Kiku Nakazawa

ママはてんごくにいるよ。

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最近の記事

あったかい空間体験。『死んだけどあのね展』

足を止めて下さった方によって、展示会の雰囲気や作品との鑑賞方法が変わる。 カップル同士で手を繋ぎながら、同じ死別物語を読んでいたり。 一緒に来た友達がこの話おすすめだよって、隣の友達に渡していたり。 子供が、「このわんこの死別物語ママいいんじゃない〜?」ってお母さんに渡していたり。 様々な鑑賞者の姿を見て、『死んだけどあのね展』をして良かったなと、改めて思いました。そして、4月4日をもって無事に終了することができました。ありがとうございます。 そして、みなさんが、こ

    • 空間は人を傷つける。『死んだけどあのね展』

      『死んだけどあのね展』無事に終わりました。足を運んでくださった方、SNSで応援してるねと連絡をしてくださった方、本当にありがとうございました。 来てくださった方々に、感謝だけではなく、自分がこの展示を通じて学べたことや感じたこともお伝えしたいと思ったのでnoteにまとめることにしました。 沢山の方々との対話を通じて、いろいろな発見ができたので、いくつか分けて投稿します。 4月3日10時 2日目の展示での最初の鑑賞者 プロジェクトを一緒に動かしているメンバーの友達が展示

      • 死の知らせ

        4月1日から4日(10時~21時)まで、 渋谷スクランブルスクエア7階で 『死んだけどあのね展』を行っています。 スクランブルスクエアにお買い物をしに来て、たまたま展示を見かけて足を止めてくださる方、私のSNSから展示を見にきてくださった方、沢山の方に死と触れ合う時間を提供できたことを嬉しく思います。この展示を見て感じたことは、すぐに出てくるものでもないし、時間をかけて向き合うものだと思うんです。この展示での出会いが、何かのきっかけになればと思っています。 今日の展示会で

        • 「天国にいるママの話をしたい。」

          友達と身近な人の死について語る人はいないのではないか。可能ならば過去に経験したくなかったママの死。死別から約3年がたった今、天国にいるママについて他者に話せるのか想像もできなかったし、死と向き合うにはかなりの勇気が必要であった。親友のカナに「天国にいるママの話をしたい。」と約束した日は、いつも以上に2人ともソワソワしていた。私達2人が勇気を出して、死の瞬間について語ったので、最後まで読んで頂けると嬉しいです。(カナについてはこちらをご覧下さい。) 私はこれまでママが病気だっ

        あったかい空間体験。『死んだけどあのね展』

          私の相棒

          人が一生の内、何らかの接点を持つ人と出会う確率は24万分の1。 そのうち友人と出会う確率2億4千万分の1。 そして親友と出会える確率は24億分の1らしい。 こんな奇跡の中で、こんなにも友達に恵まれている私は世界一の幸せ者だ。 今回は、私のinstagramによく登場する佳奈について紹介をしたい。最近は、佳奈と一緒にいる希公が最強だよねって言われることが増えた。 同じ高校にいた人は佳奈の存在を知っていると思うが、佳奈とは何者だ?というところをみんなに伝えようと思う。(

          私の相棒

          あの世へ送り出す瞬間

          先日、棺の企画・製造・卸を行なっている共栄さんの工場へお邪魔してきた。会社の方々があたたかく迎えて下さり、言葉では表現できないほどの刺激をもらった。また棺の話だけではなく、死に関しても様々な想いを聞くことができ、勉強になった。 工場見学では、様々な種類の棺を見せて下さり、入棺体験もした。外からの声は聞こえてくるのに、棺の中からの声は外に届かない。故人は何も語れず、残された人は故人に想いを伝える、棺空間は死という状況と似ていると感じた。 様々な種類の棺の中でも、メッセージ棺

          あの世へ送り出す瞬間

          自分の価値を信じたい─MAKERS-U18に参加して

          私は、2020年3月25日から5日間、"やばい"高校生が集まるmakers-u18というプログラムに参加した。 "やばい"という言葉以上に表現が見つからない、夢に向かって頑張る高校生30人の集まりである。 makers-u18が終わってから約6ヶ月が経った頃に、オンライン上で中間共有会が開かれたり、数人でご飯に行った。知らぬ間に登記を行なっていた子がいたり、仲間の成長から刺激がもらえた。仲間の成長はとてもとても嬉しかったが、「自分自身が置いていかれている」と感じた。それが

          自分の価値を信じたい─MAKERS-U18に参加して

          私がnoteを始める3つの理由

          初めまして、希公(きく)です。 希公という名前は、"誰にでも公平に、公の場で堂々と希望を与えられるような子になって欲しい"と込められています。 そんな私は文章が苦手なのに、noteを始めます。 理由1:私の想いを発信したい。私は高校時代、病院内にアートを取り入れて患者さんに癒しを届けるホスピタルアートの活動をしてきました。その当時、周りから意識高い系に見られるのが嫌で、noteやinstagramで情報発信をしてきませんでした。ですが、同世代(U-18)で起業している人

          私がnoteを始める3つの理由