クラロワリーグ | CRL East | 2020-SS-W2 | スコアブックWeek2. 3つのダービー
Week2には”3つのダービー”がおこなわれ、日本・韓国・中国のライバルチームが直接対決。大暴れしたのは旧CRL Asiaを沸かせたエースたちだった。
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『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ イースト」(Clash Royale League East)2020年 スペシャルシーズン(SS)のWeek2が終了した。本noteでは、”より資料的によりマニアックに”、世の中に流通する情報を網羅する勢いでCRL Eastレポートを毎週連載している。
Smashlogでの”今週のCRLを短い時間でざっくり把握できる”リーグ連載記事ともども、よろしくお願いします!
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イースト週間レポート(by Smashlog)
「Smashlog」で連載中のCRLレポートの第2回(Week2)。
「今週のベストマッチ」というコラムコーナーがあるのだけれど、今週はいつにもましていい試合が多すぎて、選ぶのに頭を抱えた。選んだら選んだで、どうお伝えすべきかと、これまた頭を抱えた。
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Topic1: ”日本チームダービー”、前哨戦はSNSで
4月12日(日曜日)のMatch11は、PONOS - FAV gamingの”日本ダービー”だった。CRL Eastに日本チームはこの2チームだけ。今季のレギュラーシーズンは1回戦総当たりなので、直接対決は唯一この試合だけなのだ。(可能性だけで言えば、プレイオフで再戦することもありうる)
両チームともそれはもう重々承知をしていて、試合前にはTwitter上でも気合の入った勝利宣言がぶつかり合った。
ライバル対決は、やっぱこうでなくっちゃ!
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Topic2: 両チームが会場にいる今季初の試合
新型コロナウィルス(COVID-19)対策で、CRL East 2020 SSは全試合オンラインで開催されることになった。より正確に言えば、全8チーム中5チームはオンラインで参加しているが、中国の3チームだけは上海の試合会場に実際に足を運んで試合をしている。
4月11日(土曜日)のMatch9、W.EDGM - TTGは”中国ダービー”であると同時に、”両チームが試合会場にいて直接オフラインで対戦する今季初の公式戦”として注目される試合だった。
選手入場、選手交代、赤青の照明、アリーナに華の審判、トリプルドラフトのピック時の手元画面・・・。全試合を”これ”で見れる日、早く来い!
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Topic3: 卓球の水谷選手、1000人大会を開く
「クラッシュ・ロワイヤル」は有名人やスポーツ選手に愛好家が多いゲームの1つだ。クラロワ・プレイヤーであることを公言しているスポーツ選手には、プロ卓球選手でオリンピック・メダリストの水谷隼選手もふくまれている。その水谷選手が4月10日に、自身初となる1000人大会の開催を発表して、界隈内外の大きな注目を集めた。
世の中にもリアルスポーツにも明るい話題の少ない昨今、自身も難しい状況に置かれながら、こうしてファンと交流してくれた水谷選手のサービス精神には感服させられた。また、こういう交流企画を手軽に実現させてしまうクラロワやゲームの果たす役割の大きさを改めて感じる一幕となった。
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Topic4: ヤンキースのマー君も、1000人大会を開く
水谷選手の1000人大会の熱も冷めやらぬ中、今度はプロ野球選手でニューヨーク・ヤンキース所属の田中将大投手がこんなツイートを発信した。「クラロワで大会を開くのって簡単ですか?」
その後は、大会の開催をあらかじめ告知するだけでなく、クラロワリーグの試合時間を配慮しての時間設定までていねいな運び。・・・と言うかクラロワリーグを認知して頂けている!?、という喜びや驚きも。
大会パスワード「マー君神の子不思議な子」にも正直こう・・・胸に来るものがあった。色々あってだいぶ前に感じるものの、野村監督とのお別れ(2月11日)からはまだ2カ月と少ししか経っていない。さらっと、こういうことが出来る田中投手に、今まで以上にファンになってしまった4月12日。
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W2D1M7: Team Timing 2-1 Talon
・CRL East唯一の韓国チームTTと、香港チームながら実質韓国チームのTLNの”韓国ダービー”は、今季初となるフルセットフルゲームの大接戦に。
・この日の中継から、日本語配信の実況・解説コンビはマスクを着用。この日のチャット欄に英語・アラビア語・ロシア語?が多かったのは謎。
・Set1Game2:対空ユニットの少ないSadoだったが、巨大スケルトンの死亡時爆弾で上手に一掃していく。実況・岸「SADOxSADOデッキでしたね」
・Set2Game1:Sadoのロイジャイを読んでBlizzardがトリトンを出せば、そのトリトン読みでSadoがゴブリンを出す。
・Set3:昨季のDRX同僚対決、Nuri vs Line。Lineはこの日の4戦、十八番の遅延クロスボウデッキを使わず。使えず?
