女性にやさしいゆとりあるネイルサロン経営を目指して
少しでも多くの新規予約が欲しい
予約は埋まっているのに利益が残らない
自分が売上をあげ続けないとスタッフの給料が払えない
「このような『疲弊型サロン』を脱却し、利益が残る月商100万超ネイルサロンに生まれ変わらせるポイントは『設計』にあります」。
そう語るのは、都内激戦区で2店舗(3室)のネイルサロンを経営する、藤岡えりさん。
2012年に自宅の一室ではじめた小さなネイルサロンが、今では年商7,000万円超え。さらには、そのほぼ全てを自動化させていると言います。
「新人さんでも6ヶ月以内に必ず90~100万円を売り上げられるようになっている」というネイルサロン経営のポイントを聞きました。
講師情報
“なんとなく経営”をやめて経営者脳へスイッチしましょう
月商40~60万円で停滞している
フル稼働にも関わらず、経費を引くとオーナーの手取りが社員と変わらない
オーナーがいつまでもエースでスタッフの売上があがらない
このようなご相談を非常に多くいただきますが、その理由が、❶単価が低すぎる or ❷集客ができていない のどちらかにあることがほとんどです。
そうなってしまう原因は、オーナーが技術者脳のままだから。
厳しいようですが”なんとなく”で経営が軌道に乗ることはありません。
「ネイルサロン”経営者”として生きていく」と決めたのであれば、経営を学び、経営者脳に切り替えなくてはなりません。
そして、現場の時間を減らし、一時的に打ち上げを落としてでも「利益が出る仕組み」を作り上げることです。
今のままの経営を続けていても、利益が出ないどころかマイナスを生み、不幸な結果になりかねません。
小規模サロンの勝ち方は一点突破!あなたは誰に何を売りますか?
小規模サロンで月商100万超を目指すとき、絶対にやってはいけないことは、大手サロンのマネをすることです。
「短時間施術・価格の安さ」で勝てるのは、数と資本力で戦える体力がある大手だからこそ。たくさん売ることではじめて成り立つビジネスモデルを、個人がマネするのは非常に危険です。
とはいえ、高単価メニューをただおいておくだけでは売れることはありません。
重要なのは「コンセプト」。
つまり、誰に何を売るのか(誰のどんな悩みを解決するのか)ということです。
このとき「私の提供したいものを誰に売るのか」を起点に考えるのはNG。
ビジネスの本質はお客さまのお悩み解決です。「何を提供したいのか」ではなく「誰のどんな悩みを解決できるのか」でコンセプトを決めましょう。
大手がターゲットにするような「ごく一般的なおしゃれを楽しみたい層」がいる一方で、それでは満足できない「明確な悩みを持つ層」がいます。
悩みが明確な層をターゲットに、高単価でも欲しくなるほど差別化された商品を提供するのが、小規模サロンの戦い方。
そこさえ決まれば、必ずしもたくさんのお客さまを集める必要はありません。
「差別化」の効いた高単価メニューの作り方
しかし、実際のところ
他店と同じようなサービス
同じような売り
同じような画像や文章表現
で埋もれてしまい、高単価メニューでは出し抜けず、価格競争に巻き込まれてしまうオーナーも少なくありません。
そんなときは、目の前のお客さまの声をしっかり聴くことに徹してください。
全ての答えはお客さまが持っています。
なぜ選んでくれたのか?何に悩んでいるのか?どうなりたいのか?を聴いて、誰にも負けないくらいそれを解決できる技術やサービスを磨き上げましょう。
わたしのサロンを例にお話しします。
わたしのサロンは、「子連れ歓迎」を強みに、ワンカラー単価8,000円をいただく、自宅サロンから開始しました。
当然、お客さまの多くが子育て中のママたち。
お話をうかがうと、家事や育児で手を使う場面が多いため、「ネイルの持ちが悪い」という悩みを抱えていることがわかりました。
そこで、「確実に1ヶ月以上キレイを保てる技術」を研究し磨いていったことが、現在の当店の強み(長持ちフィルイン)につながっています。
目の前のお客さまの声に耳を傾け最善を尽くした結果、お客さまの求めるサービスを作ることができた事例です。
それでも売れないときは・・・?
とはいえ、どれだけよいサービスを作っても、勝手に売れることはありませんよね。
すでにポータルサイトを利用している方は多いと思いますが、どれだけ広告費をかけても、お得なクーポンを用意しても、それがお客さまに「欲しい」と思ってもらえるような状態になっていなければ”置いてあるだけ”の状態です。
このように尖らせたつもりでも、一般のお客さまからすると他店と同じに見えたり、その良さを理解できないことがあります。
まずは、専門用語を控え、写真をふんだんに使いながら、一般のお客さまでも「分かる」状態を目指してください(同業者以外の友人などに見てもらうのもオススメです)。
それでも、新規予約の獲得がふるわない場合は
・改めて売りを明確にし、言語化する
・余計なメニューを消してセンターピンを定める
・上記が欲しいお客さまだけを呼ぶつもりでページを作りこむ
このような施策をめくっていきましょう。
本気で「脱・疲弊型サロン」を目指すなら
ここまでお伝えした内容は「利益が出る仕組みづくり」の第一歩でしかありません。
これを土台に、集客やリピートの再現性を作り込み、マニュアル化することで、現場に立たずとも月商100万円を稼いでくれるサロンが完成します。
課題はたくさんありますが、そのすべてをわたし自身がひととおり経験し、失敗し、乗り越えてきたからこそ、お伝えすることができます。
お客さまもスタッフも、そして何よりあなた自身が幸せであれるネイルサロン経営を目指して一緒に挑戦していきましょう。
▼藤岡さんのInstagram▼
執筆:今村ゆり(広報)
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