2021年9月13日(月)

案の定熱がやってきた。会社は休んだ。一日中布団の上で過ごすことを許された特別な時間が続いていた。所望した牛乳プリンを買ってもらうことができた。熱が出ると、喜多見駅を南下して世田谷通りとぶつかるところにある、一階部分はびっくりドンキーになっていてその上にはゲオがあって、ゲオになる前はブロックバスターで、私はそこの前の信号が青になるのを待っているときに雨が降っている部分とそうでない部分の境界に立ち会ったことがあると記憶しているのだが、とにかくそのレンタルビデオ店でクレヨンしんちゃんのビデオを借りてもらうことが常だったことを思い出して、今は便利な世の中だからNetflixでクレヨンしんちゃんの映画を観た。夕陽のカスカベボーイズだった。クレヨンしんちゃんの映画、今観てもアクションシーンがとてもよい。カメラワークが滑らか。映画=フィクションに対する距離の取り方のサンプルが並んでいるような脚本もよかった。夜になると回復し、病人に許された特別な時間は終わった。

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