マガジンのカバー画像

日記

1,129
日記という形式の器の大きさに存分に頼る
運営しているクリエイター

2021年9月の記事一覧

2021年9月26日(日)

国分寺駅まで車で自分を送る。駅から実家までの帰り道の車は母に託し、私は中央線に乗ると思いきやスタバに行って小説を書く。二時間ほどやりまずは中野へ。後藤明生の本を探して古本屋を巡るも空振り。高円寺も同じく。荻窪のブックオフも。そのまま大通りを西に歩いてtitleに向かい「作家たちの古本屋」を覗く。太田靖久が立っていた。滝口悠生は【大阪の宿】を種類違いで十五冊くらい並べていた。西荻窪のち吉祥寺のち三鷹

もっとみる

2021年9月25日(土)

朝行くカフェのバリエーションがなくなって吉祥寺まで足をのばす。帰りに二人で立ち寄った食器屋で見かけた招き猫のお椀が可愛いが買わない。別れて私は立川に向かい、さらに歩いて多摩川に。多摩川を歩くということは決めていたが、まさか日野橋を渡って向こう側の遊歩道を歩くことになるとは思わなかった。しばらく歩くと野球のグラウンドが見え、還暦野球大会が開催されていたけれども、そこに辿り着くまでの河川敷の未開感がと

もっとみる

2021年9月24日(金)

四連休の二日目。この四日間で十万歩あるくことを目標に掲げようとしたが、現実を見て八万歩にした。昨日は二万三千歩。今日は二万弱で終わることになる。平日の休みだが法務局に行って登記を取得。手数料の印紙を買う窓口にはいかにも話好きな二人組のおばさんが座っていて、印紙や代金の授受をしているあいだでさえ雑談したくてたまらないと言った様子で、それがこちらに腹立たしさではなく微笑ましさをもたらしているが、それは

もっとみる

2021年9月23日(木)

都営大江戸線の「六本木・大門方面行き」という言い方やその言い方を可能にしている路線の構造を、未だにきちんと理解していない。どこにもたどり着かないで環状に循環しているということなのか。清澄白河のあたりに流れる隅田川はいい光景だったが、水それ自体は清くも澄んでも白くもなかった。多摩川などと違って河川敷がなくいきなり家という感じで、街の生活に馴染んでいた。東京現代美術館に行った。横尾忠則の個展を主目的と

もっとみる

2021年9月22日(水)

祖父の命日だった。墓や生前の家がある府中のほうに向けて手を合わせた。どちらかと言えば出不精な印象があるから、たとえ自由に中空を行き来できるのだとしても、そのあたりに留まっている気がした。インボイス制度に関する打合せがあり、面倒だということだけがわかった。手続きを煩雑にるすことで徴収可能な税金の額を蓋然的に高めようとする試みであるように思えたが、それも仕方ないことだった。夜は作り置きしておいたカレー

もっとみる

2021年9月21日(火)

上司が休みのときはその立場上、私が朝会を一丁前に回すことになっている。天気の話などして茶を濁す。職場から一番近いサブウェイはいつも同じ外国人が応対してくれて、日本語のコミュニケーションには概ね問題はないのだが、「上限」という単語だけ理解していない可能性があった。上限と呼ぶには少ない気もするが、恥ずかしい話このサブウェイ以外のサブウェイに私は行ったことがないので、比較検証ができなかった。

2021年9月20日(月)

わき上がりの著しい部屋の小蝿対策としてゴミ箱を新調することにして、急遽吉祥寺に行った。そのついでに、辛い食べ物への欲求が、耐性のないわりに極めて高い妻念願の中本に行くも、どうやら口に合わない様子。辛さへの耐性も欲求も低い私は普通の味噌タンメンにチーズとバターを追加して万全を期す。普通に旨かった。

2021年9月19日(日)

大学の友達の結婚式に行く。人間関係は限られているので二次会はともかく披露宴に行くのは人生で二回目で、その両者の新郎の名字が奇しくも同じだから私はほにゃらら家の式しか参加したことがない話したりしていたが本当は三回目だった。話の種として盛り上げたために省かれた高校の頃の友人に内心で謝った。様々な人生が集約している場として結婚式は興味深く、私が知る彼のことなどほんの一面に過ぎないということを、物理的な人

もっとみる

2021年9月18日(土)

新しい小説を書き始める。三鷹あたりをうろうろしているだけで十枚弱に達してしまうが助走として必要な長さなようにも思える。これからどこにいくのか。会社に行くのかレジャーに行くのか。電車に乗るのかどうか。引越ということもあるかもしれない。一人旅の断念という言葉も浮かんでいる。

2021年9月17日(金)

在宅勤務。ふがふが働く。小蝿が急に元気に部屋を飛び交うようになる。お互い気力なく吉野家をテイクアウトする。スタミナ超特盛丼というこの時間に食べるべきではないと思われる、だからこそ食べたくなる食べ物を選ぶ。牛豚鶏の三種類の肉がにんにく醤油で炒められている、という予想から寸分違わぬ味がした。

2021年9月16日(木)

全社会議があって、役割的にそうなっているので会社の財務状況や部門別の売上、制作実績などを話した。私のような人間に偉そうに言われる謂れはないだろうと、誰より私が思っていた。最近広報部門が開設したnoteの閲覧に社内の人間を導くような語りを、話の導入として自然としてしまって、その自然さに我ながら少しだけ辟易とする。上手い動線は即反転してつまらない動線になり得ることを警戒しなければならない。午後は休みを

もっとみる

2021年9月15日(水)

今週唯一の出社だった。昼飯にはいつも行っているチェーンではない牛丼屋に行った。昼食の時間が遅くなってしまったので、牛丼を普段はしない大盛りにした。食べきれない量では全然ないけれども、感じられる美味しさの持続という意味では、追加した百円と満腹になることで害される様々なことを差し引いてしまえばマイナスの行為だった。空腹の度合いと相談しというよりも、一つ前に食べ物を胃に入れてから経過した時間というかなり

もっとみる

2021年9月14日(火)

病み上がりにしては働くことができた。

2021年9月13日(月)

案の定熱がやってきた。会社は休んだ。一日中布団の上で過ごすことを許された特別な時間が続いていた。所望した牛乳プリンを買ってもらうことができた。熱が出ると、喜多見駅を南下して世田谷通りとぶつかるところにある、一階部分はびっくりドンキーになっていてその上にはゲオがあって、ゲオになる前はブロックバスターで、私はそこの前の信号が青になるのを待っているときに雨が降っている部分とそうでない部分の境界に立ち会っ

もっとみる