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睡眠障害、あるいは存在意義

今日は一時間睡眠の脳がフル回転
惰眠という惰眠を貪り尽くしたら
またそういう周期に突入したらしい

まるで地球に接近するあの彗星のように
もしくは内部で躍動するマグマのように
私の不安定は安定して訪れる

これもまた自然の営みに組み込まれているのなら
私の存在意義となるだろう
ただ生きていてもよかった そういう結論となるだろう

混濁する意識の向こうに明瞭な何かがあって
それは夜道の街頭 深海の探査機
そういう人工的なものでは台無し

本当は何でも良いのだけど
『神様、どうか私に光を──』
おっと そいつも人工的だったか

いつか大気圏に焼かれて燃え尽きた何か
地表に到達することなく消え失せた何か
それでも確かにそこにあったはずの何か

空が喪服を着ている 海が涙を流している
山が思い出を語っている 川が手を合わせている
私のためにもそんな風に営んでくれるのなら

私の存在意義となるだろう
『だから神様、どうか私に──』
おっと もうこんな時間か

顔を洗ってくるよ

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