若いって最悪の褒め言葉 【エッセイ・仕事編】
こんばんは、Daです。
社会人やりながら詩を書いたりしていたが、
「若い」という言葉の正体をこの2年間、考え続けていた
「若さ」が自分を、特殊な業界において、自分をここまで連れてきてくれたはずなのに、自分につきまとう暗い影のように感じてしまうこともある
「どんなに経験やスキルがなくても、若さという感覚だけは、ベテランの人材には置き換えできない」ー入社して2年の間に100回以上言われた。
若さという付加価値で、私はこの2年間の立ち位置を得てきたのだとすれば
私はいつ、若さを失ってしまった後で、置き換え可能な存在になるのだろう。
上司に言われた先ほどの言葉を言い換えるなら、
若さって、経験もスキルもない割にやたらと希少価値が高い。
出る杭は打たれる。若いだけじゃ搾り取るだけ搾り取られて、まだ自分の感性を言語化できない未熟な僕たちは、やたら経験値の大人たちの巧みな話術に丸み込まれてしまう。そんな瞬間に何度も何度も惨めな気持ちになった。
私は入社1年目でドラマの企画を通し地上波に乗るドラマを撮りました
うまくいったのは若さに付随した価値があったからです。
でも世界は変わらないし 大人たちは驚くほど冷たく
コンセプトの箱のようなものに私の宝物を放り込み、セメントで固めました
若さなんて捨てて生きたい。おじさんとかおばさんとか、そういうボヤッとした
ミトコンドリアみたいな存在になって誰か私を見つけて欲しい。
そんなことは無理なので、生き残るためには、若さもうまく乗りこなさなければなりません。「若さ」をもち、「若さ」を憎み、脅かされる自尊心をまもりぬいてゆかなければ誰かのディスプレイにされてしまうわ
私を置き換えていい存在は、さらなる他の若さじゃなく、歳を重ねた私であって。
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