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写真に関する徒然草
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#日記

50mmという基準 その2

50mmという基準 その2

50mmという画角をもう少し自分なりにかみ砕いてみた。

そもそもなぜ標準レンズと呼ばれるのか50mmは標準レンズと言われる。何が標準なのかウィキペディアでも諸説あるようだ。その中でもやはり対角線長に基づくというのが一番説得力があるように思える。ライカ判なら、24mm×36mmで対角線長43.3mmだけれど、本来レンズのイメージサークルは円形で、36mm×36mmをトリミングして記録しているに過ぎ

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50mmという基準

50mmという基準

人生で初めて一眼レフを触ったときのレンズは50mmだった。なんでこんなに見える範囲が狭いのか、もっと広く映す方法はないのかと思いながらも、四苦八苦しながら使っていて、一眼レフカメラはレンズが交換できると知ったのは、しばらく後になってからだった。デジタルカメラを買い、APS-Cサイズになっても、やはり換算50mm付近が一番撮りやすい。いや、撮りやすいというより慣れているというほうが正しいのかもしれな

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デジタルカメラのいいところ

デジタルカメラのいいところ

フィルムカメラのいいところという記事を書いた。駄文ながらそこそこの方に見ていただいているようで、恐縮である。

逆にあたらためてデジタルカメラのいいところって何だろうと考えてみよう。フィルムの欠点が大体デジタルのいいところなのだが、私が最もメリットだと思うところは、事実上枚数の制限がないところだ。

好みの色に変えられるとか、RAW現像できるとか、写っているものが事前にわかるとか、感度が自在に変え

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写真を見る楽しみ

写真を見る楽しみ

 趣味:写真、と書くとほぼ確実に写真を撮るのが好きなんだなと思われるのだが、私の場合、他の人の写真を見るのも好きである。

写真は一瞬を切り取るから、長くその場面を見ることができる。そしてその前後はどうだったか、まわりはどうだったかと思いを馳せる余地もある。一枚の写真は誰かが心を動かされた瞬間で、その景色を全く同じように追体験できる。

なんと素敵なことだろうか。

手っ取り早くいつもと違う写真を撮る方法

手っ取り早くいつもと違う写真を撮る方法

写真を趣味にしていると、写真の撮り方について聞かれることがある。そもそもそういうことを聞いてくる人には、一眼レフを持っていないスマホカメラやコンデジだったりするので、ごくごく簡単に何を考えて撮っているか個人的な経験をひもといて教えることにしている。

①構図(何が写るかを決める)
②ピント(何がはっきり見えるか決める)
③しっかり体を止めてシャッター(ブレないようにしっかり押さえる)

今のカメラ

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OVF・EVF論争

OVF・EVF論争

ミラーレスカメラが台頭してきた頃、OVF(光学ビューファインダー)・EVF(電子ビューファインダー)論争が巻き起こった。最近はどうなっているんでしょうね?

正直な話、自分は激しい動きものなど撮らないので、ラグがどうとかあまり関係ないと思っている。どちらかというと、生で見られないことが嫌なので、今のところOVFのほうが好みだ。EVFのあるミラーレスカメラは持っていないので、EVFで写真を撮る機会は

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フィルムカメラのいいところ

フィルムカメラのいいところ

デジタルカメラ全盛の時代にあっても、フィルムカメラは根強い人気を保っている。私は、亡き祖父から貰ったNikon FEを持っている。形見なので死ぬまで持つと決めている。

フィルムカメラならではの良さがある、とよく言われる。
カメラがクラシカルでかっこいい、とか
フィルムだけでしか出ない色味がある、とか
事前に露出が確認できないドキドキ感、とか
すぐ写真を確認できないのでワクワク感、とか
なるほどそ

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走展望台性

走展望台性

もう少しカメラの話。

2003年、私はカメラを買った。ミノルタのDimageXtというコンパクトカメラだ。どうして買おうと思ったのかは覚えていないけれど、当時学生で、勉強そっちのけで遊びまわっていたので、何かを残したいと思ったのだろうと思う。学生で金はないし、SDカードは高かった時代だったので、確か32MBだか64MBを買った。まだ、SDカードは記憶媒体の一つで、xDとかメモリースティックなども

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2040年のカメラ

2040年のカメラ

カメラがデジタル化され、一般人にも身近になってから久しい。

今は亡きJ-Phoneが写メールと称してメールに画像を添付できるようにしたのが2000年ぐらいだったと思う。カメラが搭載された携帯電話が発売され、ガサガサの画像を見たときは、こんなもの何に使うんだろうと思っていた。けれどあっという間に全ての携帯電話にカメラが搭載され、写ルンです程度の記念写真ならば携帯電話で問題なくなった。よりきれいな写

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