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ホモサピエンスの遺伝子と意志

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我々ホモサピエンスは、遺伝子によって体現されている。誕生して16万年程が経過している。近時、「サピエンス全史」が注目を集めた。私も自分の理解で一論考を纏めてみないと思い、遺伝子と…
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人間界と遺伝子系統

先に日本人の遺伝子と意志を仮説を立て、歴史的な細部は捨象して概括してきた。同じような観点…

加賀正男
3年前

日本人の遺伝子と意志(001)

私は遺伝子と人間に強く興味がある。何故そうなのかは自分でも分からないが唯強く惹かれ続けて…

加賀正男
3年前

日本人の遺伝子と意志(002)

遺伝子の中で、男系Y染色体ハプログループに注目する。現生日本人の男系で大雑把に分けると、…

加賀正男
3年前

日本人の遺伝子と意志(003)

沖縄にD系統が多いのは、陸続きのころよりいたヒトが縄文海進により「孤立化(交流が極端に減…

加賀正男
3年前
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日本人の遺伝子と意志(004)

遺伝子の系統で人類史の数万年に及ぶ流れを概括してきた。ヒトの場合には、遺伝子のみが優劣を…

加賀正男
3年前

日本人の遺伝子と意志(005)

7300年程前の鬼界カルデラの爆発という歴史的な特異点がある。九州南部のその先の海域に位置す…

加賀正男
3年前

日本人の遺伝子と意志(006)

旧石器時代をへて新石器時代になり、更にヒトの文明度が上がりヒト集団の規模が増大し農耕が始まり人間社会が築かれるようになってくると、言葉や文字が生まれヒトの精神も急速に発達してくる。日本列島で日本が熟成される状況に終末が訪れ、大陸や半島との再びより拡大して深く関係する状況が生まれてくる。 特に、日本列島の九州北部や瀬戸内海を挟んだ中国・四国の地域やそこに繋がる大阪・奈良・京都という地政学的な位置に、渡来人がやってきて日本との融合が進む状況が生まれてくる。日本列島の西側を中心に

日本人の遺伝子と意志(007)

どちらにしても、D系統が熟成された日本にあって系統の近縁性による親和性があり融合してゆく…

加賀正男
3年前

ホモサピエンス再考:ユーラシア中央編

ユーラシア大陸の中央部分とその北側と南側について、何故に現在の状態に成っているのか「大筋…

加賀正男
3年前
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ホモサピエンス再考:欧州編

ここまで触れてこなかった欧州及びその周辺について考察を加えてみる。欧州に関して古い系統順…

加賀正男
3年前
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ホモサピエンス再考:米国編

国の成り立ちから判断すれば、米国民の大部分は先住民を除いて移民としてやってきた者達であり…

加賀正男
3年前
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ホモサピエンス再考:中共(支那)編

『平家物語』の冒頭にある一節「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛…

加賀正男
3年前
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ホモサピエンス再考:全体観

これまで記述した内容は大筋なものであり、不確かな部分を直観で補ってきた。改めて最近の情報…

加賀正男
3年前
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ホモサピエンスの遺伝子と意志:現象編01

1 右翼と左翼、保守と革新、資本主義と 共産主義 etc、多くの二項対立が喧伝されて何か解ったような気にさせられるが、こうした様式は実りが期待できないだけでなく、現実を見失いがちにさせる。人が違えば微妙な違いがあり許容範囲の幅で共有にもズレが生じる。人が生きている現実に沿って、どのような方向性を以て対応し対処するかが重要であろう。この角度から考察する。 複雑性を動的に進化させる側を総称して「今中派」とする。これに与する人達は、時間に耐えてきたものを踏まえて、状況の動的変化を