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〜人生〜 エピソード0

今日、私は人生というものを感じた

   "パパがパーキンソン病になりました"

私は現在23歳、来年就職を控えた大学四年生だ。私は、小さな村で三兄弟の末っ子長男として生まれた。長女とは9歳、次女とは6歳差。私の周りの同級生達と親の年齢を比較すると平均10歳ほど私の親の方が年上であった。

"少しだけ嫌だった"

そんな私が大学生になり2023年 10月 17日

母親からのLINE

「パパがパーキンソン病になりました」という一報が入る。パーキンソン病とは、震え、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気で、50歳以上で起こることが多く難病指定されているほど大きな病気である。父親は現在60歳。今年還暦を迎えた歳である。父親は建設業をしており副業として実家でコテージを経営している。母親は、高齢者にストレッチや軽い運動などを通じて健康維持を促すインストラクターとして働いている。二人とも元気に生活していた。

"その一報が来るまでは"

その日、私は来年就職をする企業での研修に参加していた。研修を終えて帰宅途中にLINEの通知が来た。   

頭が真っ白になった

     父親が病気。考えたくもなかった。

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