【AYA世代】ガンになって
AYA(アヤと読みます)世代とは、Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)のことをいい、15歳から39歳のがん患者を指しているそうです。
先日テレビから
「AYA世代をご存知ですか?
昨今、若年層のがん患者が急増しています。・・・」
と特集放送が流れてきました。
(・・・私ってAYA世代のがん患者なんだ。)
一昨年前ガンが発覚しました。
社会的には壮年世代ですが、がん罹患にはまだまだ若い年代。
治療を早急に行う必要がある年齢でした。
この年代のがん患者をさす言葉がちゃんと存在していたことを初めて知り、
それだけ今、若年性がん患者が増えているんだと痛感しました。
私はとりあえずの治療が終わり、現在経過観察中です。
「今の私には何ができるだろう。」
治療は順調ですが、このまま苦しい思い出とともに生きていくと、
なんだがガンに負けた気がする。
この苦しさを何か活かせないか。
ニュースを見ながらそんなことを考えていました。
そんなとき、友人から連絡がありました。
「知り合いがガンになった。
まだ20代で、ウィッグについて色々悩んでいる。
何かいい情報はないだろうか」
(ああ、本当に今若い世代で困っている人が多いんだ)
著名人の中でもがん経験をSNS配信している人、
本を出版している人、
たくさんいらっしゃいます。
探せば有名人の体験談はネット記事になっているものも多いでしょう。
でも有名人じゃなく、自分と少し近い存在の情報なら、もっと参考に感じてもらえるじゃないか。
それに情報は多い方がいい。
自分自身が病気になってわかったことですが
治療法も治療後の体の回復期の状態も千差万別。
どれが正しい情報なのかわからないくらいです。
症状は誰かと同じなんてことはないんです。
そんな十人十色の中でも、もし1人でも私と同じような状態の人がいたら、
その人の何か参考になれれば。
大丈夫だよ。私もそうだったから。
そう言ってあげれるんじゃないか。
病気になったことを発信するのは、時に控えた方がいい場合があります。
世間では色んな見方をされてしまうからです。
私も赤裸々には記さないように気を付けていますが、
それでも誰かに私の体験の断片でも発信することで、
私はガンに負けていないぞ!負けないぞ!
と自信を持って言えるんじゃないか。(負けたつもりはないんですが)
そんな風に感じています。
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