クラロワリーグ | CRL East | 2020-SS | Playoffs展望データブック
5月9日にはじまる「クラロワリーグ イースト」のプレイオフを(まだか、まだか)と待っているコアなファンのためのデータブックをご用意!
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『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ イースト」(Clash Royale League East)2020年 スペシャルシーズン(SS)はレギュラーシーズン(2020.4.4-4.26)が終了し、これからプレイオフ(5.9-5.23)がはじまる。
本noteでは、”より資料的によりマニアックに”世の中に流通する情報を網羅する勢いでCRL Eastについて毎週レポート中。今回は、Playoffs展望編。
リアルスポーツほどではないが、eスポーツも新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で大会の中止や延期が相次いでいる。そんな中、方式を変えながらもリーグを続けてくれているクラロワリーグ(CRL)は、胸を張って #私のイチオシ と言い切れる。山場のPlayoffsから観戦を始めるのも乙かと!
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Overview
はじめに、CRL East 2020 SS Playoffsの概要をざっくりおさらいしよう。
▽順位表(CRL East 2020 SS RS)
新型コロナウィルス(COVID-19)禍に世界中が揺れる中、全試合オンライン開催の”スペシャルシーズン”が開幕した。4週にわたったそのレギュラーシーズン(2020.4.4-4.26)の結果がこちら。
中国チームの1、2フィニッシュとなった。日本勢は、FAVが4位、PONOSが6位という結果だった。
▽トーナメント表(CRL East 2020 SS PO)
そして、今週末からはじまるプレイオフ(5.9-5.23)のFormatがこちら。変則的なダブルエリミネーション方式トーナメントとなっている。
”変則的”と言うのは、通常は全チームに与えられる敗者復活権が、Losers'スタートの下位4チームには与えられないルールとなっているからだ。
▽対戦カード(CRL East 2020 SS PO Week1)
今週末5月9日(土)、10日(日)の対戦カードがこちら。
今季PlayoffsのFormat上、確率だけで言えば、”初日におこなわれるMatch1の勝者とMatch2の勝者のいずれかが優勝する可能性が高い”と言える。しょっぱなから目が離せない。
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プレイオフ直前特集(by Smashlog)
簡潔で読み物的な週間レポートはこちら。
ややこしい今季のトーナメント方式について、可能な限りわかりやすくなるように解説してみた。プレイオフの前に一目だけでもどうぞ。各チームの紹介では、選手成績と戦力分析の2点に要点を絞ってコンパクトにまとめた。
(色々なデータをたっぷり見たいマニアな方には今回のnoteをみていただきましょう、という棲み分け)
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Topic-1: RoyaleAPIのSTATSをじっくり見てみる
プレイオフを前にいい機会なので、RoyaleAPIのCRLサイトにあるSTATSをじっくり見てみることにした。以下に挙げたのはピックアップしたほんの一部なので、フルのデータを確認されたい方は上記リンクから飛んでほしい。
チームの順位表
CRL East 2020 SS RSのチーム順位表。
注目してほしいのは右列(Game)の「W%」。色々と発見がある。
・Game W%からは3つの集団が見えてくる(1-2位・3-6位・7-8位)。
・50%越えは3チーム。そのうち1つは、6位のPONOS。善戦しながら惜しい試合を落とした印象と合致するデータである。
ファンタジーロワイヤル
CRL East 2020 SS RSのファンタジーロワイヤル(Crowns)Top10。
Playoffs Week1は今季初めて全8チームの予定試合数が同じ(1試合)な週になる。これまででもっとも予想が難しい週かもしれない。
人気カード
CRL East 2020 SS RSのカード使用回数(U)ランキングTop5。
ユニットではベビドラとディガーが人気。小型呪文ではロリババとウッドが、中型呪文ではポイズンが人気だった。
人気デッキ
CRL East 2020 SS RSのデッキ使用回数(Popularity)ランキングTop5。
Top10の中で同系統のデッキはまとめてみた。1番人気は、スケラデッキ。
1.スケラ・ポイズン
・使用10回(勝率6/10)遅延・ゴブ小屋型
・使用10回(勝率3/10)遅延・ボムタワー型
・使用8回(勝率2/8)マスケ型
2.ラヴァ・ディガー
・使用7回(勝率5/7)ポイズン型
・使用6回(勝率3/6)矢の雨型
3.ホグ・クエイク
・使用6回(勝率4/6)巨スケ型
・使用5回(勝率3/5)ナイトマスケ型
4.ゴブジャイ・スパ
・使用7回(勝率5/7)
5.WB・ディガー・メガナイト
・使用5回(勝率5/5)
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Topic-2: バランス調整(5月5日実施)
2020年5月5日にシーズン11のバランス調整が実施された。その数、なんと一挙に11枚。プロ選手たちは検証に練習に大忙しなことだろう。
なかでもリワークされたトルネ、下方修正されたベビドラや小屋系建物が環境に与える影響は大きそうだ。射程が7に戻ったマジアチャは、イキイキした毎日を送る気がする。
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Topic-3: クラロワ公式オープン大会(5月9日開催)
プレイオフ初日の5月9日(土)には、クラロワ日本公式が主催する久しぶりのバトル系イベント「クラロワ公式オープン大会」が企画されている。1000人大会を同時に8つ開催するという門戸の広いイベントなので、プレイオフに向けた景気づけの意味でも参加しよう。
強きも、弱きも、楽しんだものが勝ち。
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Topic-4: FAV、新作Tシャツ2種の予約を開始(5月1日から)
これはプレイオフとは直接関係ない話題だけれど、FAVがアパレルの新商品の予約を開始した(しかも再販なしの限定品)。「レプリカユニフォームは普段使いしづらいからちょっと・・・」という方も、Tシャツなら検討の余地があるのではないだろうか。黒Tの背面プリントがまたよい。
気になる方は、売り切れてしまわないうちにお早めのチェックを。
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Preview: P.O.Match 1. W.EDGM vs FAV
5月9日の第1試合、CRL East 2020 SS P.O. Week1 Day1 Match1は、Winners'ブラケットのW.EDGM(1位)対FAV gaming(4位)。レギュラーシーズンの同カードではW.EDGMが2-1で勝っていて、昨冬の「CRL世界一決定戦」でもW.EDGMが2-0で勝っている。3度目はどうなる?
