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コミュニケーションの劇的な変化

【コミュニケーションの大変化】

最近の若い方と打ち合わせをしていて
つくづく思うことがあります。
情報のやり取り、コミュニケーションの
劇的な変化です。

・効率重視
・主観重視
・検索重視

この長所は
○ 読み手に労力をかけさせない
○ 伝えたいことを伝えやすい
○「情報=スピード」の価値観

一方で短所は
△ 行間を読めない
△ 相手の事情や暗黙知を無意識に軽視
△「情報の精度と質」を確認しない

効率重視はとても良いことなのです。
ただし副産物として「上澄情報のやり取り」
になるので、相手側の背景や知識レベルを
考慮せず、目的や意味の解釈を違える
可能性が高くなります。

「知っている=情報」
「分かっている=知識」
「実践済みで説明できる=英知」
この差異が曖昧で、検索結果を見て
あたかも元から知っていたかのように
人様に説明する事が日常になります。

つまり【自分の言質に責任を持たない】
ことを常態化させているとも言えます。

これは
・意図された大きな情報に流されやすい
 (既得権者には都合が良い)
・相手の感情や事情を無意識に軽視する
 (浅い理解や関係性で生きる)
・長文の解釈が出来ない=想定力の低下
 (言わないと見せないと分からない通じない)

というマイナスを生じさせますが、
【当事者に自覚が無い】という点で
危ういなと感じています。

もちろん、逆に大企業側や現存の
価値観が勝るということでは無いです。
・非効率、過去の慣習に縛られる
・動きが遅く不可逆の負けを期す
・権限の曖昧さのまま責任は重責化
という「過去に生きている」状態で、
海外の企業に負けつつある根源が
【慎重なあまりの機動力の欠如】
にあるのは疑いようのない事実です。

さて、これからの時代の変化をどう見据え
どう学び高め、練り上げていくのか。
私はその解答を未だ持ちません。

しかし若い人も歳を追う世の中で


また新たな新人類が登場するでしょうから
【本質を大切にし、人間性を大切にし、
 誠実さと敬意を持って生きる】
しかないと思っています。
これは覚悟・矜持と言えるかもしれませんが。

ちょっと危惧していることを書きました。
良き日本の素晴らしさはそのままに、
世界と伍して調和して、この治安の良い社会が
永遠悠久に継続されることを望んで止みません。

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