「好き」を次のステージに 〜ローカルライター まーきち〜
●ローカルライター まーきち
「『好き』を『自分の価値』に変えるステージが来たんです」
そう答えてくれたのは、「まーきち」という愛称で親しまれる、佐々木将人さん。
大学生の頃から「地方」が持つ問題に着目し、ローカルライターとして書き続けてきたまーきちさんは、関西出身。今は、社会人一年目で北海道にお住まいです。
まーきちさんのインスタを覗かせていただくと、
なんとまぁ!
グットルッキングガイ!!
https://instagram.com/masaaato_1203?igshid=cf2bleve4ych
そんな若きライター、まーきちさんにライフワークとしてのライティングのお話を伺いました。
●まーきち流 インタビューとは
ーー以前、まーきちさんの記事を拝読し、とても温かみを感じたのですが、ライターの『仕事』として心がけていることはありますか?
「インタビューしない、ということですね(笑)」
ーーえ?? 「しない?」 のに、書けちゃうもの?
「はい。会話して、その中から、その人の光る点を線として導きます。」
ーーそれって、ライターとしては、とても高度なことだと思うんですが、難しくは無いのですか?
「難しいというよりは、僕にはこのやり方が『向いている』ということだと思います。インタビュー対象者が解きほぐれてくれないと、見えてこないことがあるんです。書き出したきっかけが、大学生の頃の『地方移住』のフィールドワークでした。書くことで、長くその土地にいる方と、新規移住対象者さんの隙間を埋めれたらいいなと思っていたんです。」
ーー『自分に向いている』を発見できるっていいですね。「向いていて、好きなことである」という延長線上に、まーきちさんの、今の『ひと』に焦点を当てるライティングがあるということでしょうか?
「はい。まだ、ひとにフォーカスした分野の記事は、8本目ですから、新参者なのですが(笑)。ひとつの記事にも、とても時間をかけますし、最終の相手先にご確認いただいてという作業にも、気を遣います。」
●オンラインのつながりで……
ーー すでに8本も! 確かに、noteを拝読すると、まーきちさんの丁寧さや、優しさが伝わります。そして、そのうちの1本に、和歌山の『なかのたいき』の記事があるいうことですか? 私もまだ、お会いしたことがないのに、さらに、リアルに会っていない彼を取材していただいたんですよね(笑)
【 まーきちnote(2021.04.20)より】
『音楽×和歌山。何も分からなくても想いを持って踏み出してみる』
「そうです。にいなさんのムチャブリに応えた自分を褒めてあげたいです(笑)。彼とは、偶然にも、好きな音楽などで共通する部分がたくさんあり、僕も話が出来て良かったです。プロジェクト内容が今までにないカタチでしたので、記事をまとめるのはとても時間がかかりました。でも、やり甲斐はありましたね。」
ーーそれは……(苦笑)大変失礼しました(汗)。今までに、辞めたいとは思ったことはなかった?
「思わないです。壁が高い時も、厚い時もありますが、なんとか乗り越えます」
●その先にあるもの
ーーその先に見えるものがあるんでしょうか? 来月には、ライティングの講師を担当されると聞きましたが……
「はい、僕にとっても『好き』を、『自分の価値』に変えるチャンスというか、ステージが来たと思っています。それを恐れたり、遠慮という名の謙遜をしていたら、もったいないと思いました。就業規則を見たら大丈夫でしたし……会社には念のため確認しましたけどね」
↑5月に開講されるライティング講座
●「好き」から「価値」をつくる
ーーそうなのですね。講師として登壇するにあたっての、周囲へ気をくばりながらの決断は、とても素敵なことだと思います。今は、社会全体においても、個々においても、何かが『変わる』節目なのかもしれませんね。
「ローカルライターとして筆を執ってきたことは、僕にとって、財産ですし、これからも大切にしたいです。今後、このスキルを高めて、もしかしたら『ライスワーク』という展開はあるのかも……。これからもバランスをとって、進んでいきたいと思います。」
コロナ禍においても、柔軟に、繊細に、そして丁寧に、バランスをとりながら、果敢に挑戦していくまーきちさん。
オンライン越しに見えてくる、リアルなその背中を追いかけてみると、次なるステージに立つ、あなた自身の姿も、より想像しやすくなるのかもしれません。
2021.04.26
(記:香月にいな 写真提供:まーきち )
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【編集後記】
まーきちさんに出逢ったきっかけは、とある「オンライン宿泊」でした。その時、偶然にも(寝癖を隠すためなんだけど)、青いベレー帽を被っていたことから、話が弾み、今のご縁に繋がっています。きっかけは、どこにあるかわかりませんね。オフラインで再会してリアル追取材できる日を楽しみにしています。
香月にいな(主に、物語を書く人です)
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