▽マッチアップ(CRL East 2020 SS RS)
▽直近の対戦スコア(CRL East 2020 SS RS)
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Preview: P.O.Match 2. TTG vs KIX
5月9日の第2試合、CRL East 2020 SS P.O. Week1 Day1 Match2は、Winners'ブラケットのTTG(2位)対KIX Team(2位)。レギュラーシーズンの同カードではTTGが2-0で勝っている。
▽マッチアップ(CRL East 2020 SS RS)
▽直近の対戦スコア(CRL East 2020 SS RS)
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Preview: P.O.Match 3. Talon vs Nova
5月10日の第1試合、CRL East 2020 SS P.O. Week1 Day2 Match3は、Losers'ブラケットのTalon(4位)対Nova Esports(8位)。レギュラーシーズンの同カードではNovaが2-0で勝っている。
シーズン最下位だったNovaだが、”2018年・2019年のCRL China全4シーズン、プレイオフで1試合も負けたことが無い”という「プレイオフ不敗神話」を持っている。RSの成績で彼らをなめてかかると痛い目に遭うだろう。
▽マッチアップ(CRL East 2020 SS RS)
▽直近の対戦スコア(CRL East 2020 SS RS)
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Preview: P.O.Match 4. PONOS vs Timing
5月10日の第2試合、CRL East 2020 SS P.O. Week1 Day2 Match4は、Losers'ブラケットのPONOS(5位)対Team Timing(7位)。レギュラーシーズンの同カードではPONOSが2-0で勝っている。
PONOSもPONOSで、2018年・2019年のCRL Asia シーズン1のプレイオフで1度も負けずに優勝している。「アジア版・プレイオフ不敗神話」は続くか?
▽マッチアップ(CRL East 2020 SS RS)
▽直近の対戦スコア(CRL East 2020 SS RS)
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- W.EDGM(RS 1位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
2本柱Higher・Solomanをフル回転に起用するのが既定路線で、WangeとPeasの好調な方をKOH・1v1の”もう1人”に使うと思われる。選手層が厚い。
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- TTG(RS 2位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
RSでは好成績をあげたが、AUKとD.Kingへの依存度が高すぎたのは難点。BO5制のPOを勝ち抜くには、NuomiciまたはXiaoKの復活が要る。
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- KIX Team(RS 3位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
BenZer・iSlaw・Onionらがチームを引っ張ったが、チームのキープレイヤーであるLegendの不調は大きな懸念材料。三銃士環境になれば、或いは?
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- FAV gaming (RS 4位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
日韓Wエースを擁する1v1はEast最強クラスで、TPDもけんつめしが適性を見せ始めた。残る課題は明らかにSet1(KOH)。Oz監督の手腕に期待しよう。
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- Talon(RS 5位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
KOHがEast最強だったのに、1v1がEast最弱だった不思議なチーム。最多トロ8200越えのルーキーGeraltが本領を発揮し始めたらミラクルも有り得る。
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- PONOS(RS 6位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
善戦しながら惜しい試合を落とし、RS6位だったPONOS。Losers'からの5連勝という高い壁をのり越えるには、”RR”(RAD・ライキ)の復調が不可欠。
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- Team Timing(RS 7位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
Sadoは今季絶好調だったが、いくらなんでも彼への勝利依存度、負担が大きすぎる。バランス調整後の新環境で2人ほど”大化け”できなければ難しい。
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- Nova Esports(RS 8位)
▽試合結果(CRL East 2020 SS RS)
▽個人成績(CRL East 2020 SS RS)
▽勝利貢献率(CRL East 2020 SS RS)
▽予想布陣(CRL East 2020 SS PO)
Novaの歴史上信じがたい成績で今季RSを終えた。5人目の補強がなかったのは今でも不可解。「プレイオフ不敗神話」のゆくえは、Lciop・Little Chenの2人に託された。
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