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ひとり卒業制作 白いシャツ編

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週1回のパターンスクールに通い始めて、5年がすぎました。専門学校なら2年次終了と同じくらいの時間を学んできました。 パターンスクールに卒業はないけれど、ちょうど良い区切りなので、…
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お祝いごとがある日のブラウス

お祝いごとがある日のブラウス

さくらもほころび、春がやってきたと心がそわそわする季節です。

学生なら卒業や入学、お仕事なら年度末を迎えたり、大きなプロジェクトが完了したり、スタートしたりと、いろんなお祝いごとがありますね。
そんなときに着たい、白いブラウスです。

ベースはラグランスリーブのたっぷりしたシルエット。

でも、じつはヘンテコな形のパターンで構成されています。色違いのブラウスで見ていただく方がわかりやすかもしれま

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I'm learning now

I'm learning now

少し厚めの生地で作ったシャツの上に、カーディガン。冬の幸せ。

5月に作ったオックスフォードのシャツ、より着心地が良いようにバージョンアップしたパターンで作りました。モザイク生地は、いままでに作った白いシャツの端切れ7種類で作りました。

ガゼットは、モザイクになる一歩手前の、ストライプ。

使用布 本体 Check&Stripe フランネルラパン アンティークホワイト
    モザイク部 色々7

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ウールのボウタイブラウス

ウールのボウタイブラウス

ここ数年、暑い暑い夏が終わった...と思ったら、あっという間に晩秋のようなひんやりとした空気に包まれるようになりました。
大好きな「シャツ1枚で過ごせる爽やかな季節」が短くなったように思います。

秋が深まるのを感じながらも、10月になったばかりだもの、もう少し、シャツ1枚で過ごしたいよね、とういわけで、ウール100%の柔らかな生地を使ったボウタイブラウス、作りました。

リボンブラウスといえば共

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背筋を伸ばして歩くシャツ。

やっと!やっと爽やかな季節がやってきました。高く澄んだ青空も、軽やかな風が吹き抜けるのも、甘い金木犀の香りも、待ちわびてました。9月です。
(今日はもう10月ですが...)

季節が確かに変わっていくのを感じたら、背筋を伸ばして、大きな歩幅で、伸びやかに歩きたくなりました。そんな秋の始まりに着たい白いシャツ、作りました。

まだ暑い日があるので、袖は7分に。
脇のプリーツがポイントです。カチッとし

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ゆる〜り、ゆるりと過ごすシャツ

ゆる〜り、ゆるりと過ごすシャツ

あまりの暑さが続き、疲れがたまってくる8月。ようやく訪れた休暇では、こころもからだも、ゆるりとほぐしたいですね。

シンプルなシルエット。風がとおりぬけるゆとり。かぶりで着られる気軽さ。着崩れしない適度な首回りのあき。アイロンもしなくていい。とにかく、ゆる〜り、ゆるりと過ごせるよう、ノンストレスなシャツを目指しました。

水にうかんだ波紋をイメージして、レースを縫いつけました。でも何にも飾らない、

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たっぷりフレアのノースリーブシャツ

たっぷりフレアのノースリーブシャツ

強い強い陽射しに体力を奪われた7月。肩を出すのは苦手だけれど、さすがに暑くてノースリーブシャツを着たくなりました。

たっぷりとったフレアの動きが、蒸し暑い空気を軽やかにしてくれますように。甘くなりすぎないよう、襟とヨークでしゃきっとした感じにしました。

肩や二の腕がきれいに見えるラインと、タックの分量や向きのバランスをとるのが難しく、何度もトワルを組み直しました。肩幅、胸幅、アームホールのライ

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ふんわりふっくら、レース袖のブラウス

ふんわりふっくら、レース袖のブラウス

梅雨です。蒸し暑い。でも肌寒い。洋服選びに一番困る季節かもしれません。

じめじめした空気をそよ風のように感じられたら...そう思って、レースをたっぷり使った6月のブラウス、作りました。

身頃はタイトなシルエットなので、コンシールファスナーで脇を開けて着やすいようにしました。「動きとゆとり編」の学びも生きています。

使用布  身頃 Check&Stripe やさしいリネン アンティークホワイト

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ラグランスリーブのリネンブラウス

ラグランスリーブのリネンブラウス

ゴールデンウィークを迎えると急に日差しが強くなります。けれど、朝晩は冷えるし、長袖に慣れた体に、半袖はまだ心もとない。
襟ぐりからも袖からも春より少し多めに肌を出す、そんな5月のリネンブラウスを作りました。

ラグランスリーブの切り替え位置を少し変えるだけで、袖のふりが大きく変わるので、その調整に苦労しましたが、いい勉強になりました。

使用布  布 Check&Stripe やさしいリネン アン

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オックスフォードのシャツ 先生のコメント

オックスフォードのシャツ 先生のコメント

これが一番緊張するのですが、やらないわけにはいきません。
出来上がったシャツをパターン教室の先生に見ていただきました。

このシャツを作るときに、タイトなシルエットであることと、台襟が高め(3.5cm)なことで、「第1ボタンをかけても苦しくない襟ぐり」を作るのに苦労しました。トワルだけでなく、外で着られる試作品を作って、着心地を確認したあとに、襟ぐりのラインや襟ぐり深さを調整しました。改善したので

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オックスフォードのシャツ

オックスフォードのシャツ

春になり爽やかな風が吹き抜けるとシャツを着たくなります。
でも花冷えの日には、薄いセーターやベストを重ねたい。
だからすっきりとしたシルエットのベーシックなシャツを作りました。
自分サイズなら、タイトでも着心地は抜群です。

襟や袖口、ガゼットにピンクを散らしました。
ベストの襟や裾から明るい色味がのぞくと、気持ちも楽しくなります。

共布のコサージュはシャツ1枚の日は胸に、ベストを重ねた日は襟元

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