2021年9月16日（木）

全社会議があって、役割的にそうなっているので会社の財務状況や部門別の売上、制作実績などを話した。私のような人間に偉そうに言われる謂れはないだろうと、誰より私が思っていた。最近広報部門が開設したnoteの閲覧に社内の人間を導くような語りを、話の導入として自然としてしまって、その自然さに我ながら少しだけ辟易とする。上手い動線は即反転してつまらない動線になり得ることを警戒しなければならない。午後は休みを取って式場選び。少し早めに着いてしまったので周辺を散策していると、ある特定の苗字の表札やその名を隠すことなく冠したアパートやマンションが、確実に地主と思われる量見受けられた。式場はいい感じだった。庭園に猫が入ってくるのをそのままにしていたのが良かった。武蔵野の緑や住宅の屋根や、視界の奥にうっすらと見える山々の連なりを一望できてよかった。自然に見えるように人工の手を入れている自然というあざといとも言える不自然さも、結婚式という催しにはむしろ適していた。無料で試食もさせてくれた。一つ前に見た式場よりもあらゆるシーンでよくも悪くも抜かりなく資本を感じ、見積りを待っているあいだ、コストを取るかクオリティを取るかということをずっと悩んでいたけれども、結果としてはどちらも今日見たほうが優れていて安堵＆即決。