2021年9月19日(日)

大学の友達の結婚式に行く。人間関係は限られているので二次会はともかく披露宴に行くのは人生で二回目で、その両者の新郎の名字が奇しくも同じだから私はほにゃらら家の式しか参加したことがない話したりしていたが本当は三回目だった。話の種として盛り上げたために省かれた高校の頃の友人に内心で謝った。様々な人生が集約している場として結婚式は興味深く、私が知る彼のことなどほんの一面に過ぎないということを、物理的な人間の存在として、あるいは散らばる卓のぶんだけ、垣間見ることができる。結婚式の見積もりを貰ったばかりなので、一つ一つの工程や装飾に、円マークがついて見えた。いい式だった。

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