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W2D1M8: KIX Team 2-0 Nova Esports
・2018年にNovaで世界一を経験したLegendとNovaの対決が注目されたが、Legendの出番はなかった。
・Set1は5試合すべてが面白い、珠玉のKOHとなった。
Set1Game1:バランス調整後強化されたカードを早速組み込んだデッキの対決(Onionはゴブ小屋、Lciopはスケバレ)。
Set1Game2:ディガーWBデッキにスケバレとアウトローまで加えたBKingの”超枯渇”デッキがOnionを翻弄する。
Set1Game3:ホグクエイクデッキで2019年のアジアを席巻したBenZerに対して、敢えてホグクエイクデッキを投入したBKingがお株を奪う。
Set1Game4:iSlaw移籍後初戦。バルーンを弾かれ続けるが、粘って粘ってチャンスを伺い、ランバーレイジに乗せて遂にバルーンをタワーへお届けすることに成功。
Set1Game5:ロイジャイ巨スケで大きくダメージリードを取ったLittle Chenが最後のとどめを刺そうとするが、神がかり的な攻防でiSlawが大逆転で勝ちをもぎ取る。右下のタワーHPはわずか6しか残っていなかった。
・Set2Game1:今週解禁されたロイヤルデリバリー、ここで初登場。
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W2D1M9: W.EDGM 2-0 TTG
・中国勢直接対決”中国ダービー”。暫定1位2位の首位対決でもある。両チームが会場にいる初めての試合でもあり、入場シーンにはじまる一連の流れが初めて披露された。
・Set1Game1~3:Wangeの独特なデッキがファンの心をわしづかみにする。Game1「ディガースケバレゴブ小屋+三銃士」、Game3「ジャイスパレイジ+ウィズ」。解説・shun「創造性豊かなデッキですねー」
・Set1Game5:この日3戦連続となるKOH大将戦。D.Kingにロケットが回ったら終わりのSolomanが2周目のスケラ展開で大逆転。実況・岸「両者にミスが見られない試合でした」
・Set2:Week1にトリプルドラフトで2勝を挙げた好調選手同士の対決。1つ分かるのは、両者ピックが上手くて、完成度の高いデッキを毎回作り上げていること。Game3では待望のピック時手元画面の中継も急遽差し込まれる。
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W2D2M10: Talon 1-2 KIX Team
・Set1Game4:Lineは遅延クロス、iSlawはホグクエイク。クロスでの攻撃を諦め、早くから攻撃をロケット削りに絞ったLineの大胆な判断が奏功。
・Set2Game3:最後の決着は紙一重(のこりHP42 対 のこりHP30)
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W2D2M11: PONOS 1-2 FAV gaming
・2020 SS レギュラーシーズン唯一の日本対決”日本ダービー”。同時視聴者数も18,000人を超える。
・Set1:3タテにリーチのKKを、X-Bow Masterが止める。そしてそこから逆転の3タテをやってのける。技術もそうだがメンタルが化け物だ・・・。
・Set2:JACKはピックも早い。対照的に天GODは時間一杯じっくりとピックしてく。
・Set3:RAD対X-Bow Master。2人は、2018年2月の「闘会議選抜!クラロワ日韓戦」以来の古きライバル関係。X-Bow Masterはこの日、6戦して5勝1敗の大暴れでチームの勝利に貢献した。
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W2D2M12: Nova Esports 0-2 Team Timing
・Team TimingがKING-ZONE DragonXという名だった2018年に「CRL世界一決定戦」準決勝で戦って以来の再戦。
・Set1Game1:BKingにあと1回クエイクが回れば終わり(残HP244)という最後の攻めで、Sadoのミニペがタワーに届く。土俵際の逆転劇。
・Set1Game3:1-0とリードしたSado。防衛スパーキーがLittle Chenのディガーを2度止めて、首の皮一枚(HP50)での逃げ切りに成功
・Sadoはこの試合5-0と1人で試合を決めてしまう。しかもあのNovaを相手に。2v2がなくなった今季のFormatでは理論上あり得た事態とはいえ、まさかまさか・・・。Novaは主にプライド面で引きずってしまうかもしれない。
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+ 試合結果/Results
・Week2の日程に2試合があった4チームのうち、TTとKIXは2勝、TLNとNovaは2敗と明暗が分かれる。
・今週の日本勢は直接対決の1試合のみ。PONOSが1敗、FAVが1勝。
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+ 順位表/Standings
・W.EDGMは首位をキープ
・放送時の順位表では「3位FAV、4位KIX」と発表されたが、翌日の公式HPでは「3位KIX、4位FAV」となっていた。直接対決はまだなく、CR+(獲得クラウン数)での差が”1”あるだけという僅差だ。
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+ 対戦成績/Head to Head(by CRL Pocket)
・ここまで3W0Lで1位のW.EDGMだが、その内訳が2位・3位・4位相手に挙げたものである点が、末恐ろしい・・・。
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+ 個人成績/Player Rankings
Week2からは、その週だけの表と累積の表の2種類を掲載していく。
▼Week2のみ
Week1は旧CRL Chinaの選手たちの活躍ばかりが目立ったが、Week2には旧CRL Asiaを沸かせた選手たちが負けじといいところを見せた。
・Sado(TT):今週9W2L、9クラウン、KOH3タテ達成
・iSlaw(KIX):今週5W2L、7クラウン
・X-Bow Master(FAV):今週5W1L、6クラウン、KOH3タテ達成
▼Week1-2通算
・今週活躍した選手たちが2-4位に順位を上げた。
・日本選手の最上位は、ゲーム勝率が天GOD(66.7%)、ゲーム勝利・獲得クラウンがJACK(6W・6CR)。
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+ 週間MVP(by CRL East China)
・CRL East(中国語簡体字)のサイトが選ぶ週間MVPは、TimingのSado。今週Game:9-2、獲得クラウン:9、KOH All Kill:1回と大暴れした。
・特に、4/12のMatch12で中国のNovaを相手に、Set1:3-0、Set2:2-0と1人で5ゲーム連勝してチームに勝利をもたらした一戦は衝撃の一言だった。
日本のファンにとっても驚きは大きかったが、ましてや中国のファンにしてみたら驚天動地だったにちがいない。
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