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冒険の記録 【プロフィール】


樺島ざくろといいます。
児童文学や絵本、小説などを書いて、ときどき応募しています。
家族は、子ども3人と夫1人と、金魚2匹。
好きなものは、字の書いてあるものと、甘いもの。
マンガも大好き。あと読み聞かせも。
読み聞かせは、10年以上ボランティアをやっておりました。

書くことを始めたのは2020年の5月頃、コロナのステイホーム期間のことでした。 
不安も閉塞感も、わが家の人口密度もいっぱいいっぱいだったあのとき。
私は物理的にも精神的にも酸欠の金魚っぽくなっていて、家でできる新しいなにかを探していました。


この間の母の日に、次女に「お母さん、なにがほしい?」と聞かれました。
かわいいのよ、反抗モードでないときはね。

で。
「じゃーアイコンにできるようなイラスト描いて。えーとカバで!」
とお願いしたところ、描いてくれたのがこのカバシマさんでした。

ももいろでぽっちゃり。
でも、意志の強そうなカバシマさん。
きっと食いしんぼうで明るくて、「アラーどしたの?」なんて
あちこちドタドタ走り回って、いちいち首を突っ込みそう。
うん、いいね!

このカバシマさんに「樺島」と漢字を当てて、
それから私、1月生まれだから
誕生石のガーネット=石榴石から「ざくろ」をもらって、
「樺島 ざくろ」と名付けました。自分を。



あれから3年。
ももいろカバのカバシマさんとの旅は、「だれだれちゃんのお母さん」だった私が「樺島ざくろ」になって飛びこんだ、新しい冒険の旅でもありました。

今まで世界のすべてだと思っていた場所の外側に、こんな広い異空間があったのねー!? というような衝撃。
書くことってだれの前にもあって、しかも無料で今すぐできることなのにね。
しばらくの間、私は育児とか介護とか、半径小さいメートル圏内でのサポート業が生活の全てで、脇役ポジションが当たり前になっていたので。
自分のことを書くことなんてもちろん、立ち止まって考える余裕も習慣も持たなかったんだよ。
大げさに聞こえるかもしれないけれど、びっくりしました。
私も書いていいんだっていうことが。


そんなわけで3年間続けてきましたが、ひとまずこれまでをふり返る活動メモ帳を作りました。
プロフィール設定があるのを知って、変なタイミングだけど、遅ればせながら書きたいと思っていたのです。
旅の足あと、旅先での思い出スナップみたいな感じで。
随時更新予定です。


【2023年】

* 「公募ガイド」第5回W選考委員版「小説でもどうぞ」(テーマ=魔法)
 佳作 「幸せの黄色い財布」

最優秀賞は「公募ガイド」本誌に掲載される、この公募。
佳作は名前掲載だけでしたが、「樺島ざくろ」が活字になり嬉しかったです! 
(2冊買いました!)
亡くなった父の財布からひょっこり1万円が出てきた事件をもとに書いた話です。


* WOWOW×note企画 #映画にまつわる思い出
 入賞 「帰れないけど帰れる場所」

『E.T.』を観たときの、家族の小さな思い出話です。
もうなにも付け足されることがないはずの古い思い出に
こうして思いがけない上書きがほどこされて、しみじみ嬉しく思っています。


* 第39回日産童話と絵本のグランプリ
 佳作 「サワタリくんのパンツ」

初めての受賞電話。初めての表彰式。
誇らしい気持ちといっしょに、くやしい気持ちも味わいました。
次は・次に・次を、と、「次」を考えさせてもらった体験です。


【2022年】

*文学フリマ東京35 出店

同人誌の作り方もわからないし、そもそも文フリなんて行ったことがない!
それなのに夫とふたりして、図々しく参加してきました。
出会いいっぱいのよき冒険。
あのとき、気まぐれで無謀な勇気がぽっと出て良かった。


*「公募ガイドONLINE」第9回「小説でもどうぞ」(テーマ=冒険)
 最優秀賞 「マジ勇者」

ステイホーム中に息子にそそのかされて始めたゲーム、『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』の体験をもとに書いた作品です。
創作の公募で初の白星。
すっごくびっくりしたし、めちゃくちゃ嬉しかったです。

*後日このときの賞金で、続編の『ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム』を購入いたしました。(ただいま絶賛プレイ中)


【2020年】

* 村上春樹『猫を棄てる』みんなの感想文コンテスト
  文藝春秋サイト「本の話」掲載 「猫は棄てない なにかを洗う」

在宅で介護していたときの、父のふしぎな言葉を思い出して書いた感想文です。本に出てくる夙川の近くに住んでいたことがあり、身近に感じながら読み、書きました。


カバシマさんと私の冒険は、これからも続きます。
最近、年齢を理由になにかと小さくなってしまいがちなんだよね。
負けたくないね!

今まであまり走らない人生だったので、とにかく遠くまで行きたい。
あちこちドタドタ、思いっきり走りたい。
迷ったり、立ち止まったり、ふて寝する日があっても、いい旅と呼べる日々でありますように。
ひゃっほう!

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