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空のまち|詩


「空のまち」

空を見上げる勇気よりも
いまここに寝転がってみたいんだ

透き抜けに溶けていく
ほら、ゆっくり
ゆっくりと僕が流れはじめる

少しだけ冷たい風が
鼻のさきをすべり降りたら
とぷんっと胸のなかに飛びこんだ

平気だよ、
どうってことないさ
そんな町に僕は暮らしている

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