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【乳がん検診】検診はハタチからしてた

癌が発覚するずーっと前から
私はハタチから検診は受けていました。


私が二十歳の頃。

地元で行われていた町の健康診断では、乳がん検診も子宮頸がん検診も20歳以上で希望すればど、ちらも受けることができました。

「平成の大合併」によって町は市へ変わると同時期に、乳がん検診は40歳以下は助成の対象外になってしまいましたが。

まだ町の健康診断で検診を受けられていた頃の話ですが、20歳代の乳がん検診は町内の外科クリニックで触診のみでした。確か500円ほどで受けられたと記憶しています。

現在は20歳から39歳までは助成の対処外に

20歳から39歳で乳がん検診を受けようとすると保険適用外です。
と言っても乳がん検診は自己負担でも5,000円ほどでできる検診です。安心が担保されると思えばこそ、私は毎年1回必ず検診を受け続けました。

外科医の触診検査のみから、産婦人科でエコー検査と触診検査へ

どうせ自己負担で受ける検診なら触診よりも「もっときちんと検査してもらう」と考え、産婦人科での検査に変えることしました。

やはり女性の体を熟知している産婦人科医は違います。
ついでに子宮頸がん検診も同じ産婦人科医でセットで行うようにした結果、自分の体のあれやこれやが判明しました。
(後日この話もnoteに書こうと思いますが、今回は割愛)

エコー検査

これは癌が発覚し色々調べてから知ったことですが、
妊婦や若年(10代〜30代)では、胸は乳腺が発達していて乳腺の密度が濃く、しこりも乳腺もどちらも白く写してしまうマンモ検査は適していないそうです。
高濃度乳房でもしこりを見つけやすいエコー検査は異常を高確率で検出できるため、マンモ検査よりも推奨されているそうです。
乳がん検診=「乳がんの早期発見には絶対マンモグラフィー検査!」
と思っている人も多いかも知れませんが、決してそんなことはないんです。
それに、正直、エコー検査なら痛くない。
(マンモの痛みは、やった人にしかわからない・・・)

私は「婦人科系の癌家系」の自覚を持っているつもりでした

「40代とか50代とか60代になると、もしかしたら病気が出てくる可能性が高い家系だから、いざという時のためにちゃんと診てもらっておこう。」
そんな気持ちを、子どもの頃から持っていました。
だけどさすがに30代で癌が発覚するとは思ってはいませんでした。
ある年に受けた子宮頸がん検診の集団検診で、待合時間に「乳がんの早期発見!しこりの見つけ方講座」が行われました。
バケツリレー的に回ってきた「しこりがある乳房の模型」を触れてみても、
(樹脂製の胸、初めて触った〜。しこりってこんな感じなんだ。でも実際にはわからなさそう〜)
と言った具合の感想しかわかず、全くの他人事でした。

でも紛れもなく検診の積み重ねがあったから、私の癌は早く見つかったんだと思います。
「少なくとも去年のエコー写真には認められなかったものが、今年ある」
と比較できる情報が揃っていたため、物凄いスピードで、自覚→検査→告知→手術することができました。

余談ですが、検診を受けていて良かった話をもう一つ。
病気の話ではないんですが、私の子宮は少し通常と異なる状態です。
これも検診を行い、医師とコミュニケーションを取れていたから発覚したことです。
SAPHO症候群の検査のため訪れた病院で精密検査をした際も、
「今回の検査とは違う話なんですが、あなたの子宮・・・」
とわざわざ呼び止められたぐらいです。
この時はすでにいつもの産婦人科医に見つけてもらっていたので、全く驚くことはありませんでした。
「知っておく」というのは、とても心強いことです。

検診の担当医は、父親くらいの歳のベテラン医師です

検診の話に戻しますが、
長年私の検診を担当してくれている医師は、前述しましたが産婦人科医です。奥様も癌を経験されているらしく、いろんなアドバイスをしてくれます。
私の子宮の状態が少し違うことがわかった時も、
「必要なときはすぐに言え。どこの大きい病院だろうと必ず繋いでやる」
と言ってくれました。

若い子も検診に行くようになったんじゃないかと感じます

私の二十歳の頃とは違い、今は「子宮頸がんや乳がん検診を受けよう!」とする動きが広がったと感じます。
SNSのネタ的な要素もあるかも知れません。女医さんがいるクリニックを紹介する動画もよく見ます。
きっかけがどうであれ、若い人が検診にいくきっかけになっているのであれば、「良いこと」だと思います。
一方で比例するように、若年生の癌が増えているのは、なんだか悲しく感じます。

毎年受けた検診の結果がもたらした効果

「自分の体を知っておくことで、次の日からの指標にする」の気持ちで検診を受けてきました。

検診を受けていれば、検診にいかなかったため結果的に最悪のパターンに!ということは(ものにもよるが)避けられるし、問題は早期に対処しやすい。これは経験談です。

この記事を読んでくれている人で
まだ検診に行ったことがない人がいたら、とりあえず安い自治体の検診でいいんです。
身長、体重、血液検査以外の専門分野検診も「ためし」に受けてみてください。
10代と変わらない体調ならすごいです。
何か検査に引っかかっても、怖がらないで。
「わかった」ことがすごい事だと思います。
健康でいるための第一歩で。
検診の予約、してみませんか。


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