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直近17記事の株価分析結果まとめ! 日経平均を超えるパフォーマンス実現!  割安株の探し方 vol.50

 閲覧ありがとうございます。
 株まとめ@元証券マンと言います。

 初めての方は、こちらの自己紹介記事をぜひご覧下さい。


 これまでの株価分析記事の一覧はこちらです。


 前回までの直近17記事(vol.32~vol.49)では、2019年12月6日付でスクリーニングを行った13業種35社について、業界分析や株価分析を行ってきました。

 前回の記事(vol.49)をもって一通りの分析が終わりましたので、本記事ではvol.32から49までの17記事の振り返りをしたいと思います。

 具体的には、個別で企業分析を行ってきた銘柄について、結果を整理していきます。



①当初(2019年12月6日)のスクリーニング結果のおさらい

 vol.32の記事(2019年12月6日)において、以下の基準で銘柄スクリーニングを行いました。

(1)東証一部上場
(2)予想PERが8倍以下 
   ※8倍以下の理由はこちら
(3)実績PBRが1倍以下 
   
※1倍以下の理由はこちら
(4)配当利回りが4%以上 
   ※配当利回りの注意点はこちら
(5)1単元が100万円以内

 その結果、抽出されたのが以下の銘柄(業種)になります。
※各業種、分析記事へのリンクを貼っておりますので、興味がありましたらご閲覧ください。


 卸売業:13社(双日、ラサ商事、ミタチ産業、小野建、丸紅、高島、兼松、三井物産、住友商事、佐藤商事、神鋼商事、ニチモウ、日鉄物産) 

 銀行業:6社(富山第一銀行、りそな、三井住友FG、武蔵野銀行、ふくおかFG、フィデアHD) 

 不動産業:3社(イーグランド、エフジェーネクスト、グランディハウス) 

 建設業:2社(大末建設、イチケン) 
 化学:2社(昭和電工、タキロンシーアイ) 
 鉄鋼:2社(合同製鐵、新家工業)
 輸送用機器:1社(大同メタル工業) 
 機械:1社(北川鉄工所) 
 電気機器:1社(遠藤照明)
 金属製品:1社(駒井ハルテック) 
 海運業:1社(NSユナイテッド海運) 
 証券商品先物:1社(野村HD) 
 鉱業:1社(三井松島HD) 

 全合計:13業種35社


 vol.33の記事からは、一業種ずつ上から順番に分析を行っていき、企業及び株価の分析を行っています。

 一業種ごとに分析を行う中で、より詳細分析を行いたいと考えた銘柄について、個別で記事を作成して分析を行なっています。

 次は、それらの個別分析銘柄についてまとめていきます。





②個別で株価分析を行った優良銘柄リストと各社の株価上昇率

 以下の銘柄は、個人的に魅力的に思い、個別で株価分析及び会社分析を行っております。

※時価総額は2019年12月30日時点
※株価は2019年12月6日から同年12月30日の推移。この間の日経平均は23,354円→23,656円(+1.3%)です。



【卸売業】(8031)三井物産  時価総額3兆3,912億円
株価:1,962円 → 1,946円(▲0.8%)

【卸売業】(8053)住友商事  時価総額2兆316億円
株価:1,650円 → 1,624円(▲1.6%)

【卸売業】(8002)丸紅  時価総額1兆4,087円
株価:824.9円 → 810.6円(▲1.7%)

【卸売業】(9810)日鉄物産  時価総額1,709億円
株価:5,180円 → 5,290円(+2.1%)

【卸売業】(8020)兼松  時価総額1,244億円
株価:1,455円 → 1,473円(+1.2%)

【銀行業】(8316)三井住友フィナンシャルグループ  時価総額5兆5,448億円
株価:3,994円 → 4,038円(1.1%)

【不動産】(8935)FJネクスト  時価総額397億円
株価:1,095円 → 1,147円(4.7%)

【化学業】(4215)タキロンシーアイ  時価総額720億円
株価:672円 → 739円(10%)

【電気機器業】(6932)遠藤照明  時価総額107億円
株価:702円 → 727円(3.6%)


 全銘柄の平均上昇率は、2.1%なので、同期間の日経平均(+1.3%)よりも高いパフォーマンスとなっております。

 10%以上の上昇率の銘柄1社ありますね。

 短期的なパフォーマンスに一喜一憂するのは危険ではありますが、地道な銘柄スクリーニングが全くの無意味ではないことは、ご理解頂けたと思います。





③優良銘柄と評価した銘柄の特徴


 優良銘柄と判断した前述の銘柄には、各種指標が割安であるということに加えて、おおよそ以下の特徴があります。

⚫︎一株あたり利益及び配当金が堅調に推移している
⚫︎外部要因(米中貿易摩擦など)以外の固有のリスクが少ない or 許容できる


 世界経済の動向により株価が上下してしまうのは、ある程度仕方ないと考えます。(それを気にしていたら個別銘柄が全く投資検討できなくなります)

 その上で、各種指標が割安であったり、業績や配当の推移が堅調であったり、固有のリスクが少ない銘柄については優良銘柄と考え、日々の値動きを見ながら買うタイミングを見計らっています。





④優良銘柄と評価できなかった銘柄の特徴

 各種指標が割安なものの優良銘柄と評価できなかった銘柄には、おおよそ以下の特徴があります。

⚫︎規模が小さい(時価総額100億円以下)
⚫︎一株利益や配当の推移は堅調だが、直近で業績の下方修正を行っている(今後の下方修正リスクがある)

 各種指標は割安ではあるものの、割安である理由が明確であり、リスクが高いと見なした銘柄たちです。

 割安というだけで飛びついてしまう人は、なぜ割安であるかという点について特に注意したほうがいいでしょう。





⑤まとめ

 本記事では、2019年12月6日付でスクリーニングをかけて抽出した銘柄について、過去の記事で行ってきた株価分析の結果のまとめを行いました。

 株価上昇率などを見て頂ければ、銘柄スクリーニングが一定程度の効果を発揮することは多少なりともご理解頂けたのではと思います。


 日々の試行錯誤の中で、スクリーニングの基準を変更したりすることもあるかと思いますが、今後も地道な割安銘柄選定を継続していきたいと考えています。

 次回の記事では、再度銘柄スクリーニングを行い、現時点での割安銘柄たちを抽出していきたいと思います。



  本記事の内容がよかったら、これまでの記事もぜひご覧ください。

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