承転結」は有名ですが、具体的にそれをどう構築すればよいのかよく…

エンターテインとアミューズの違い

ふと思ったのですが、エンターテイン(entertain)と、アミューズ(amuse)は、似てますがどう…

設計者としての芸術家 vs. 作品のアウラ、を乗り越える

芸術家・草間彌生さんは、ベネチア・ビエンナーレに出品した『ナルシスの庭』(1966年)に関し…

俳句に学ぶ 創作方法論:「古来×旬」のコラボをつくる

[※2022年5月23日 改訂版(全体的にトリミングしました)] 滑稽味のある俳諧の芸術性を高め…

創作方法論:国語的な発想メソッド

二つの物事A、Bのコラボを一般的にA*Bと書くとき、発想法として*に記号や英語を入れるという…

創作方法論:英語的な発想メソッド

前回、「二つの物事A、Bのコラボを一般的に A*B と表すと、*としていろいろな数学記号を入れ…

創作方法論:数学的な発想メソッド

今日も創作の方法論、の話です。 だいぶ以前にご紹介した、物語書く系の本をぱらぱら読み返していたら、「映画では2つ(複数)のモチーフがつないで映し出されることで新しい意味が立ち現れてくる」というようなことが書いてありました。漢字もその多くが複数の部分から出来ており、たとえば「みず」+「目」=「泪」(なみだ)のように、きわめて映画的だったり絵画的な造りだという指摘もありました。 たしかに、まな板の上にニンジンとタマネギが並べて置かれたら、かなりカレー的な雰囲気がただよってきま

うたごころとでもいうべきもの

歌詞的な文章からの曲作りというか、メロディー作りに何回かチャレンジしていたら、だんだん家…