0からの文学フリマ東京35 ②お品書き
文学フリマ東京35、間近となりました。
文学フリマ東京35【入場無料】
2022/11/20(日) 12:00〜17:00
会場: 東京流通センター 第一展示場・第二展示場Eホール
どうやら参加の皆さんは、出品作品を「お品書き」と銘打って紹介する習わしらしい。
出店するってことは、1日だけの小さなスペースとはいえ、「わたしの店」ってことだもんね。制作・販売だけでなく、告知や営業、お店の設営や装飾も担当してこその、おらが店、おらが城。
いいね! 大人のお店屋さんごっこみたいだ。
次女が告知用のイラストを描いてくれたよ。高3で絶賛受験生だけど。
私たちのブースでは、以下の2冊の本を販売予定です。
①子育て俳句集【竜宮城遊び】 鹿村剛水
夫氏こと鹿村剛水が20年間の父ライフの中で詠んだ、子どもに関する俳句を自選&自解釈した句集。わが家の育児アルバム的な俳句たちです。
3人の子らは年々大きくなり、現在、中・高・大学生。今はそれぞれ自分の世界を持ちつつあり、むじゃきに家族がいちばん! という時代は終わってしまったのよね。頼もしいけど、さびしさも一抹。
小さくてまとわりついてきた頃は大変だったけど、あの頃はあの頃で楽しかったよね……。
そんな育児の懐かしさに立ち止まってしまう、ノスタル爺句集です。
②短編SF児童文学【ドッペル・ドミナント】 樺島ざくろ
わが家のちょっと不思議な事件から生まれた、半分ほんとうのSF。
ある日、息子が「お母さんを見たよ」と言いました。でも私はその日、そんな場所に行っていないのよ。それなのにその人ね、私が持ってるような服を着て同じエコバッグ(ちょっと珍しいやつ)を持ってたというの。
また別の日。夫が息子の友人Sくん(金髪)を見たと言いました。しかも彼が見たのは、5年前くらいの小さな姿のSくんだったというの。うちの地域、他に金髪の子なんていないのに。
ヒー! どゆこと? ドッペルゲンガー? と、怖がりながら書いたお話です。
タイトルの「ドッペル・ドミナント」は、音楽をやっている長女が教えてくれた音楽用語です。
お値段設定、どうしようか迷ったのですが、コピー本の俳句集は100円に、印刷した私の本は300円にしました。
お高いかしらね?
こんな無名の人たちの本、需要があるとは到底思えない。夫婦本セット割で2冊で350円とかにしようかしら。ああ、それならお釣りを用意しないと!
明日1日で、値札とかPOPとか、設営の準備もしないといけないな。
あ、名刺も! 印刷してない!
あとはなんだろ? 布は買ったよ。他にはテープとか?
ああ、あわただしいな。楽しいけどさ。
寒くて雨も降るみたいだけど、当日はいちばん好きなスカートをはいていくんだ。
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