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上達の技術~読む本に困ったら見よ~

私は先日、「上達の技術」という書籍を読んだ。


この本ではその名の通り、効率よく上達させるための方法が科学的な根拠を交えて記されている。
数多くの手法の中、私が最も瞳孔を開かれたものは「我流トレーニング」に関する記載である。
本文にはこのように記されていた。

「教科書に書かれている基本をいくらマスターしても、オリジナリティがなければ、決して一流の選手にはなれません」(上達の技術P10より)

そこで私はYouTubeという文明の利器を利用して、5人の一流アスリートのオリジナル練習を調べてみることにした。
オリジナルかどうかの基準は私のオリジナルである。
アスリートたちの練習方法を研究することで、自分が究めたい分野の練習に応用できるのではないだろうか。


では参ろう。(個人的な趣味で、野球選手が多くなることが予測される)

①イチロー

11時ごろ起きる ⇒ 自宅でトレーニング 

⇒ 昼食 ⇒ またトレーニング 

⇒ 15時ごろ球場へ ⇒ 到着後トレーニング ⇒ 打撃ケージで打つ ⇒ 少しマシーンでトレーニング ⇒ 打撃練習 

⇒ 18時15分に打撃ケージに戻って打ちこむ ⇒ マシーンでトレーニング

⇒ 19時10分試合開始 ⇒ 帰宅 ⇒ 食事 ⇒ 調子によっては夜もトレーニング ⇒ マッサージを受ける 

⇒ 午前3時就寝

イチローの習慣:ノーストレス生活 – 多言語生活 ~マルチリンガルの頭の中~ (gengo-kotatsu.com)

「子供の頃のイチローは、学校から帰ると父と二人で毎日欠かさず、家の近くのグラウンドで練習した。キャッチボールをした後、ピッチング練習を30球。ちゃんとホームベースを置いて、試合に準じた練習をした。しかも巻き尺を使って少年野球でのバッテリー間、16mの距離をきっちり測っていた。フリーバッティングでは70個のボールを3セット、あわせて210球を打った。突然、速い球を投げてもらったり、遅い球を投げてもらったりしながら、速い球も遅い球もしっかりとらえる身体の粘りを身に着けた。内野ノックではサードショートの位置で30本、外野ノックではセンターの位置で30本の打球を受けた。ノックバントは使わず、試合で使うバットでノックをしてもらった。打球音の感覚を磨くためだった。さらに近所のバッティングセンターへ行き・・・」

イチローインタビューズより

②落合博満

「キャンプで投球マシンに正対してカーブを払い打つ「正面打ち」や、打撃投手に時速80キロ程度のスローボールしか投げさせないフリー打撃など、独特な練習法」

思えば落合博満は遊びのようにノックバットで“スライス回転”させていた『オレ流打法』でアーチ架けた中日・根尾に期待:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)


③大谷翔平

花巻東の野球部は全寮制だ。基本、テレビが禁止なために同級生の部屋に集まって高校生らしい会話を生き抜きとするのが普通だろう。
大谷は違っていた。寮で黙々と野球の研究にいそしんでいたのだ。
「今は禁止になったようですが、ぼくらの代の時は、パソコンは量に持ち込めたんです。それで翔平はYouTubeでプロ野球、特にメジャーのダイジェストをコレクションしていました。ホームランなどのいいシーンを繰り返し見直しながら、長椅子地のときは足をこう動かすのか、といった感じできちんとノートにまとめていく。野球に関する書籍、特に野球理論は専門誌とかを買って、それも自分なりに研究していましたね。

証言大谷翔平より

私は野球理論に関する書籍が気になってしょうがなくなってしまった。
そこで、グーグルスカラーで検索してみることにした。

https://orsj.org/wp-content/corsj/or57-1/or57_1_11.pdf

結構面白い。

④王貞治

王貞治氏が真剣を使って練習していた理由の秘密

真剣を使う練習でのメリットとはなんでしょうか。

真剣で藁や半紙を切ろうとすると、

力の伝達が効率的に達成され、力の伝わる方向に剣を向けなければ切れない

という特徴があります。

もし上記の条件を満たさなければ、片刃から逸れて切ることができません。

藁に対して適切な角度で瞬発的に大きな力を注ぎ込まなければ、刀は藁に負けてグニャリと曲がってしまうそうです。

王貞治氏が真剣を使って練習していた理由の秘密 ~バッティング技術の本質が見えてくる~ - takebat.com


このような細かい話が面白い。

⑤ロナウド

「彼の練習量は凄まじい。練習場に一番最初に来て、一番最後に帰る。すごくプロフェッショナルで、練習中も勝利を求める」

クリスティアーノ・ロナウドの練習量に対する評価は?努力量が恐ろしすぎる! | 週末世界のFootbool (syumatsusekai-football.com)


「僕は、最初に体を温めるためにピッチの周りを何周か軽くランニングするんだ。そのあとにストレッチをしながら筋肉の緊張をほぐしていくよ。個人でランニングマシーンや自転車でトレーニングをする時も同様さ。しっかりと体を温めてからトレーニングを始めることが大切だと思う」

そして、ジムでトレーニングをするときは主に心臓血管を強化するトレーニング、ランニング、ウェイトトレーニングを混ぜたサーキット方式を取り入れているそうだ。それにプラスして瞬発力が求められるトレーニングを数多く行っていると明かす。

しかしトレーニングをする時間は決めてはいないと、やや驚きとも言える事実についても説明している。

「自分が集中してできる時にやれればそれでいいと思う。例えば朝、目が覚めてから、もしくは寝る前に寝室で腹筋のトレーニングをしたり、自分のルーティンに合わせることができれば自然とトレーニングが楽しめるんだ」

「妥協を許す時間はない」超人クリスティアーノ・ロナウドを作る食生活と練習内容とは? | Goal.com 日本


いかがであっただろうか。
今すぐにでも自分自身のトレーニングに応用可能な手法が入っていたのではないだろうか。
さあ、あとは実際に取り組んでみる。そして、アレンジし続ける。

我流を究めようではないか!!!


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