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書評コラム【あなたの人生に、ちょっとした彩りを】

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あなたの人生がちょっと豊かになる、そんな書評コラムを執筆します。
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“書評”なんて書かない #5書評? 発信する勇気

“書評”なんて書かない #5書評? 発信する勇気

「書評コラムなのに書評を書かないって……どういうことだ!」

なーんて、お叱りの声が飛んできそうなタイトルですね!
いやホントにすみません、読む前はガチガチの書評を書こうと思っていたんですよ。(ホントですよ!)

でも、読んでしまったら……書評なんて書けないや。

むしろ、書くべきではない。

そんな風に私の中の人が言ってきかないので、今回は感じたことを自由に書きます。

「あなたの個人的な感想に

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待てる夫と待てない私。 #4書評 お父さん、気づいたね!

待てる夫と待てない私。 #4書評 お父さん、気づいたね!

私はうどん屋で、6分も待てない。

その日は肌寒く、アツアツの釜揚げうどんが食べたかった。しかし、運良く茹でたてのうどんがある可能性は極めて低い。

釜揚げうどんは茹で上がったうどんを冷水で締めずに提供するから、たいていの場合は茹で上がるまで待たねばならない。

私はいつも「1分1秒もムダにできない」と思っている。だから、うどん屋で釜揚げうどんを食べるために、6分も待てないのだ。

諦めてほかのメ

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「正しい母親」とは、誰が決めるのか? #3書評 かがみの孤城

「正しい母親」とは、誰が決めるのか? #3書評 かがみの孤城

友人にすすめられた1冊、「かがみの孤城」。

私はこの小説を読むのをすごく楽しみにしていた。というのも、本好きの友人がすすめる小説には、ハズレがないからだ。

ウキウキと心を躍らせながら、読みだしたのもつかの間……。

「息ができない」とか、「喉がつまる」とか、そういった感覚を小説で味わったのは初めてだった。

いつもは腑轍して見えた本の世界が、今回ばかりはそうもいかない。

現在と過去と未来を、

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いままでの失敗は全部いまにつながっている。 #2書評 ハリーポッターシリーズ

いままでの失敗は全部いまにつながっている。 #2書評 ハリーポッターシリーズ

「やってしまった」いままで生きてきた人生の中で、何度このセリフを口にしたことだろう。誰だって数え切れないくらい多くの失敗を重ねてきたはずだ。

目を覆いたくなるような失敗も、笑い話になった失敗も。過去があるから、いまの自分がいるんだと思う。

ハリーポッターシリーズは、そんな当たり前のことを思い出させてくれた小説。

私がまだ20代だったころ、親友の結婚式に参列した。その親友とは家族ぐるみで仲良く

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「なりたい自分になる」髪のコスパなんて考えたことなかった。 #1書評 髪のこと、これで、ぜんぶ。

「なりたい自分になる」髪のコスパなんて考えたことなかった。 #1書評 髪のこと、これで、ぜんぶ。

髪のコスパを考えたことがある人って、どれくらいいるだろう?少なくとも、私にはない。

そもそも、「なりたい自分」を髪で表現しようなどと思ったこともなかった。日々の忙しさや子育てに追われ、どんな自分でいたいのかなんて考えてこなかったのだ。

自分のことにはあまり関心がなかった私に、「もっと自分を好きになって!表現を楽しんで!」そんなメッセージをくれた本。

私の髪は、反抗期の子どものようだ。無限に広

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書評コラムをはじめます!「あなたの人生にちょっとした彩りを」

書評コラムをはじめます!「あなたの人生にちょっとした彩りを」

「書評コラムをはじめます」

こんにちは!Webライターの青原ももです。

突然ですが、私、本が大好きなんです。テレビはいらない、娯楽には本だけあればいい。それくらい、本を愛しています。

物心ついたときから家には本があふれ、マンガに囲まれ、父が買ってくる新刊をワクワクしながら待っている。そんな子どもでした。

小学生のとき、教室に居場所がなかった私を救ってくれたのも本でした。休み時間は図書室に通

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